第72章 最良のパートナー
20億年以上前に私たちの祖先である嫌気性の古細胞アーキアは、好気性のアルファプロテオバクテリアと出会い、細胞内で共生を始めました。古細胞アーキアはアルファプロテオバクテリアを外敵から守り、進化に必要なエネルギーを手に入れました。
第71章 病魔からの脱出
行き過ぎた清潔信仰で、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状や気管支喘息を発症します。花粉症もがんも、善玉菌が活発に働ける環境を整備すれば発症しません。腸内細菌は体を守る自衛隊、腸内細菌を補充して活性化し、体を守ってもらいましょう。
第70章 死ぬということ
人はだれしも、死とはどういうことなのかを詳しく知りたいと思っている。人の死にゆくさまを率直に語り合って、はじめて我々が最も恐れている死の側面に対処できる。人はどのようにして死んでゆくのか、看護の現場で見られた死にゆく人々の姿を学ぼう。
第69章 自律神経を正常に6
痴呆と認知症予防は、色の濃い野菜や果物を食べる、ナッツやカボチャの種を食べる、青魚を食べる、加工食品は避ける、40分間×週3回歩く、好奇心を持ち続ける、良質な眠り、常に笑顔、硬いものを噛む、誰かを愛するか誰かの愛を感じることが最も重要。
第68章 自律神経を正常に5
人間の体は、年齢を重ねるに従い心臓、肺、肝臓、腎臓など多くの臓器や組織の働きが低下する。なかでも注意したいのが腎機能と肝機能の低下で、薬は肝臓で分解されて腎臓で排出される。これらの機能が低下すると薬の代謝と排出が遅くなり、薬の効果が強く出過ぎて副作用が現れやすくなる可能性があるという。
第67章 自律神経を正常に4
高齢者が注意を要する感染症は、新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、肺炎球菌の肺炎、結核菌の感染、レジオネラ肺炎、ノロウイルス感染症、尿路感染症、帯状疱疹、腸管出血性大腸菌感染症、肝炎などで、接触感染・飛沫感染・空気感染に注意しよう。
第66章 自律神経を正常に3
人口の年齢層は、14歳以下を年少人口、15~64歳までを生産年齢人口(現役世代)、65歳以上を高齢人口という。高齢者の割合が全人口の7%以上を高齢化社会、高齢者の割合が14%以上を高齢社会、21%以上を超高齢化社会、28%以上を超高齢社会という。
第65章 自律神経を正常に2
WHOの定義で、45歳以上を中高年齢者、55歳以上を高年齢者、65歳以上を高齢者、75歳以上を後期高齢者、85歳以上を末期高齢者という。信長公記に、織田信長が幸若舞の敦盛「人生50年」と詠ったとあるが、寿命はずいぶん延びたものである。
第64章 自律神経を正常に1
高齢になられたあなたは、自分自身に自信があるだろうか。忍び寄る高齢化に伴う認知症や介護の不安、いつ襲われるかしれない異常気象による災害、そして、ついていけないテクノロジーやスマトホの操作。現代は次々と生まれいずる悩みの連続といえる。
第63章 認知症について
札幌市医師会は、札幌市民のみなさまを対象に「家庭医学講座・市民健康教育講座・地域健康教室」の医学講座を開催し、「家庭医学講座」では、過去の講演動画を期間限定で掲載しています。年2回発行している市民広報「健康さっぽろ」の記事を要約しました。
第62章 コロナ後遺症
2019年の年末から中国の武漢で始まって新型コロナウイルス感染症は第8波と感染拡大を繰り返し、現在のオミクロン株では、感染者数は一桁以上も多く、札幌市内の後遺症外来を受診する患者は増えています。
第61章 手根管症候群
手根管とは、手根骨と横手根靱帯(屈筋支帯)で囲まれた伸び縮みのできないトンネルで、4本の指を曲げる腱と正中神経が通過します。手根管内で何らかの原因により正中神経が圧迫されると手根管症候群が発生します。手がしびれて痛みで眠られなくなります。
第60章 緊急時以外薬は不要
いつも医師が見るのはパソコンの画面で、診断基準は検査データのみ。別の不調があれば患者の顔色を見ることなく、では検査しましょうというだけです。あなたは体内の百人の名医に気づかず、薬を飲み医者の言うことを守れば健康になれると錯覚しています。
第59章 ボケないために
78歳が目前に迫ると、苦しまず眠るように静かに死んでいくことが願いとなる。問題はその時期が来るまで、寝たきりになったりボケたくはない。ボケないための工夫が様々あるなかで、誰もができてもっとも自分に合った方法を探した。
