はげちゃんの世界

人々の役に立とうと夢をいだき、夢を追いかけてきた日々

第31章 省エネの実現
          (3-3)

照明設備の改善が完了すると、電子ブレーカーやLED導入により節電が可能になるとの情報を得ました。動力用電流の無料測定でデンシブレーカーの節電効果を確かめ、取付け照明器具メーカーに確認してLED導入し、京都議定書の約束を達成しました。

1 電子ブレーカーの導入

1-1 主開閉器契約について

2008(平成20)年4月6日発行の理事会報第250号で「主開閉器契約に変更可能か調査中」をお知らせしました。

動力の電源は「交流単相三線式40A(照明は単相交流13KW)」で、2基のエレベータと2台のブースターポンプを稼動させています。動力の契約は、機械数やモーターの容量の総合計で契約する「設備契約」ですがエレベータが同時に稼動することはめったになく、ブースターポンプも同時に稼動することはありません

平成8年1月より機械の台数やモーターの容量にかかわらず、実際に機械を動かす際に必要な電流量で契約できることになりました。私たちのマンションで「主開閉器契約」が可能か、専門家に照会して調査を依頼しました。

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1-2 主開閉器契約とは

2008(平成20)年5月18日発行の理事会報第252号で「主開閉器契約の資料収集」をお知らせしました

マンション共用部の動力はエレベータとブースターポンプで、この電力を削減することは不可能と考えられてきました。機械を動かすと電気が消費されるのは当然ですが、従来のブレーカーでは不可能であった最適最小定格電流の設定をCPU(コンピュータ用の中央演算処理ユニット)で制御する電子ブレーカーの利用を考えた企業が現れました。電子ブレーカーで自動的に定格電流を制御できれば、負荷設備契約から主開閉機器契約への変更が可能となり、動力用電力の三相基本料金を削減することができるとされています

現在の負荷設備契約というのは、機械のモーター容量の総合計KWを契約容量としてこれに基本料金を掛けて算出する方法でほとんどのマンションや事業所などが行っている契約です。主開閉器契約はモーターの容量にかかわらず、実際に機械の稼動時にブレーカーに流れる電流値を契約容量とする方法です。

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1-3 動力用電流の無料測定

2008(平成20)年5月21日発行の理事会報第253号で「電子ブレーカーによる費用削減は可能」をお知らせしました。

動力は必要な方だけが契約するしくみのためお客が知ろうとしない限りだれも教えてくれないというのが現実です。北電の電気供給約款には、希望して所定の手続きを行えば主開閉器契約ができますと書かれています。

ネットで発見したエスコシステム社の電子ブレーカーを、本社に照会すると資料を郵送いただきました。取扱店に小規模マンションでの効果を問い合わせると、分電盤の回路に測定器を取り付けて5月19日から22日までの3日間、72時間連続で動力用電流の無料測定をしてくれました。この測定でエレベータ2基とブースターポンプ2基が同時に起動した平成20年5月20日13時00分09秒に32.7KWで2.7Aの電気が瞬間的に流れるのを発見しました。

機械類はスイッチを入れた瞬間に最も多く電気を消費します。パソコンの場合でも1日に5~6回スイッチを切るのであれば、24時間つけっぱなしのほうが電気の消耗は少ないのです。

電子ブレーカーは瞬時的な電力や、ある一定時間連続して流れる過負荷でもブレーカーが落ちない仕組みで、工場に備え付けの機械が一斉起動するピーク時にも最低限の容量で稼動させることができます

マンションの通常時と最高時の電流測定で5KWの電子ブレーカーであれば容量が十分と分かりました。負荷設備契約13KWから主開閉器契約5KWへ変更すると、税込月額基本料金は15,171円から5,835円になり、無駄な出費を押さえることができます。

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電子ブレーカー製品の認証は財団法人電気安全環境研究所が行っています。製品のモデル毎に規格・基準に適合していることの認証、並びにその製品を製造する工場の品質管理体制及び規格適合性試験等の的確性の確認を経て認証を行い、認証書と「S-JETマーク」の表示を認めています。

ネットで発見した代理店が扱うネオ・コーポレーション製の電子ブレーカーとエスコシステム社の電子ブレーカーの見積額を比較すると、エスコシステム社製はかなり高額です。

ネオ・コーポレーション製を扱う代理店へ、計算誤りではと質問しました。「一般的に電子ブレーカーの価格はどこの販売会社も高いのが現実です。当社はお客様の立場にたった営業と販売価格設定をし、今回はお客様の削減金額が小さいため価格を下げて見積りをしています。」と返信がありました。

