1 医学は科学にあらず
1) 失明を宣告され
三石巌氏が医師を信用しなくなったのは目を患ったことがきっかけという。1961年にひどく目がかすむので大学病院の眼科へ行くと、「白内障で2~3年もすれば見えなくなるでしょう。見えなくなったらまた来てください」と云った言われたそうだ。
当時の医学は白内障を治す術を持っていなかった。目が見えなくなるのを黙っていられず、三石氏は自分で直してやろうと決意した。彼は、理論的な思考によって立てた仮説を実証するという手続きは、あらゆる学問に共通するものであると考えていた。
医師が目を向けない角度からアプローチすれば、人体の仕組みについて従来とは異なる結論が導き出せるかも知れない。あらゆる生物は外部から栄養を補給することにより生命を保っている。障害が起きるのは、摂取している栄養に問題があるからに違いない。
白内障の原因はビタミンCの不足であると仮説を立てた。三石氏の眼球が他の人よりも余計にビタミンCを必要としているからではないか。浴びるほどビタミンCを摂取していけば、白内障の侵攻を食い止めれられ失明は避けられる可能性が高い。
この仮説に従い、三石氏は自らの手でビタミンを注射し始めた。95歳でもスキーで滑るし、原稿も執筆している。これまで刊行された著作は300点を超し、2~3年で見えなくなるはずだった彼の目はそれから35年たっても本来の役目を立派に果たしている。
多くの医者は彼等の常識となっているマニュアル通りに治療を行っている。ある治療法がひとたび医学常識として定着すると、誰もそれを疑おうとしなくなる。科学は日進月歩しているにもかかわらず、医者は自分たちの常識が間違いになると思っていなというのが現状である。
医学は科学ではない。科学であるためには仮説を実証する科学的手続きである検証が必要である。MRIとかCTスキャンなど使用する機械がいかに科学的であろうと、検証という作業ができない医者は不勉強であり、医学は科学となり得ない。
製薬会社や医療機器メーカーと結託して私腹を肥やしているような医者もいる。患者の命や健康を守ることより、自分たちの利権を守ることを最優先に考えている。そんな医者に自分の体を委ねていたのでは、治る病気でも治らなくなってしまう。
いたずらに医学不振を煽るのではなく、医学や医者を無条件に信じるのはやめた方がいい。医学界の体質やシステムが変わるまで待っているわけにはいかないので、自分の健康は自分自身で管理するしか手はないのである。そのために必要なのは正しい知識である。
2) 高血圧と食塩
基本的に高血圧と食塩摂取量との間にはほとんど因果関係がない。食塩の過剰摂取が原因で、高血圧になる人は百人中1~2人という少数である。血圧を平常に保つためには、食塩によって摂取されるナトリウムと、カリウムというミネラルの比率である。
リンゴをたくさん食べている人が高血圧になりにくいことは、栄養学的にも裏付けられている。血圧を平常に保つためには、食塩により摂取されるナトリウムと、ナトリウムを排出させるカリウムというミネラルの比率が重要である。
カリウムは、リンゴ、メロン、スイカ、バナナといった果物や野菜などに多く含まれている。ナトリウムやカリウムは過剰に摂取されても、通常は適切な量だけ吸収されて、過剰分はすみやかに腎臓から捨てられる仕組みになっている。
血圧のコントロールにはカルシウムとマグネシュウムの摂取比も重要である。動脈の収縮にカルシュウム、弛緩にはマグネシュウムが関わっている。マグネシュウムは、ナトリウムやカルシュウムを細胞の外へ出したり、縮んだ筋肉を緩める働きがある。
カルシウムは牛乳、小魚、海藻類などに含まれ、マグネシュウムは海藻、日本そば、ゴマや豆腐、ココアなどに豊富に含まれている。血圧を下げたかったら、余剰分は腎臓から排出できる栄養条件を整えてやればよい。