第58章 老化防止に役立つ施設
地球環境を守りよりよい環境を次世代へ引き継ぐため、未来へ向けてみんながずっと安心して暮らしていける持続可能な社会を目指して、真面目に考えてやるべきことを自ら判断し、積極的に取り組むために老化防止に役立つ市内の主な環境関連施設を紹介します。
第57章 老化を考える
厚生労働省が2020年07月31日に発表した平成30年簡易生命表によると、2019年の日本人の平均寿命は女性87.45歳、男性は81.41歳となり、ともに過去最高を更新した。女性は世界一の長寿で、男性はスイスについで第二位の位置にある。長寿は喜ばしいが…。
第56章 疾病から身を守る
中国湖北省武漢市で発生した新種コロナウイルスに感染すると、急性の呼吸器感染症を発症する。マスクを入手できない状態だが、マスクを着用することによる効果はあまり認められていない。人込みを避け、手洗いとうがいが最善とされている。
第55章 骨粗鬆症は治る
妹が骨粗鬆症で悩んでいることを知り、私が実践していた対策を伝えました。私が60歳の時の骨密度は年齢相応でした。それが80歳の現在、骨密度は30歳の若者よりも増加して整形外科医も驚いています。高齢者でも後期高齢者でも骨粗鬆症は治せるのです。
第54章 遺伝子の活性化
受精した卵子は卵割を繰り返し、子宮へ運ばれて着床する。卵子と精子の遺伝子が合体して一対の遺伝子「DNA」となる。筑波大学の村上和雄教授はこの「遺伝子ON」の生き方を提唱されていらっしゃる。以下は著書「生命の暗号」の要約である。
第53章 過酷な旅路
新しい生命の始まりは精子と卵子というたった二つの細胞の出会いから始まる。しかも卵子の策略によって数々の困難が待ち受け、精子の授精は一億分の一という確立である。このような過酷なレースは、弱肉強食の世界を生き抜くための知恵である。
第52章 人類への貢献に参加を
地球外知的生命体探査プロジェクトは終了しました。近い将来、治らなかった病気等が根治できるよう World Community Grid プロジェクトに、あなたのコンピューターコンピューターの空き時間を使わせて頂くだけで、人類を救っていただけませんか。
第51章 十年来の難題解決
令和3(2021)年8月、意を決して脊柱管狭窄症の手術を受けた。おかげで、第6章の脊柱管狭窄症を克服、第21章の脊柱管狭窄症その後、第51章の変形性足関節症に悩んでいたが、これらに難題はすべては解消した。
第50章 変形性足関節症
左ひざの半月板左側にキリを刺されたような痛みがあり、一ヶ月後に右ひざの半月板上側に強い痛みを感じて歩行困難となり、熟睡できずに整形外科病院で診察を受けた。足首の右くるぶしに激痛を感じ、X線技師のレントゲン撮影位置合わせで痛みが氷融した。
第49章 阿保博士の免疫学
白血球の自律神経支配のメカニズムを解明した、国際的に著名な免疫学者である新潟大学の阿保徹教授が「現代医学は間違った方向へ進んでいる」と警告された。ほとんどの病気は免疫力を高めることで予防できるし治すこともできると云い残された。
第48章 脳細胞の活性化
前章でご紹介した「三石巌の分子栄養学」の続編と児玉光雄氏の記憶術である。歳を取ると度忘れが目立つようになり、いま何をしようとしたのだろうと短期記憶が不得手になる。分子生物学で脳の記憶の仕組みを考え、脳を鍛えて記憶力を鍛えよう。
第47章 三石巌の分子栄養学
1958年に成立した分子生物学は、人間の体が物質分子の集合体であり物理法則にしたがった存在であることを明らかにした。体を構成する分子の材料となるものが、日々の食事で摂取される栄養素であることから物理学者の三石巌氏は分子栄養学を創設された。
第46章 新型コロナウイルス
AIベンチャー企業ブルードットのAiは、2020年10月1日に日本の死者の総数は1,291人に達すると予測している。日本でもコロナウイルスが蔓延し始めてワクチンの注射も始まったが、5月26日に新たにアイフン医師の情報を追加した。
第45章 招かざる帯状疱疹
77歳11ヶ月となり加齢であることは認めますが、疲労やストレスがまるきりないのに発症しました。虎視眈々と病魔は狙っていたのです。できたのがしだいに癌に変貌し陽としていることも知らずに 様々な資料で調べると加齢により免疫力が落ちたからと説明されていましたが、まだ若いと思っていても現実には逆らえず何とも寂しい結果です。
