1.基本方針
2015年末までのウエブサイト「はげちゃんの世界」は、「HTML4」と「CSS2」で作成していました。近年「HTML」と「CSS」がバージョンアップして、対応できるウエブブラウザが増加し始めました。このような現状を踏まえ、可能な限り最新の技術でウエブサイトを編成すべく努力しています。
◇ 用語解説 ◇
・ウエブサイト(Web site)
1冊本のように、ひとまとまりに公開されているウエブページ群。
・ウエブページ(Web page)
ウエブページ群を構成する、ハイパーテキスで書かれたページ。
・HTML(Hypertext Markup Language の略)
ハイパーテキストでウエブページを作成するために開発された言語と文法。
・ハイパーテキスト(Hypertext)
複数の文書(テキスト)を相互に関連付け、結び付ける仕組み。
・CSS(Cascading Style Sheets の略)
ウエブページのスタイルを定義するために開発された言語と文法。
・ウエブブラウザ(Web browser)
ウエブページを閲覧するためのアプリケーションソフト。
近年WWWについてW3Cが勧告した最新の言語と文法は「HTML5」、スタイルの言語と文法は「CSS3」です。
5番目のメジャーバージョンであるHTML5は、「従来のHTMLやXHTMLに便利な機能を加えた言語」で、従来の機能が変更されたものや廃止された仕様もあります。HTML5の仕様などは開発途上で確定していませんが、W3Cメンバー、ソフトウェア開発者、その他のW3Cグループや関係者によって評価が行われ、W3C勧告として承認された仕様が公開されています
HTML5のすべての仕様が確定していないので、ウエブブラウザへの実装は完全ではありません。しかしながら、HTML5が今後のウエブサイト製作の標準になることは間違いなく、代表的なウエブブラウザはHTML5への対応度を高め、HTML5で記述されたウェブサイトも増えています。
◇ 用語解説 ◇
・WWW(World Wide Web の略)
インターネット上で提供されるハイパーテキストシステム。
・W3C(World Wide Web Consortium の略)
WWWで使用される各種技術の標準化を推進する為に設立された非営利団体。
・スタイル(Style)
ディスプレィに表示されるコンテンツの配置。
・コンテンツ(contents)
受け手に提供する価値のある情報や体験の中身。
・XHTML(Extensible HyperText Markup Language)
HTMLよりも書式が厳密になり、小文字で書くことになっている言語。
CSSは、HTMLと組み合わせて使用する言語です。HTMLがウェブページ内の各要素の意味や情報構造を定義するのに対し、CSSではそれらをどのように装飾するかを定義します。
例えば、ウェブページがディスプレーに表示される際の色・サイズ・レイアウトなどの表示スタイルや、プリンタなどの機器で印刷される際の出力スタイル、音声で読み上げられる際の再生スタイルなど、ウェブページをどのようなスタイルで表示・出力・再生するかを定義するための言語と文法です。
CSS3も「まったく新しい言語」でなく、従来のCSS1やCSS2と互換性があります。これまでのCSSに「新しく便利な仕様を加えた」メジャーバージョンです。
◇ 用語解説 ◇
・装飾
見栄えを良くする。
・ディスプレー(display)
コンピュータやテレビなどの映像表示装置で、モニターとも呼ばれます。
・プリンタ(printer)
印刷用の機器の総称。
1.1 HTMLのソース
W3Cの勧告として公表されたHTML5の仕様で作成した「はげちゃんの世界」は、「指定されたスキーマに、そして、バリデーターによってチェックされる更なる制約に一致する」ことがW3Cのチェックで確認されました。
HTMLのソースをご覧になる方法は、メニューバーの「表示」から「ソース(ページソース)」をクリックします。メモ帳などのテキストエディタが起動して、ディスプレーに表示されているページのソース(HTML5のタグと表示する文章)が表示されます。
◇ 用語解説 ◇
・ソース(source)
HTMLで書かれた文章構成の定義。
・スキーマ(schema)
決められた論理構造や物理構造など。
・バリデーター(validator)
入力されたデータが仕様にそって適切に記述されているか。
・テキストエディタ(text editor)
文字のみのファイルを作成・編集するためのアプリケーションソフト。
・タグ(tag)
Webブラウザに反映させる付加情報を埋め込む特殊な文字列など。
1.2 CSSのソース
Webページのスタイルを指定するために開発された言語と文法で書かれたファイルを「スタイルシート」と呼んでいます。CSSのソースは直接Webページに書くこともできますが、すべてのWebページに適用させる場合は外部ファイルにするとデザインを一括管理できるので便利です。
W3Cの勧告として公表されたCSS3の仕様で作成した「はげちゃんの世界」のスタイルシートは、W3Cのチェックで「エラーはありません。この文書は正当なCSSレベル3」として検証されました。
外部ファイルにしたCSSのソースをご覧いただくには少々作業が必要なため、「Web頁作成法」の「Webページ作成講座」でだれでも作れるスタイルシートを解説しています。
◇ 用語解説 ◇
・スタイルシート(Style Sheet )
ディスプレィに表示されるコンテンツのスタイルを決める定義文書。
・外部ファイル
スタイルシート用のファイル等を作り、定義をまとめて記述した文書。
2.ユーザビリティ
2.1 正しい文法の使用
W3Cの「HTMLとCSS」のチェック機関で、言語や文法に誤りがないかチェックを受けています。左側のサイドバーに表示しているアイコンが検証に合格した証明です。
2.2 アクセシビリティ
Webページのアクセシビリティとは、高齢者・障がい者がウェブを簡単に利用できるようにするために年齢や身体障害の有無に関係なく、誰でも必要とする情報に簡単にたどり着け、利用できることをいいます。
アクセシビリティの本来の目的はウェブコンテンツを一人でも多くのユーザーが使えるようにすることであり、ガイドラインに準拠するのはその手法の一つです。ウェブアクセシビリティ基盤委員会のガイドラインに準拠したWebサイトを編成しています。
2.3 著作権について
著作権法による最低限の著作権は主張しますが、転載等についてはあなたの良識に委ねます。真似すると良いものはあっても、真似されると困るものはありません。もし困るとすれば真似したあなただけです。
但し、「引用している文章」は原本で一字一句を確かめてご利用願います。お借りしている「フリー素材」は作者を明記しています。かならず作者のWebサイトからアクセスして了解を得てご利用ください。「フリー」は自由という意味ですが利用させていただく感謝の気持ちを持てないようでは人間失格です。
3.素材作者等への謝辞
3.1 スタイルシートの教科書
スタイルシートの使い方は、成美堂から出版されている西村文宏さんの「HTML&スタイルシート プロ顔負けのホームページ作成術」で学びました。64歳でスタイルシート(CSS)に挑戦したときの私にとって、もっとも覚えやすい記述と内容でした。老若男女を問わず悩んでいる方はご一読ください。西村文宏さんの益々のご健闘を祈念しています。
3.2 ユニバーサルデザイン
全Webページのデザインも、成美堂から出版されている西村文宏さんの「HTML&スタイルシート プロ顔負けのホームページ作成術」で学びました。訪問者の利便性を考慮して、すべてのページはデザインを統一しています。
3.3 フリー素材
Webサイトに装飾を使いすぎるとくどく感じ、何もなければ味も素っ気もなく感じます。「星への誘い」と「牛飼いとアイコンの部屋」のWebサイトより複数のフリー素材をお借りしました。表示しているページの最下段よりWebサイトのホームページへリンクしています。快く利用のご許可をいただき感謝しています。