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1-4 見積もりを依頼

2008年(平成20)年6月10日発行の理事会報第254号で「動力電気代の仕組みは80%が基本料金」をお知らせしました。

電子ブレーカーのメーカーであるネオ・コーポレーションのホームページを検索するとグループ企業が札幌市内にありました。電話番号を問合せて先月末に有限会社エヌ・イ・ビーへ照会しました。

「ネットで発見した旭川の代理店に問い合わせ、北電との契約書などから概算見積もりをいただきましたが、動力用電流の測定が行われていないので貴社にお願いすれば測定していただけるのでしょうか。」「その会社は私どもの旭川代理店です。札幌のマンションから頼まれたら測定に行ってもらえるかと打診がありました。サービスで無料測定を実施していますので月曜日の午前中にうかがいます。」

「小規模マンションのため資金にゆとりがありません。エスコ社の取扱店より電子ブレーカーは工事費込みで45万円を提示いただきましたが、同様に5KW用の電子ブレーカーですとおよそどの程度の費用が必要でしょう。」「40万円前後とお考えください。」「測定結果で変わると思いますが、旭川の代理店から仮に5KWの場合として346,500円の見積もりをいただきました。」「えっ、その金額は代理店への・・、間違えたんだ。」「総会議案書に載せて配付済みですが訂正が必要でしょうか。」「わかりました。代理店が出した金額でお受けします。」

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6月2日午前10時半に、有限会社エヌ・イ・ビーの及川社長がおいでになり、電気引込み盤の動力配線に測定器を取り付けました。及川社長は電子ブレーカーを北海道へ紹介した先駆者で商品の宣伝は一度もしていません。ネオ・コーポレーションの電子ブレーカーを導入された方々より口コミで広がるため、宣伝費の削減分を値引きでお客様へ還元しているそうです。

ブレーカーの設置工事もできる電気のプロに、エスコ社代理店の測定結果をお見せして「32.7KWで2.7Aだから5KWの契約でよい」という意味がわからないと質問しました。測定表を見ながら「32.7KWではなく、最大値が32.7Aで最小値が2.7Aですから平均値は15Aになるので、5KWの契約を結ぶことができるという意味です。」と間違いを教えていただきました

6月3日に測定器を取り外して測定結果をコンピュータで解析すると、北海道電力が定める電気供給約款の主開閉器契約算定方法から、15Aの電子ブレーカーを導入して低圧電力基本料金削減が可能との結果が出ました。6月2日の16時11分21秒にエレベータ2基とブースターポンプ2基が同時に稼動し、15秒間で33.8Aの最大値まで上がり、最小値へ戻るまでに15秒かかりました。これにより起動時の瞬間最大電力消費は30秒間と分かりました

経済産業省の安全基準に基づいて作成した配線用遮断機動作表で平均値の15Aを探すと、契約が5KWで瞬間的に33.8Aの電流が流れても、Ⅳの28~57Aの範囲内ですから電子ブレーカーは1分49秒間落ちないことになります。瞬間的にと言う言葉を時間で表現すると、30秒前後と言われ測定した数値と一致します。この結果、測定した最大値が33.8Aで平均値が15Aの場合は、15Aの電子ブレーカーを導入すると5KWの契約で十分ということになります

エヌ・イ・ビーの及川社長は「当社が扱う電子ブレーカーの設置後の保障については、正常使用で万一重大な故障が発生した場合は法定耐用年数の15年間に限り無償で交換し、その他の故障も無償で行い生産物賠償責任保険の適用も受けます。商品に自信があるからここまでの保障を覚書で締結しています。」とおっしゃいました。

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1-5 定期総会で導入が承認

2008(平成20)年6月21日開催の定期総会で「動力用電子ブレーカーの導入」が承認されました。

5月19日から22日までの3日間72時間連続で動力用電流の測定でエレベータ2基とブースターポンプ2基が同時に起動した平成20年5月200日13時00分09秒に、32.7KWで2.7Aの電気が瞬間的に流れるのを発見しました。マンションの通常時と最高時の電流測定で、5KWの電子ブレーカーであれば容量が十分と分かりました。負荷設備契約13KWから主開閉器契約5KWへ変更すると、税込月額基本料金は15.1711円から5,835円になり無駄な出費を押さえることができます