第44章 障がいに関する知識
加齢と共になにか障がい者のためにお役に立つことができないかと思い、札幌市の保健福祉局障がい保健福祉部障がい福祉課の資料を読んでみると、あまりにも知らないことが多すぎると感じ、最小限知っておくべきことをまとめた。
第43章 煙草は止められる
日本は平成30年7月に「健康増進法の一部を改正する法律」を交付し、望まない受動喫煙をなくすことを目指して令和2年4月1日に全面施行します。また、北海道でも「北海道受動喫煙の防止に関する条例(仮称)」の策定に向けて検討しています。
第42章 片足立ちで靴下が履ける
あなたは立ったままで、壁や机に捕まらずに靴下を履けるだろうか。片足立ちで靴下が履ない原因をネットで調査すると、ロコモティブシンドロームであるという解説が目白押しです。疑問を抱いたボケていない77歳の爺さんが解決法をさぐり当てました。
第41章 誤嚥性肺炎の防止
物を飲み込む働きを嚥下機能と言い、口から食道へ入るべきものが気管に入ってしまうことを誤嚥と言います。還暦を迎えたころから、時々誤嚥を起こしてむせることがありました。誤嚥は老人性肺炎を招くと知り避ける方法はないか探しました。
第40章 今、心臓血管外科は…
2019(平成31)年5月11日、道新ホールで開催された医療法人札幌ハートセンター主催の第12回ハートセミナーで札幌心臓血管クリニック道井洋吏院長の講演「今、心臓血管外科は…」の要約です。
第39章 あなたの心臓は大丈夫
2019(平成31)年5月11日、道新ホールで開催された医療法人札幌ハートセンター主催の第12回ハートセミナーで札幌ハートセンター理事で循環器内科医の佐藤勝彦医師の講演「あなたの心臓は大丈夫」の要約です。
第38章 不整脈の正しい対処法
2019(平成31)年5月11日、道新ホールで開催された医療法人札幌ハートセンター主催の第12回ハートセミナーで札幌心臓血管クリニック循環器内科の北井啓之医師の講演「不整脈の正しい対処法」の要約です。
第37章 認知症サポーター
2019(平成31)年3月9日、社会福祉センターで開催された札幌市社会福祉協会主催の講演会で、独立行政法人地域医療機能推進機構、北海道病院付属介護老人保健施設の山谷修主任介護福祉士の講演「認知症サポーター養成講座」の要約プラス資料です。
第36章 大腸癌の予防
2018(平成30)年12月21日、札幌市白石区民センターで開催された札幌市徳洲会病院主催の医療公開講座で、札幌市徳洲会病院の北村雄治管理栄養士副主任の講演「食事で健康!大腸がんを予防する食事」の要約に最新情報を加えました。
第35章 いびきの治療
2018(平成30)年12月21日、札幌市白石区民センターで開催された札幌市徳洲会病院主催の医療公開講座で、札幌市徳洲会病院の酒向陽翠臨床検査技師より経験に基づいた講演「いびき!あまくみていませんか」の要約です。
第34章 心臓病で死なせない
2018(平成30)年10月20日、新札幌アークシティホテルで開催された医療法人札幌ハートセンター主催の第11回ハーとセミナーで札幌心臓血管クリニック最高経営責任者の藤田勉理事長の講演「心臓病で死なせない」の要約に調べた資料を加えました。
第33章 心臓疾患の治し方
2018(平成30)年10月20日、新札幌アークシティホテルで開催された医療法人札幌ハートセンター主催の第11回ハーとセミナーで札幌心臓血管クリニック副院長の光島隆二医師の講演「心臓疾患の治し方」の要約です。
第32章 不整脈
2018(平成30)年10月20日、新札幌アークシティホテルで開催された医療法人札幌ハートセンター主催の第11回ハーとセミナーで札幌心臓血管クリニック循環器内科の北井啓之医師の講演「健康診断で不整脈と言われたら…。?病院へ行く必要はありますか??」から「不整脈」要約です。
第31章 脳塞栓症
2018(平成30)年10月20日、新札幌アークシティホテルで開催された医療法人札幌ハートセンター主催の第11回ハートセミナーで、社会医療法人医翔会札幌白石記念病院野中雅理事長の講演から「脳塞栓症」の要約です。
第30章 腎臓病の進行を遅らせる
