はげちゃんの世界

人々の役に立とうと夢をいだき、夢を追いかけてきた日々

第58章 老化防止に役立つ施設

地球環境を守りよりよい環境を次世代へ引き継ぐため、未来へ向けてみんながずっと安心して暮らしていける持続可能な社会を目指して、真面目に考えてやるべきことを自ら判断し、積極的に取り組むために老化防止に役立つ市内の主な環境関連施設を紹介します。

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1.老人が伝えられること

札幌市は「次世代の子どもたちが笑顔で暮らせる持続可能な都市」と、「誰一人取り残さない、持続可能な社会の実現」のため、「みらいを想い、みんなを思い、真剣に考え行動できる環境市民を育てる」ことを基本理念に掲げている。

目指す将来像は、札幌市民が「持続可能な都市とは何かを理解」することである。そのためには、「札幌の環境の良さを実感し、自ら環境を改善する行動を選択し、環境配慮行動を認識し考える機会」が十分に提供されなければならないとしている。

主な環境関連施設は12ヶ所あり入館料は無料である。子どもたちが見るものを高齢者が見てもと思いながら訪れてみると、決して退屈させずに初めて出会った展示や体験に驚きの連続だった。振り返ってみると、小学生の頃に環境教育を受けた記憶はない。

育った環境は周囲が原始林に囲まれた開拓部落の一角であり、小学生の足で歩き回れるのはそれほど広くはない。しかも、群れを成して徘徊している野犬や凶暴な熊にいつ襲われるか判らず、家が見えない距離は危険であり家族は常に命の危険を感じていた。

毎朝5メートルほどの深さの沢におり、両手に下げたバケツに湧水を汲んで自宅の台所にある水瓶へ運ぶのが日課だった。湧水の量はそれほど多いとは言えず、水の湧き出している場所に小石を集めて円陣を築き、周囲の雑草を抜いて少々広い空き地にしていた。

これが、習わずとも飲み水を確保するために実践していた環境整備である。私が子どもの頃に環境について学んだのは、ほとんどがこのような体験を通してだった。現在は札幌市内に様々な無料施設があり、楽しみながら学べる工夫がされている。

札幌市内には環境関連施設が12ヶ所もある。学校が夏休みや冬休みなどの長期休業の時に、子ども連れで訪れると自由研究に悩むことはなくなる。環境に関する学習は、みらいを想い、みんなを思い、真剣に考え行動できる環境市民を育てることになる。

また、札幌市内の郷土資料館は19ヶ所ある。子どもたちが土地の歴史を学ぶ上に欠かせない資料がそろっている。高齢者や後期高齢者にとっては懐かしい子どもの頃を思い起こせる資料が多々ある。思い出話に子どもたちは目を輝かせるだろう

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2.札幌市内の主な環境関連施設

 2-1 札幌環境プラザ

さまざまな展示物で環境うについて学ぶことができるとともに、環境に関する情報を発信するなど、札幌市における環境活動の拠点としての役割りを担っている施設である。展示物に実際に触れて体験することで、楽しみながら環境について学ぶことができる。

北区北8条西3丁目札幌エルプラザ公共4施設2階
  電話:011-728-1667(見学は電話で確認)

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 2-2 札幌市博物館活動センター

札幌を中心に、石狩低地帯の自然とそこに関わる人をテーマにした自然史博物館を設立するための活動拠点である。札幌の自然やその成り立ちについて、約1億3千年前からの大地の移動や環境の移り変わりなどを分かりやすく展示している。

また、サッポロカイギュウの化石や全身復元標本の展示の他、動物や昆虫、植物、化石など自然に関する図書や絵本絵を読むことができる。

豊平区平岸5条15丁目1-6  電話:011-374-5002(見学は電話で確認)

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 2-3 リサイクルプラザ宮の沢

不用品の有効活用とごみ減量意識の向上と定着を図るための情報発信拠点として設置された施設である。

ごみの分別方法や生ごみたい肥の紹介コーナー、日用品のゆずり合いコーナー、リユース食器の貸し出しなどにより、暮らしに密着した展示や情報発信を行うほか、大型ごみとして出された家具や自転車等をリユース(再利用)品として展示し提供している。

西区宮の沢1条1丁目札幌市生涯学習センター1階
  電話:011-671-4253(見学は電話で確認)


 ※ 令和3年円3月~令和4年1月までの期間、改修工事で休館となるため一時移転予定。(移転先:中央区北4条西15丁目北5条ビル5階)