そのためには、何よりもまず蛋白質を十分に摂取すること、さらにマグネシュウムやカリウムを摂取する。魚の脂肪に含まれているエイコサペンタエン酸も効果があるようだ。血圧の微調整を行うプロスタグランディンを作るために必要となるからある。
血圧降下剤の多くは利尿剤である。血圧が高くなるのは、血管を通る血液の量が多すぎるためである。体内の水分を外に出して血液量を減らせばいい。だから、利尿剤で尿の排泄量を増やすという姑息な手段が使われる。
利尿剤によって減るのは水分だけである。煮詰まった味噌汁のように血液の質は変わってしまう。濃度が高くなっているので、利尿剤を服用する前よりも血液の粘り気が増してゆく。利尿剤の副作用として脳血栓を起こすケースが多いのはそのためである。
問題の本質はカルシウムの摂取量である。血圧をコントロールするためにはカルシウムとマグネシュウムの比率を適正に保つことである。食品から摂取する栄養をきちんと管理していれば、薬に頼る必要は全くない。
3) コレステロールは必要
成人病といえば多くの人がコレステロールを連想するぐらい、この物質は世間から目の敵にされている。だが、コレステロールは人体にとって必要不可欠な物質である。コレステロールがなければ、私たちは健康な肉体を維持することができない。
人間を含めたあらゆる生物は小さな細胞が集まってできている。皮膚の細胞は約四週間で代謝更新するように、細胞は常に新しいものに作り替えられている。その材料となるもののひとつがコレステロールであり、常に用意しておかなければならない物質である。
細胞膜を作る成分としてコレステロールはきわめて重要な存在である。コレステロールが不足していると新しい細胞膜を作れなくなる。コレステロール不足がガンを招きやすいといわれるのもそのためで、細胞膜が弱いとその部分がガン化しやすいわけである。
コレステロールは肝臓でリボタンパクというタンパク質に梱包される。俗に善玉コレステロールと呼ばれるHDLと、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLがある。善玉とか悪玉はコレステロールの種類ではなく、梱包したパッケージの事である。
LDLが肝臓から発送されて必要とする組織へ運ぶのに対して、HDLは余ったコレステロールがあるとそれを元の肝臓に持ち帰る役割を担っている。往路のLDLにはコレステロールが多いが、復路のHDLには少なく代わりにレシチンが多い。
コレステロールが体にとって問題になるのは、このパッケージが壊れてしまった時である。血管の中で活性酸素に遭遇するとリポタンパクが酸化されて梱包がほどけてしまう。すると、積み荷の酸化コレステロールを血管中にばらまいてしまう。
こうなると、マクロファージという掃除機の様な細胞が登場して、散乱した荷物を自分の中に取り込んで片付けようとする。散乱した荷物が多すぎると、血管壁の平滑筋細胞が助っ人となって取り込み始め、これに取り込まれるとアテローム(粥状隆起)となる。
アテロームは脳梗塞の原因にもなるので、医者はすぐ降下剤を飲ませるがこれは胆石という副作用が待ち受けている。壊れてごみになったコレステロールは水に溶けないため、レシチンと一緒になって便に混じって排泄される。このときビタミンCとEが加勢する。
HLDは最初からレシチンとコレステロールを一緒に用意し、梱包がほどけるとコレステロールを道連れに体内から出ていく。レシチンは卵の黄身や大豆などに含まれ、これを十分に摂取していれば余分なコレステロールは適切に処理されアテロームは発生しない。
4) 糖尿病の克服
糖尿病になると体内で活性酸素が大暴れするようになり、網膜症、腎症、神経障害などの合併症を巻き起こすことになる。合併症こそ糖尿病が持つ怖さの本質である。逆に言えば、合併症さえ起こさなければ糖尿病は少しも怖くないことになる。