2018(平成30)年8月18日、札幌市医師会主催の家庭医学講座で手稲渓仁会病院腎臓内科の滝沢英毅主任部長の講演「腎臓病の進行を遅らせよう」は、スライド映像はなくレジメも項目のみで内容は準備不足、参考図書と実践していることをまとめました
第29章 治験とは何か
2018(平成30)年6月21日午後4時頃、札幌市中央区の路上でティッシュペーパーを渡されました。帰宅してから見ると、治験を案内するチラシがついていました。以前から興味を持っていたので、この機会に治験について調べました。
第28章 心臓外科のはなし
2018(平成30)年4月7日午後3時、札幌市民ホールで開催された札幌ハートセンター主催の医療公開講座で、心臓血管外科の道井洋吏医師の講演「心臓外科のはなし」の要約です。
第27章 不整脈を学ぼう
2018(平成30)年4月7日午後2時、札幌市民ホールで開催された札幌ハートセンター主催の医療公開講座で、循環器内科の北井敬之医師の講演「不整脈 戦う? 付き合う? 私はどっち?」の要約です。
第26章 動脈硬化の対策
2018(平成30)年4月7日午後1時、札幌市民ホールで開催された札幌ハートセンター主催の医療公開講座で、循環器内科の佐藤勝彦医師の講演「あなたの心臓は大丈夫~静かに忍び寄る恐怖…それは動脈硬化~」の要約です。
第25章 血液検査について
2018(平成30)年3月29日午後、札幌市白石区民センターで開催された札幌市徳洲会病院主催の医療公開講座で、三浦美香臨床検査技師の講演「血液検査のお話」の要約に、検査値で読む人体(高見茂人、講談社現代新書)を参考にしました。
第24章 たかが胆石されど胆石
2018(平成30)年3月5日、札幌市白石区民センターで開催された札幌市徳洲会病院主催の医療公開講座で、札幌市徳洲会病院の室田千晶外科医より経験に基づいた講演「たかが胆石されど胆石」の要約に日本消化器病学会ガイドラインの資料を加えました
第23章 循環器疾患と症状
2017(平成29)年12月18日午後、札幌禎心会病院で開催された市民医療講演会で、循環器内科部長の笠原洋一郎博士の講演「命が危ない循環器疾患とその症状」の要約です。
第22章 認知症について
2017(平成29)年12月8日午後、札幌市白石区民センターで開催された札幌市徳洲会病院主催の医療公開講座で、徳洲苑しろいしの岡本尚士施設長より経験に基づいた講演「認知症について」の要約です。
第21章 脊柱管狭窄症その後
左腿のしびれをストレッチで改善させ、2014年の6月には奥入瀬渓流沿いに約6kmを散策したと「第六章 脊柱管狭窄症の克服」に掲載しました。しかし、2016年に入ると再び左腿にしびれが出始め、病状が悪化したのではと考え整形外科へ行きましたが・・・、そんな時に「腰部脊柱管狭窄症ガイドライン」を知りました。
第20章 超音波でわかる血管の病気
2017(平成29)年7月5日午後、札幌市白石区民センターで開催された札幌市徳洲会病院主催の医療公開講座、「超音波でわかる血管の病気」と題した沖野久美子臨床検査技師の講演要約です。
第19章 脳梗塞の最新治療
2017(平成29)年5月20日午後、札幌市医師会館で開催された札幌市医師会主催の家庭医学講座「脳梗塞の最新治療」と題した4人の専門医師の講演「血圧を下げて得する内科治療、血管を広げてつなぐ外科治療、脳梗塞と魔法の薬、脳を救え!」の要約です。
第18章 脈で悩んでいませんか
2013(平成25)年度より毎年開催されている札幌ハートセミナーで講師を務められた医療法人札幌ハートセンター副理事長でハートリズムセンターセンター長、鵜野起久也医師の講演「脈のことで悩んでいませんか」を要約しました。
第17章 心臓の病気で死なせない
2017(平成29)年4月22日に札幌コンベンションセンターで開催された第8回札幌ハートセミナーで「札幌心臓血管クリニックの成り立ち・心臓の病気で死なせない方法」と題した医療法人サッポロハートセンター理事長である藤田勉医師の講演要約です。
第16章 ロコモ克服の秘訣
2015(平成27)年1月24日午後に札幌市医師会館で開催された札幌市医師会主催の医学界特別講演で、福島県立医科大学会津医療センターの白土修整形外科・脊椎外科学講座教授の講演「ロコモ克服の秘訣教えます」の要約に最新データと実践を加えました。
第15章 遺言と遺言書
2016(平成28)年10月27日午後、札幌市家庭裁判所主催の「裁判所市民講座終活」で籏本純子主任書記官の「遺言書検認手続について」、札幌大通公証役場の佐藤崇公証人の「公正証書遺言について」の講演要約です。帰宅して学んだ事項を捕捉しました。