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 2-4 札幌市リユースプラザ

大型ごみとして出された家具や自転車などをリユース(再利用)品と地押して展示や提供するほか、施設を活用したイベント、パネル展示やホームページを活用した情報発信など、ごみ減量の普及啓発を行う施設である。

土日・祝祭日などは、ごみ減量化講座や生ゴミのたい肥化講座、子供向け廃材工作教室、家具や自転車などのリフォーム教室などを開催している。

なお、併設されている「厚別地区リサイクルセンター」には、新聞、雑誌、段ダンボールのほか、毛布や小物金属類、蛍光管など、様々な資源物をまとめて持ち込むことができる。

厚別区厚別東3条1丁目1-10  電話:011-375-1133(見学は電話で確認)

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 2-5 白石清掃工場

建物の配置や美観などに配慮し、ごみの完全燃焼や排ガス処理設備によって、有害物質や有毒ガスの発生を抑え、環境保全対策を徹底させた施設である。集められたごみが処理される様子を見学できるほか、模型などの展示でごみ処理の歴史を学ぶことができる。

なお、工場では焼却炉で発生した熱を利用して発電し、施設の電力を賄っているほか、余った電力は電力会社に売電して入る。

白石区東米里2170番地  電話:011-876-1710(見学は電話で確認)

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 2-6 札幌市円山動物園

動物の飼育と展示を通して生命のと音鞘つながりを伝え、人間と動物の関わりなどについて環境教育を行うと共に、ホッキョクグマやオオワシなど貴重な動物などの種の保存や調査と研究などの取組を行っている。

また、園内には経済産業省資源エネルギー庁から認定を受けた、太陽光や風力発電などの新エネルギーを身近に体験できる次世代エネルギーパークもある。

中央区宮ノ岡3-1  電話:011-621-1426(見学は電話で確認)

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 2-7 札幌市豊平川さけ科学館

カムバックサーモン運動によって、豊平川にサケが甦ったことを機に開館した、身近な水辺の生き物を学ぶため施設。ふ化放流事業のほか、サケ野中摩耶札幌市内に見られる水辺の生き物を飼育展示し、豊平川を中心とした生き物の情報を発信している。

なお、札幌市豊平川さけ科学館ではサkの仲間約20酒類、さかな館では市内の淡水魚やマメ、カエルなど30酒類を通年飼育展示している。

南区真駒内公園2-1  電話:011-582-7555(見学は電話で確認)

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 2-8 札幌市下水道科学館

札幌市ので水道のしくみやで水道が水環境の保全に果たす役割などを、下水道のお仕事を体験しながら学ぶことができ、驚きや発見を実感する展示内容が数多く盛り込まれている。また、隣接する下水道処理場「創成川水再生プラザ」を見学することもできる。

北区麻布町8丁目  電話:011-717-0046(見学は電話で確認)

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 2-9 札幌市水道科学館

展示室全体で大自然から都会そして海へ向かう足袋を表現し、酸化・体験をしながら、水道を通して自然環境と人間のかかわりを考え、水や自然の大切さを感じ取ることができる施設。隣接する藻岩浄水場の見学や、水の濾過実験なども体験できる。

開館期間:4月中旬~11月中旬

中央区伏見4丁目  電話:011-561-8928(見学は電話で確認)

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 2-10 札幌市青少年科学館

科学と科学技術への興味や関心が高まるように、「見て・触れて・考える」をコンセプトとした参加体験型の展示が多く、子どもから大人まで楽しく遊びながら学ベル施設。

また、北方圏をメインテーマの一つとして、人工降雪装置や低温展示しるなど、札幌らしい特徴ある展示を備えている。

厚別区厚別中央5丁目2-20  電話:011-892-5001(見学は電話で確認)

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 2-11 札幌市定山渓自然の村

定山渓の恵まれた立地条件を生かして、家族などの章グループを中心として、多様な自然体験や課外活動を行うことができる野外教育施設。コテージや常設テント、テンサイト等の施設があり、日が絵地・宿泊での利用が可能。

初心者を対象としたプログラムを多数提供しているので、自然体験に馴染のない方も気軽に利用することができる。

南区定山渓豊平峡ダム下流国有林野  電話:011-598-3100(見学は電話で確認)