血糖値が下がらなくても、活性酸素が悪さをしないような対策を講じれば、糖尿病を克服したのと同じことになる。活性酸素を除去する物質はたくさんある。その多くは日常的な食品に含まれているから、薬と違って副作用の心配がない。
活性酸素を除去してくれる物質を三石氏は「スカベンジャー」と呼んでいる。「スカベン」とは「掃除をする」という意味の英語である。つまり、スカベンジャーは体内の活性酸素を片付けてくれる掃除屋、つまり抗活性酸素ということである。
植物は常に紫外線にさらされているため、動物よりも活性酸素の発生量が多い。それに対抗するため、スカベンジャーも自家生産して用意している。しかし、そのすべてが人間に有用なわけではない。
人間が摂取できるスカベンジャーの中で優秀なものとなると、ベータカロチンやキサントフィルといったカロチノイドが挙げられる。これは、人参、南瓜、トマトといった緑黄色野菜のほか、柑橘類、海藻、鶏や魚の卵などに含まれている。
ゴマ、緑茶、赤ワインなどに含まれているポリフェノールの仲間も、人間にとってはかなり力強い味方で、ちなみにゴマに含まれているスカベンジャーの分子は、火で煎ることで二つに割れ、それぞれが新しいスカベンジャーになり効果を増す。
昔から人間はゴマを煎って食べてきたし、緑茶も少し冷ました湯でいれたほうがおいしいと言ってきた。活性酸素やスカベンジャーの存在を知らなくても、先人は体にいい食生活の知恵を身につけていたのである。
一つ気をつけてほしいのは、ビタミンE、カロチノイド、ポリフェノールはいずれも脂溶性の物質だということである。したがって、脂質と一緒に摂取したほうが腸管で吸収されやすいことになる。
活性酸素はあらゆる病気の原因となるものだから、誰にとってもスカベンジャーの摂取は健康管理の大きな柱の一つだと言える。スカベンジャーを含んだ主要な食品を下の表で整理しておくので、健康的な食生活を送るための参考にしていただきたい。
スカベンジャー | 食品名 |
---|---|
ビタミンC (水溶性) | レモン、イチゴ、ミカン、柿、パセリ、トマト、 ブロッコリー、ピーマン、サツマイモ、番茶 |
ビタミンE (脂溶性) | アーモンド、コムギ胚芽、大豆、落花生、ウナギ、 シジミ、カツオ、アユ |
カロチノイド (脂溶性) | 緑黄色野菜(人参、南瓜、トマトなど)、柑橘類、 抹茶、赤身の魚、海藻、卵黄、魚卵(タラコ、スジコ、 ウニなど) |
ポリフェノール (脂溶性) | ゴマ、緑茶、赤ワイン、コーヒー、ショウガ、 香辛料、ハーブ |
5) 動脈硬化を恐れない
代表的な成人病であり日本人の三大死因は、ガン、心臓病、脳卒中である。このうち心臓病と脳卒中は循環器系の病気で、循環器系の疾患とは心臓や血管に関わるトラブルのことで、これらの病気になりやすい人の特徴は動脈硬化が著しいことである。
心臓で動脈硬化が起これば狭心症や心筋梗塞の原因になり、脳動脈や首のあたりにある頸動脈が動脈硬化を起こせば脳卒中になる。脳卒中には、脳動脈が破れる脳出血と、血管が詰まることでおきる脳梗塞がある。
人は血管と共に老いると言われ、歳を取れば動脈硬化は誰にでも起こりえる。医者の多くは誰にでも起こる老化現象だからやむをえないという。しかし、正しい栄養を摂取することにより、ある程度まで人間の老化を食い止めることができる。
動脈に弾力を与える役目を担っているのは、エラスチンというタンパク質である。一般的に、動物性食品は良質のタンパク源であり、エラスチンなどの体タンパクづくりに有利なのである。そして、エラスチンは人間が体内で作り出しているタンパクである。
本当の意味で動脈をよみがえらせるために、その部品を体内の工場で生産できるようにさせなければならない。体内でエラスチン生産に必要となるのはビタミンB6である。いわし、大豆、バナナ、豚肉など、この栄養素を含んだ食品を積極的に食べることである。