エスコ社製とネオ・コーポレーション社製は共に財団法人電気安全環境研究所の認証を受けていますが、インターネットでエスコシステム社の代理店は問題があるとのブログが見受けられました。性能は同じで比較的安価な、ネオ・コーポレーション社製の電子ブレーカーを設置して経常費を節減します。

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1-6 オール電化への障害なし

2008(平成20)年6月20日発行の理事会報第255号で「電子ブレーカーの取り付け工事は24日」をお知らせしました。

6月16日、有限会社エヌ・イ・ビーへ「ネオ・コーポレーション製の電子ブレーカー」の取り付け工事を発注し、動力基本契約削減契約を締結しました。23日に現場を確認して設置工事は24日となり、お預かりした「共用部電気工事のお知らせ」を19日に配付しました。24日の午前10時から11時までは動力用電源を遮断しますので、エレベータは停止し水道の水は止まります。なお、各住戸内の照明とコンセントはいつものように使えます。

電気引込み盤で動力用配線に電子ブレーカーを取り付けると説明しましたが、電気の配線はブレーカー前で照明用と動力用に分岐するので電子ブレーカーの位置が不適切とされ、オール電化(200w)への変更時に支障があるなどのご意見が次々に出され、理事会はそこまでの知識はないことから答弁に窮しました。16日においでになったエヌ・イ・ビーの及川社長へ、できるだけ素人に分かるような説明をお願いしました。

「建物の西側電柱にトランスが二台あり、照明用と動力用と考えてください。ひとつのトランスからでた三本の電線は一本にまとめられ、照明用と動力用の二本となった電線が引込み盤へ入ります。引込み盤の内部でそれぞれが再び三線に分けられて、照明用と動力用のブレーカーに接続されます。照明用の電線は三本とも100Vで、動力用は三本とも200Vですから一緒にできず、照明用と動力用は別配線です」。

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1-7 電子ブレーカー設置完了

2008(平成20)年7月3日発行の理事会報第256号で「北電調査員が配線と漏電の有無をチェック」をお知らせしました。

6月24日午前9時から、管理用倉庫の電気引込み盤内に動力用電子ブレーカーを取り付ける工事が行われました。午前10時に、東西棟のエレベータを一階まで下ろして動力用電源を切り、ブースターポンプも止まりましたが水圧が強いため断水は避けられました。配線分岐用コネクタを取り除いて既存のブレーカーを下げ、空いた部分に電子ブレーカーを配置しました。左側写真が「Before」、左側写真が「After」です。

工事がほぼ完了した午前11時に北海道電力の調査員がみえ、電気引込み盤内の配線に誤りがないことを調査してから通電の許可が下りました。更に、東西棟のエレベータを上げ下げして稼働状態を確認し、各配線の電流容量と漏電の有無を測定器で検査したのち問題はないとの報告を受けました

節電を目指した改良工事は完了しました。これで更なる省エネが図られ年間推定30万円の無駄払いが消えます。今後は、蛍光管類の在庫が微少となり、球切れがあった時点で高輝度LEDを採用した蛍光管への交換、センサーで反応する電球を点灯反応時間が短縮された蛍光電球への交換などによる節電が考えられます。

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1-8 保障重点の覚書

2008(平成20年)年8月5日発行の理事会報第259号で「電子ブレーカー設置に関する覚書」をお知らせしました。

第1条 甲は乙の動力基本契約をNE-B 15A(以下、商品とする)をもって、13KW⇒5KWに変更する主開閉器契約を北海道電力株式会社(以下、丙とする)で定める電気供給約款「Ⅲ契約種別及び料金」の「21 低圧電力」(4)契約電力 ロに基づき行うものとする。

第2条 本契約を丙へ申請・受理・工事完了後、甲が乙と締結した内容と丙の受理内容に万一相違がある場合には、本契約を解除し、甲は再度検証するものとする。但し、丙の都合又はミスによるものはこの限りではない。

第3条 甲は工事士による下見確認及び申請書作成の際、本契約の尊守が不履行になると判断した場合には本契約を一度解除し、甲より再度提案するものとする。乙はその再度提案された契約内容により、再度締結を行うか検証出来るものとする。