第14章 自分の身体と向き合う
2016(平成28)年9月30日午後開催の白石区保健福祉部健康・子ども課健やか推進係主催のヘルスアップ教室「生活習慣の見直しでメダボ解消宣言」を受講。講師は、保健福祉部の保健師・管理栄養士・歯科衛生士です。厚生労働省のデータも加えました。
第13章 肌は内臓の鏡
2015(平成27)年1月24日午後1時30分より札幌市医師会館で開催された札幌市医師会主催第259回家庭医学講座で、三浦俊祐・貴子皮膚科の三浦俊祐院長の講演「肌は内臓の鏡~このサインを見逃すな!皮膚病と内臓疾患~」の要約です。
第12章 アンパンマンのエキス
献血ルームの落書き帳に残された感謝の言葉は、4歳の長男を小児がんで亡くしたお母さんがつづられたものでした。急激に増殖するガンに肩で息をしながら血液が届くのを待つ子、子どもの手を握り締めて祈り続けるしかない母。多くの人々が涙しました。
第11章 不思議な紫斑
入浴のため下着を脱ぐと、太ももの内側の付け根から足まで赤紫色で斑点状の小さなシミが両足に数百もでていました。皮膚科を受診すると毛細血管から血液が漏れ出す紫斑という症状。何度も現れては消え、ミカンのビタミンCが症状を完治してくれました。
第10章 ピロリ菌の除菌
3年連続して人間ドックで、胃に「下部アレア不同・胃角変形・中部小彎壁不整」の疑いがあるとされました。40代で胃潰瘍や十二指腸潰瘍を経験し、ピロリ菌に感染していると胃がんになりやすいと言わます。検査で常人の二倍以上というピロキ菌の量に仰天。
第9章 狭心症と血圧
10年ほど前から心臓の軽い発作を感じ、2014年3月はいつもと違う発作でした。循環器内科で血管拡張薬の投薬を受け、ニトログリセリン含有薬を持ち歩きました。血圧について調べるとおかしなことに遭遇し、精密検査で心臓に問題はみられません。
第8章 脂質異常症との闘い
医師は現れた症状を薬で抑えることを治療といい、血液検査で薬の副作用の有無をみながら自然に治るかもしれないと待っているようだった。医師の指示通りに薬を飲んでいても病は治らないと考え、病気の原因を調べて治す方法を自分で調べて実践した。
第7章 白内障への対応
テレビのCM画面で商品名を表示する色文字が浮き上がって見えます。薄いモヤがかかり、セピア色に濁ってきた視界はピントがボケてきました。交通信号機のどの色が点灯しているのか分らなくなりました。もう一度、もう一度真っ青な空が見たいと思いました。
第6章 脊柱管狭窄症を克服
腿の痛みとしびれが強くなり、歩行時は脂汗がにじみ出して10m毎に休まざるを得なくなりました。書店で購入した「壮快」で脊柱管狭窄症の発症原因を学び、紹介されている解消法を続けると、2014年に奥入瀬を散策など3日間で5万歩も歩けました。
第5章 糖尿病の恐怖
糖尿病の恐ろしさを知ってもらうために、月刊誌「学校事務1997年7~8月に連載された「君のエールを心の糧に」を若干加筆修正して転載しました。生活習慣に注意していれば、悲しい結果を迎えることはなかったとの教訓を彼は告げています。
第4章 がん治療の疑問
1997年7月7日、食道癌が肺へ転移した父は70歳で永眠しました。初診から5ヶ月半、自ら病と闘うことを許されず放射線と制癌剤の副作用に苦しみながら去りました。医師の云う治療は病を治すことではなく、薬を投与してどうなるか見ていることでした。
第3章 虫歯から入歯へ
高校生の時に初めてできた虫歯の治療を放置していたので抜かざるを得なくなり、その後も次々と虫歯を生み出して大半の歯を失いました。上顎歯をすべて失い取り外し可能な入歯となりました。愚かな行為から、予防に勝る治療はないことを知っていただきたい。
第2章 シラクモとフケ
子どもや若者は頭部に大量の汗をかきやすく、洗髪も十分に行う事は無理なため、白癬菌に感染してシラクモになりやすい。マラセチア菌が原因のフケも同様です。むかしのような荒療治はせず、菌類は皮膚科を訪れさっさと駆除してもらいましょう。
第1章 長い皮膚の病
幼児期に風邪をこじらせて皮膚病を患い、小学生の時にシラクモをDDTで撃退してもらい、吹き出物の激痛で歩けなくなり入院した産婦人科医院で出会ったとよみお姉さん。DDTやジンクピリチオンの効用を体験し、放置して多くの歯を失いました。