エラスチンが足りなければ投与すればよいという発想では、その後も自力でエラスチンを作ることができなくなる。本当の意味で動脈をよみがえらせるためには、その部品を体内の工場で生産できるようにさせなければならない。
循環器系の成人病の中でも、とくに心臓病の予防に役立つ物質に、タウリンという含硫アミノ酸がある。これは名前の通り硫黄を持つアミノ酸で、牡蠣や魚の血合肉などに含まれている物質である。
タンパク質の立体構造は、硫黄と硫黄とが結合することによって保たれている。活性酸素によって壊された部分を補修するためには、その硫黄を持った含硫アミノ酸が必要になる。
脳血栓の再発は、薬局で成分がアスピリン単一のものを購入し、一度に六分の一錠を飲むだけでよい。病院で処方されるアスピリンは、アルミニュウムやマグネシュウムが入っているので胃にダメージを与え、アルミニュームの摂取は痴呆症の原因となる。
6) 高尿酸血症に動じない
通風とは高尿酸血症によって生じる発作のことで、この発作が起きると足の親指、足首、ひざの関節などに激痛が走る。風が吹いても痛いというこの病気にかかった患者は、血液中の尿酸の濃度が高まっている。たしかに検査すると通風の患者は尿酸値が高い。
医者が行う治療法は毎度お決まりのパターンである。血液検査で尿酸値が高いと判断されれば一律に薬を与える。ほおっておいても痛風にならない人まで、安易に尿酸値を下げる薬を与えて製薬会社を儲けさせている。
尿酸値の高さは、通風の必要条件であって十分条件ではない。尿酸そのものは決して有害物質ではない。むしろ血中ではスカベンジャーとして働く大切な物質である。尿酸を必要以上に減らしてしまったら、逆に健康を損ないかねない。
血中の尿酸値が高くなると、尿酸がナトリウムと結合して針状の結晶になる。これが周囲の組織を傷つけて、その部分が炎症を起こすのが通風が起こす仕組みである。逆に言えば、この針状結晶ができなければ尿酸値が高くても痛風にはならないことになる。
カギを握っているのは糖タンパク(糖とタンパク質の複合体)である。近くに糖タンパクがあると尿酸は糖タンパクと結合する。そのためナトリウムは結晶化せず、通風にはならないのである。
通風の予防策は尿酸値を下げることではない。尿酸値を下げることではなく体内で十分に糖タンパクを作れるようにしてやればよいことになる。そこで必要なのはタンパク質、さらに、糖を作るためにはビタミンAが欠かせない。
この二つを食事から摂取することで、通風は自力で克服できるのである。尿酸値が高くなる人には、体内で尿酸を過剰に作ってしまうタイプと、余った尿酸を腎臓から排泄できないタイプとがある。いずれにしても一時的なものではなく体質的な問題である。
したがって、薬で尿酸値を下げても根本的な解決にはならない。良質なタンパク質を接種して糖を作るためのビタミンAを摂取することである。体がもっている本来の機能を活かすような栄養を摂取することが重要なのである。
ハゲちゃんは61歳で左足の親指付け根に激痛を1度感じた。通風と診断されて長年薬を飲んだが、三石理論で薬の飲む回数を減らしていった。発作が起きないので医者に薬を減らすよう頼むと激怒された。通院も薬もやめたが78歳まで通風の再発はない。
7) 脂肪肝も治る
お酒の好きな人にとって成人病との関係は重大な問題に違いない。健康のためにと思って好きなお酒を止めると、かえってストレスが増大してしまう。お酒の飲み過ぎは、脂肪肝や肝炎などの肝臓の病気と深くかかわっている。
脂肪肝とは、肝臓の細胞に必要以上の脂肪が蓄積された状態のことで、これを放っておくとアルコール性肝炎を招くことがあり、さらに肝硬変を巻き起こす。したがって、深刻な病気を避けるには、脂肪肝の段階で手を打っておくべきだろう。