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 2-12 札幌市北方自然教育園

市民の教育および分化の工場に失するための野外教育施設で、体験農場(水田、畑、果樹園、標本園)と自然観察林、学習館を有している。水田では主に小学校5年生を対象として稲作体験を行っている。

また、館B内施設の学習館には、奴用コーナーや常設展示室、特別展示室があり、貴重な昆虫、鳥、動植物、岩石や枷になどを観察することができる。

なお、市立幼稚園・学校を支援するために、植物教材として稲、ヘチマの苗を、昆虫教材としてコオロギ、カイコをそれぞれ提供している。

南区白川1814番地  電話:011-596-3567(見学は電話で確認)

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3.札幌市内の郷土資料館

 3-1 中央区の郷土資料館

  3-1-1 札幌市資料館(旧札幌控訴院)

札幌市資料館(旧札幌控訴院)は、大正15年(1926年)に札幌控訴院として建てられた建物。裁判所の移転に伴い、昭和48年(1973年)11月3日、札幌市資料館として開館しました。全国8ヶ所に建てられた控訴院のうち現存するのは、昭和59年に重要文化財に指定された旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎(現名古屋市市政資料館)と札幌のみ。

札幌軟石を使った貴重な建物で歴史的景観に寄与することから平成9年(1997年)に国の登録有形文化財に登録、平成19年(2007年)に札幌景観資産に指定、平成30年(2018年)に札幌市指定有形文化財に指定、令和2年(2020年)に国の重要文化財に指定された。

重要文化財の指定は、札幌市所有の建造物としては昭和45年(1970年)に指定された旧札幌農学校演武場(時計台)以来50年ぶり。札幌市内にある建造物としては平成25年(2013年)に指定された「旧開拓使工業局庁舎」(北海道開拓の村内)以来となる。

中央区大通西13丁目  電話:011-251-0731(見学は電話で確認)

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  3-1-2 おおば比呂司記念室

おおば比呂司と家族の願いが実を結び、札幌の四季をあざやかに彩る大通公園、その西端に位置する札幌市資料館に平成7年「おおば比呂司記念室」が開館した。記念室では、イラストレーション、絵画や絵本の挿絵にいたるまで、彼の幅広い作品の数々の中から展示を行っており、没後30年を迎えた今も、世代や国籍を問わず多くの方が訪れ、ほのぼのとした画風や、ユニークで温かみのある作品の数々に、心をほっこりと和ませている。

記念室では、数あるおおば作品の中から、季節ごとに様々なテーマで約50~60点ほどの作品を展示。また、取材で実際に使用していたスケッチブックや当時のアトリエも再現するなど、今も息づくおおば比呂司の世界を忠実に再現している。

中央区大通西13丁目札幌資料管内  電話:011-272-1367(見学は電話で確認)

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  3-1-3 北海道立文学館

札幌の都心に広がる中島公園の一角に位置し、緑豊かな公園内には明治初期の洋風建築の「豊平館」(国指定重要文化財)や、世界的な水準の音響施設を備えた音楽ホール「キタラ」などの文化施設が点在している。

常設展示室では北海道の文学の概要について、特別展示室では企画展を開催している。作家、研究者などの講演会やセミナー、子ども向けのワークショップ、映画上映会など多彩な催しも行われている。

主に北海道に関係する図書、直筆原稿、書簡などの文学資料を収集・整理保存している。北海道ゆかりの文学者や作品、文学資料などを中心に調査・研究を行い、刊行物などを通じて情報を発信している。

中央区中島公園1―4  電話:011-511-7655(見学は電話で確認)

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  3-1-4 札幌市埋蔵文化財センター

埋蔵文化財の保存と活用を図り、もって市民の文化的向上に資するため1991年(平成3年)3月に設置された。札幌市中央図書館と併設されており、正面に向かって左側(東側)に埋蔵文化財センターが配置されている。

1階には展示室が設置され、札幌市内の遺跡から出土された埋蔵文化財やその解説等が展示されており、札幌で出土した土器等を見ながら札幌の古代の歴史を垣間見れるようになっている。

中央区南22条西13丁目1-1  電話:011-512-5430(見学は電話で確認)

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  3-1-5 サッポロビール博物館

明治期から今日に至るまで、サッポロビールが歩んできた道のりを紹介するプレミアムツアーの最後には、ここでしか飲めない貴重な復刻ビールが楽しめる。

サッポロビール博物館とサッポロビール園開拓使館は、明治時代の貴重な建造物として北海道遺産に指定されている。四季折々で表情を変えるレンガ造りの2棟は、いつ訪れても絶好のフォトスポットといえる。(要:見学申し込み)

