第21章 星が消えるとき
もし恒星がすべて無くなったとしたら、真っ黒な宇宙は想像の世界ではなく現実に訪れる未来です。空を見上げても輝く星が見なくなる時が、いずれ必ずやってきます。恒星は宇宙のすべての生命の源です。それが永遠に消え去ろうとしています。
第20章 エイリアンとの遭遇
エイリアンは、宇宙空間などの真空中でも生存できる強靭な身体組織、優れた運動能力と強い生存本能から完璧な生命体と評されるSF映画のモンスターです。でも、どこかに未知の超先進文明があり、いつの日かSFが現実になる日が来るかもしれません。
第19章 宇宙の果て
海と陸には明確な境界があり、銀河にも明確な果てがあります。宇宙の果ては意味によります。あなたの考える宇宙の果てはどこでしょう。観測が可能な果て、到達が可能な果て、宇宙それ自体の果てもあります。私たちは宇宙の果てに迫れるでしょうか。
第18章 ブラックホール
ブラックホールの解明が進んでいます。2019年に巨大ブラックホールの観測・撮影に成功すると、2013年にはコンパス座銀河で、プラズマ・原子・分子の全ての相において定量的に測定することに世界で初めて成功しました。
第17章 小宇宙の戦い
宇宙は戦場です。壮絶で破壊的な場所です。銀河は死闘を繰り広げています。銀河が生き延びるためには他の銀河を食べるしかないのです。私たちの銀河である天の川銀河も、最終的には破壊される運命にあります。戦いは銀河の成長と死に深くかかわっています。
第16章 太陽系外惑星
太陽系外縁天体は、地球や火星のような惑星と同じ太陽の周りを公転する天体です。太陽系には、惑星、準惑星、太陽系小天体、太陽以外の天体の周りにある衛星という分類がされ、太陽系外縁天体は彗星などと同じ太陽系小天体に分類されています。
第15章 第八惑星海王星
海王星を訪れた探査機は、1989年8月25日のボイジャー2号の一機だけです。私たちが知っているほとんどすべては、この探査機からの情報によるものです。1979年以来、海王星は太陽から最も遠い天体になりました。
第14章 第七惑星天王星
太陽系で天王星は3番目に大きな惑星です。直径は51,118kmで表面積は地球の約15.9、質量(重さ)は地球の約14.5倍もあります。自転周期は0.718日、公転周期は84.0233年、衛星の数は29個で、表面温度はー210度です。
第13章 太陽系の彗星と流星
私たちが住む太陽系を構成する天体には、恒星である太陽を中心に惑星、準惑星と、太陽系小天体である小惑星、彗星(すいせい)、流星、太陽系外縁天体等があります。彗星は、本体の大きさが数キロメートルから数十キロメートルのとても小さな天体です。
第12章 第六惑星土星
惑星の世界は驚きに満ちています。だが、土星ほど印象的な表情を持つ星は他にはないでしょう。荘厳な光景は見る人の言葉を失わせます。力学と言う名の秩序が支配する壮大なリング。そしてリングと共に静かに土星をまわる衛星たち。
第11章 第五惑星木星
太陽系の中で大きさ、質量ともに最大の惑星です。木星およびそれと同様のガスを主成分とする惑星(ガス惑星)である土星のことを木星型惑星(巨大ガス惑星)と呼びます。木星の衛星イオに火山があり、エウロパの氷の下に海があるらしい。
第10章 太陽系小惑星
小惑星は火星と木星のあいだをまわる小さな天体です。これらは小惑星や準惑星と呼ばれます。小惑星は現在25万個以上が確認され、ほとんどが100キロメートル以下のため肉眼では見れませんが、望遠鏡や双眼鏡で見られても断定は難しいようです。
第9章 第四惑星火星
火星は地球のひとつ外側を公転する惑星で、太陽から約2億2800万キロメートル離れた軌道を687日(約1年11か月)かけて1周しています。火星の自転周期は地球の自転周期(23時間56分)よりやや長めの24時間37分です。
第8章 第二惑星金星
地球と金星は誕生したときは双子の星のようで、同じ岩石惑星なので成り立ちはほぼ同じです。太陽系の誕生からおよそ6億年後、天体衝突が頻繁に起こる時期がありました。地球や金星には多くの彗星や小天体が降り注いでいたと考えられます。
第7章 第一惑星水星
水星は太陽系の惑星の中で最も太陽の近くを公転しています。太陽の方向を向いている地表の表面温度は430度にも達し、夜はー183度という過酷な環境です。この水星で意外なものが発見されました。それは氷です。
第6章 太陽の秘密
宇宙の気温はー270度で周囲は暗闇ですが、太陽の煮えたぎる表面から立ち上るすさまじいプラズマは温度は3万度にもなります。表面では四六時中大爆発が起きて噴出したプラズマが地球めがけて飛んできます。太陽は巨大な核融合炉にほかならないのです。
第5章 屈折赤道儀の調整
と利用法
複雑な操作なしに同一天体を多人数へ観察させることが可能なため、1979年に小学校の教材に「五藤式赤道儀」を購入しました。使い方を知らないので、組み立て方と設置と調整方法を解説し、小学5・6年生が理科で学ぶ観測対象を解説しました。
第4章 中国のスパイ活動
スパイ防止法を定めている国々で、表現の自由、言論の自由が制約されている国があるだろうか。スパイ防止法が制定されたら、最も困るのはマスコミとスパイのような中国や韓国に媚びる一部の国会議員だろう。安全保障の課題はスパイ防止法の早期制定である。
第3章 どうなる宇宙開発
NASAはいまや中国に後れを取っている。中国は世界で初めて月の裏側に探査機を着陸させ、火星探査機は2021年に火星の周回軌道飛行に成功し火星に着陸した。アメリカ・ロシア・欧州・カナダ・日本の五つの国と団体は共同歩調をとっている。
第2章 地球はどこへ行く
地球は太陽系とともに銀河系の中を旅しています。銀河系はナニアケア超銀河団の中を旅してグレートアトラクターへ向かっています。そこは天国のようなところでしょうか、それともブラックホールのようなところでしょうか。
第1章 身近な宇宙
私たちが身近に宇宙を感じるのは月を見たときです。あんなに大きなものが浮かんでいる。そして、自分のいる地球も空中に浮かんでいると学んだこと。子どもの頃は星々が空いっぱいに広がっていたが、いまは地上の光が強すぎて見えなくなってしまった。