肝臓はビタミンやグリコーゲンなど、いろいろな物質をためる働きをする臓器で、本来脂肪は溜めないようにできている。作られた脂肪は、コレステロールを含むリポタンパクとともに運び出される仕組みになっている。
脂肪肝になるとその仕組みがうまく働かなくなる。リポタンパクを運び出す能力は、あらかじめ遺伝的に決まっている。脂肪の量がその能力にみあったものなら、肝臓に脂肪が残ることはない。
ところが何かのきっかけで、脂肪を合成する働きが、運び出す能力を上回ってしまうことがある。そこで余った脂肪が肝臓に溜まり始めることになる。とくにアルコールを代謝するときに、そういう状態になりやすい。
アルコールを断てば二週間ほどで肝臓は元の状態に戻る。好きなお酒を止めなくても、必要な栄養を十分取っていれば、肝臓を正常に機能させることができる。酒のみにとってありがたい栄養とは、ビタミンB群に属するコリンとイノオシトールである。
コリンとイノオシトールという二つの抗脂肪肝因子はレシチンに含まれている物質である。また、アルコールを代謝するときにニコチン酸というビタミンが大量に消費される。ニコチン酸には多くの持ち場があるため、他の代謝がスムーズに行われなくなる。
脂肪肝が気になる酒飲みは、なるべくビタミンB群やレシチンを多く含んだ豚肉、豆類、チーズなどのツマミを食べながらお酒を飲むようにするといい。先人たちの経験に基づく知恵で、人間は理にかなったものをアルコールと一緒に食べてきたのである。
8) 風邪の予防
ウイルスに対抗する必要な物質は、インターフェロンという糖タンパクである。ウイルスが体内細胞に侵入すると、その細胞からインターフェロンが外に分泌される。これが周囲の細胞に対する警戒信号となり、体がウイルスの増殖を抑える物質を作り始める。
インターフェロンを欠かさなければ風邪のウイルスを撃退することができる。体内でインターフェロンを作るためには、タンパク質とビタミンCが必要になる。また、インターフェロンは温度が高い方が作りやすい。
鼻粘膜などから冷たい空気を吸っていると、インターフェロンを生産するスピードが落ちてしまう。だから、風邪をひいたときは体を温める方が良いことになる。とくに頭部は洋服や布団から外に出ているから、冷たくなりやすい。
それを防ぐためには、脳へ通じる太い血管が走っている首から背中にかけた部分を温めてやるのが有効である。風邪をひいたときに背中にゾクゾクと悪寒が走る。これはここを温めてほしいという体からの信号である。
発熱は代謝レベルを上げるからひどく体力を消耗させる。発熱によって白血球を増やしてウイルスと戦うためである。発熱は異常な状態だが、人体が風邪という非常事態に対処するための正しい反応である。発熱は安静にしろという体からの警告である。
体を動かすことはもちろん、消化や吸収は多くのエネルギーを使う作業である。そういう活動を一時的に終始して、ウイルスとの戦いに全力をかたむけるために体は熱を出すのである。体の抵抗力を奪うことになるので、むやみに解熱剤で熱を下げないほうが良い。
解熱剤と同様に、抗生物質も風邪をひくとかならず医師から与えられる。医師の処方する抗生物質は、ウイルスに便乗して混合感染する細菌を標的にするもので、必要最小限の服用にとどめておいた方が良いだろう。
とくに気をつけたいのは、抗生物質を使っていると腸内細菌が死んでしまい、おなかの調子が悪くなることである。このため、抗生物質を服用するときは、なるべく腸内細菌の餌になる食物繊維(とくに水溶性のもの)を接種するようにしてほしい。
風邪の患者に医者は何が効くのか分からず「一応これを試してみよう」と薬を出している。効き目が分からない薬を飲むより、自分の体が持っている抵抗力を十分発揮できるような環境を作るべきである。効き目のある風邪薬ができたらノーベル賞ものと言われる。