サッポロビール園開拓使館では、ビールと成吉思汗を楽しむ人でいつも賑わっている。

中央区北7条東9丁目サッポロビールガーデンパーク内  電話:011-748-1876(見学は電話で確認)

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 3-2 東区の郷土資料館

  3-2-1 札幌村郷土記念館

大友亀太郎は徳川幕府の役人として旧札幌村の開拓を手がけた。また、用水路(大友堀)を掘り進めこの地の基礎を作る一方、農地開発の計画や入植者の記録を多く残した。幕末から明治初めの開拓の様子を知る記録として大変貴重なものである。

かつて、亀太郎の役宅があった場所は札幌市指定史跡に指定され、今は札幌郷土資料館が建っている。ここには地域の特産物であるタマネギ関係の資料も展示されている。

東区北13条被害16丁目2-6  電話:011-782-2294(見学は電話で確認)

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  3-2-2 雪印 酪農と乳の歴史館

酪農と乳の歴史館は、酪農と乳業の発展の歴史を後世に正しく伝承する目的で1977(昭和52)年に建てられた施設。創業以来の歴史を物語る重要な文献や貴重な資料、実際に使用されていた乳製品の製造機械を展示している。

2階は、創業当時からのさまざまな乳製品製造の機器が並べられ、乳製品の製造工程やその改良と進歩の歴史がわかるようになっている。3階は、写真・新聞広告・パケージなど、雪印の歴史を語る多くの史料が展示されている。

雪印乳業食中毒事件、雪印食品牛肉偽装事件の概要と当時の新聞報道および、その後の改革への取り組みも展示されている。また、酪農と乳の歴史館と札幌工場は隣接している。

東区苗穂町6-1-1  電話:011-704-2329(要:電話で完全予約制)

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 3-3 西区の資料館

  3-3-1 手稲記念館

手稲記念館は、手稲町と札幌市の合併を記念して建築され、昭和44年に開館した。主に手稲の開拓当時の様子や、今日に至るまでの郷土の歴史を解説したコーナー、手稲遺跡からの出土品や古文書、生活用具などの歴史資料が多数展示されている。

また、併設された講堂や和室は、地域の人たちに開放され、コミュニティー活動や憩いの場として使われている。開館日は、月・水・金・土(祝日・年末年始を除く)。

西区南21丁目3-10  電話:7011-661-1017(見学は電話で確認)

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 3-4 南区の郷土資料館

  3-4-1 エドウイン・ダン記念館

エドウィン・ダン記念館は、明治13年(1880年)にエドウィン・ダンによって北海道開拓使の「牧牛場の事務所」として真駒内に建てられた。下見板張り、寄棟造の洋風建築で、正面玄関中央に構えた切妻造の玄関及び屋根窓、ベランダ付の部屋等が特徴である。明治9年にエドウィン・ダンの指導のもとに創設された開拓使真駒内牧牛場は、開拓使の廃止後、農商務省の所管となり、明治19年(1886年)には真駒内種畜場と改称、昭和21年(1946年)、米軍に接収されるまでの70年間、北海道の酪農畜産はこの建物を中心として発展した。

昭和39年、現在地(エドウィン・ダン記念公園内、旧真駒内中央公園内)に移築され畜産技術を指導したダンの業績を偲ぶ記念館として公開されているます。館内には、一木万寿三氏によって、ダンが来日するときから晩年までが描かれた油絵23点が展示されているほか、種畜場の模型やダンゆかりの遺品なども展示されている。その後、老朽化に伴い、平成14年には大規模改修工事を行い、平成15年5月にリニューアルオープンした。

エドウィン・ダン記念館は、その文化的価値が評価され、平成12年(2000年)には、国の登録有形文化財に登録されたほか、平成19年(2007年)には国の近代化産業遺産に認定され、同年、第13回札幌市都市景観賞も受賞している。

南区真駒内和泉町1丁目  電話:011-581-5064 冬季休館(見学は電話で確認)

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  3-4-2 旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋)

旧簾舞通行屋は、「有珠新道(本願寺道路)」の開通に合わせて、明治5年、旅行者などの宿泊・休憩施設として開拓使が建てたものである。

その後、黒岩家3代にわたる住宅として使用されてきたが、昭和59年に札幌市が譲り受けた。現在の建物は、通行屋であった旧棟(左半分)と新棟(右半分)からできている。新棟は馬小屋や納屋など当時の開拓農家の様子と簾舞の歴史資料が展示されている。

南区簾舞1条2丁目4番12号黒岩宅内  電話:011-596-2825(見学は電話で確認)

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  3-4-3 札幌市交通資料館

札幌市の公共交通は、明治42年に走った馬車鉄道に始まるす。大正7年、馬車鉄道が民営の電車に切り替わり、昭和2年12月1日、この電車事業所を受け継いで市営交通は発足した。昭和5年にはバス事業もスタートし、市営交通は市民生活の大切な交通機関として定着した。

昭和30年代に入ると札幌市は急速に発展し、急成長する都市機能に対応するため、昭和46年12月に地下鉄を開業。積雪の影響を受けない地下鉄を輸送の主力として、バス、電車がこれを補完する総合交通体系が確立した。

平成16年4月には市営バス事業がその役目を終え、74年にわたる歴史に幕を閉た。交通資料館では、市営交通の歴史を物語る貴重な写真、その昔活用した車両や部品、制服、乗車券などを展示し、当時の札幌を今に伝えている。

南区東町1丁目  電話:011-251-0822(平成4年まで休館)(見学は電話で確認)

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  3-4-4 定山渓郷土資料館

定山渓の街の発展と人々の生活を支えた定山渓鉄道をはじめ様々な資料が展示され、定山渓温泉の歴史と移り変わりを知ることができる。定山渓観光案内所(南区定山渓温泉東3丁目)でカードキーの貸し出し手続きが必要(見学無料)。

定山渓観光案内所内に、サテライト会場として定山渓温泉博物館(見学無料)。様々な生活用具を見ながら、どのように使われていたかを思い浮かべるのも記憶力を試すことになる。

南区定山渓温泉東4丁目(定山渓小学校敷地内)休館中
  電話:011-598-2012(定山渓観光協会)

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 3-5 北区の郷土資料館

  3-5-1 屯田郷土資料館

現在、札幌市内で屯田兵の屯田が地名となって残っているのは、北区屯田といわれるこの地域だけで屯田の地名は、篠路屯田兵村の名残である。屯田郷土資料館は、昭和63年10月に屯田兵による開拓100年の歴史を記念して開設された。

館内には、実物大の屯田兵の家屋が再現され、内部の土間やいろりなどによって入植当時の屯田兵の生活をうかがい知ることができる。公開時間:13時~16時。休館日:毎週月曜日・年末年始。

北区屯田5条6丁目屯田地区センター内  電話、011-772-1811(見学は電話で確認)

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  3-5-2 北海道大学総合博物館

館内の展示は札幌農学校に始まる「北大歴史展示」、恐竜の化石や鉱物などの「学術資料展示」、多彩なテーマの「学術展示」に分けられ、約3500点の資料や標本が展示されている。

総合博物館は、札幌農学校の開校以来140年に渡る研究成果として生み出された学術標本を良好な状態で集約・管理し、学内外に情報を発信することを目的としている。

公開時間:9時30分から16時まで。休館日:月曜日、年末年始。大学行事などによる臨時開館・休館あり。


 北区北10条西8丁目  電話:011-706-2658(見学は電話で確認)

植物園博物館は現在、北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの管轄下に置かれており、総合博物館とは別組織となっている。

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 3-6 白石区の郷土資料館

  3-6-1 白石郷土料館

白石郷土館は平成28(2016)年に白石区複合庁舎1階にオープンした。旧仙台藩白石城主片倉小十郎の家臣が移住した明治4年から、白石村が札幌市と合併した昭和25年までの記録をパネルによる展示などで紹介している。

仙台藩白石城家臣の子孫のための資料館の様相を呈し、白石村が札幌市と合併した昭和25年以降の記録は皆無である。抜け落ちている白石区の発展の経緯をたどることはできないので以下に歴史の一部紹介する。

昭和25年7月に白石村全村が札幌市へ編入され、翌年12月に東橋が鋼鉄製永久橋となった。31年5月に白石地域町内会連合会が設立、リンゴ園の宅地化が進み白石果樹組合と白石遊郭も解散した。42年10月に大谷地貨物ターミナル駅が開業した。

45年10月に定山渓鉄道が廃止され、豊平川下水処理場が運転を開始し、48年10月に国鉄千歳線が新路線に切り替えられ、鉄道跡地に白石サイクリングロードが開通。51年3月に白石ふるさと会が発足、6月に地下鉄東西線が開通した。

平成元年11月白石区の東部が厚別区となり分区、14年に白石清掃工場稼働、翌年札幌市民防災センターと札幌コンベンションセンターがオープン、16年に平和大橋が開通、17年東部下水処理所(現東部水再生プラザ)運転開始、28年11月白石区複合庁舎完成した。

白石郷土料館の公開時間:月曜日から金曜日8時45分から17時15分まで。
  休館日:土曜日曜祝日、年末年始。(見学は電話で確認)

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 3-7 豊平区の郷土資料館

  3-7-1 つきさっぷ郷土資料館

豊平区の月寒地区には旧陸軍の施設や史跡が多く残っている。この記念館は、もともと旧陸軍北部軍司令官官邸として昭和16年に建てられたもので、赤いレンガの建物が特徴である。

戦後は北海道大学の学生寮として使用されていたが、昭和60年につきさっぷ郷土資料館として開館した。旧歩兵第25連隊をはじめ旧陸軍資料が数多く展示されている。開館日は4~11月の水・土。

豊平区月寒東2条2丁目
  電話:011-854-6430(見学は電話で確認)

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  3-7-2 平岸郷土資料館

平岸地区は、明治4年に岩手県からの開拓移民が入植し開拓されたところである。この年から数えて110年目にあたる昭和57年に、平岸郷土史料館が児童会館の中に開館した。

東山、平岸坊主山遺跡から発掘された土器や石器などの埋蔵展示物248点など435点の収蔵品が展示されている。

また、平岸はかつてリンゴの産地として名をはせたところで、リンゴ栽培などの農機具や当時の様子がわかる展示物が見学できる。

豊平区平岸3条9丁目平岸児童館内  電話:011-812-2493(見学は電話で確認)

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  3-7-3 福住開拓記念館

福住地区の開拓の歴史は、明治の初めに岩手県からの入植者によって始まった。当初六軒村と呼ばれていたが、昭和199年に現在の福住という地名で呼ばれるようになった。福住開拓記念館には、開拓当時の生活の様子を描いた中学生の版画70点と、むかしの馬車や農機具など多数の展示物がある。

この記念館は昭和46年に開館しましたが、その後、平成9年に現在の福住まちづくりセンターに併設された。休館日:土・日・祝(9/15除)・年末年始。

豊平区福住1条4丁目13―17福住まちづくりセンター内
  電話:011-855-6615(見学は電話で確認)

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 3-8 厚別区の郷土資料館

  3-8-1 北海道博物館

北海道博物館の前身となる北海道開拓記念館は、1971(昭和46)年に北海道百年記念事業の一つとして開館して、常設展示を核とする展示活動や教育普及の諸事業を通して、北海道の歴史と先人の遺産を後世に伝える役割を果たしてきた。

アイヌの人びとが長い歴史のなかで育んできた貴重な文化の調査研究と、その成果の普及などを目的として、1994(平成6)年に北海道立アイヌ民族文化研究センターを開設した。

北海道開拓記念館(1971年開館)と道立アイヌ民族文化研究センター(1994年開所)という2つの道立施設を統合して新たに開設された施設で、名実共に北海道を代表する「総合博物館」を目指している。

愛称「森のちゃれんが」北海道博物館は、北海道の自然・歴史・文化を紹介する北海道立の総合博物館である。自然環境と人とのかかわりや、アイヌ民族の文化、本州から渡ってきた移住者のくらしなどを調査・研究し、北海道民の貴重な宝である資料を収集・保存し、展示や教育、イベント・事業などを行っている。


 厚別区厚別町小野幌53―2  電話:011-898-0456(見学は電話で確認)

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 3-9 清田区の郷土資料館

  3-9-1 あしりべつ郷土館

あしりべつ郷土館は、平成14年1月に清田区民センターの新設あわせて移転してよそおいを変えした。清田はかつて「あしりべつ」と呼ばれていた。それが郷土館の名前となって残っている。

あしりべつ郷土館には、清田地区で発掘された大昔の土器など考古資料や、開拓当時の生活道具から現在に至るまでの歴史資料が年代順に展示されています。

休館日:月・区民センターの休館日・年末年始

清田区清田1条2丁目 清田区民センター内  電話:011-885-0869(見学は電話で確認)

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