第4条 乙が支払方法を信販会社にて締結した場合は、工事完了後、翌月より支払の発生が生じるものとする。万一、工事完了前に支払が発生した場合には、甲が負担するものとする。叉、乙が現金(小切手含む)にて締結した場合は別紙契約書に定めた金額・期日に基づき支払うものとする。

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第5条 当該本契約は商行為契約に当たり、クーリングオフの適用を受けないものとする。本契約締結後、工事前日迄に限り、乙の都合により本契約を解約する場合には、別紙契約書の表記商品代金の15%を違約金として甲に対して支払うことにより解約できるものとする。工事費当日び完了後の解約には別紙契約書の表記商品代金の100%が違約金として発生し、甲に対して支払うことにより解約できるものとする。但し、本契約の第2条及び、第3条に該当する場合は無条件で解約できるものとする。

第6条 工事後の保障に関し、正常使用の場合において故障と認められた場合には商品本体の交換を甲は法定対応年数の15年間無償にて行うものとする。(製造元3年・メーカー6年・甲15年)又、乙の依頼によりメンテナンスを甲又は工事店が行った場合、本商品が原因によるものは正常使用期間中においては期限を設けず無償で行うものとする。但し、原因が乙都合の場合には乙が出張料及び施工に伴った工事費を負担するものとする。
 尚、設備の増減によるブレーカーの無償交換期間は2年間とする。それ以降に関しては、交換費用などは乙の負担とする。全てにおいて、交換の際に乙の負担が発生する場合、甲は旧商品を買取り、新しいものと相殺して発生した差額及び、費用のみを甲は乙に請求するものとする。

第7畳 甲は本商品に対し、生産物賠償責任保険に加入するものとする。

第8条 甲及び乙は、その他の契約条項に関し、別紙契約書並びに導入規定の内容を尊守するものとする。甲乙互いに本契約内容を承認し、記名捺印の上各々1部を保管する。

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2 LEDの検討と導入

2-1 LED電球を使えないか

2010年(平成22)年3月27日発行の理事会報第300号で「LED照明の導入は用途に応じて」をお知らせしました。

3月に三井不動産が分譲予約を開始した東京都世田谷区の新築マンション「蘆花公園」は、共用部だけではなく専有部のほぼすべての電球をLED照明にしました。LED電球の採用に当たって三井不動産が意識したのは保守の容易さです。

LED電球の寿命が長いとはいえ、10年で交換が必要となります。住人や管理会社が既存の電球と同様に交換できるよう、電気店などで入手が容易なE26の口金のLED電球を採用しました。マンションの予定販売価格は4,600万円~8千万円を予定し、最多販売価格は5,700万円~6,200万円です。

LED電球には問題点も多々あります。LED電球に防湿機能がなく、洗面台と浴室の照明には使えません。高湿度の環境下では漏電する恐れがあります。ねじ込み式の口金は「エジソンベース」と呼ばれ、ランプ交換をひん繁に行うことを前提に考え出されたものです。LED電球は通常の電球に比べて非常に重く、ねじ込み式の口金は振動で緩んでしまいます。

LEDD電球は白熱電球よりも若干大きいので、寸法を測って購入しないと照明機器によってはうまく収まらない場合があります。ダウンライトでレフタイプの電球を使っている場合は注意が必要です。レフタイプの電球は、四方八方に広がってしまう電球の光を反射板で直下方向に反射させています。LED電球のソケット方向は放熱板ですから光りません。現在40Wの電球を使っていても、同じ40W相当のLED電球では暗く感じます。

また、NECライティング、住友化学、興和、スタンレー電気などは、直管蛍光灯形LEDランプの開発に着手しています。蛍光灯40W×2灯用器具相当のLEDベースライトの価格は現在約10万円。まだまだ身近ではありません。

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2-2 一ケ所だけで実験

2010(平成22)年8月31日発行の理事会報第321号で「LEDランプへ交換して実験を開始」をお知らせしました。

東棟六階エレベータ横の人感センサー付きスポットライトは、平成20年5月7日から9日まで連続点灯していましたが、メーカーの調査も原因不明で様子を見ることになりました。その後も数日にわたって点灯が連続することがあり、平成21年3月4日にメーカーへ預けて原因を調査いただきました。4月1日に戻りましたが、取り付け位置の明るさや検地エリアの影響等と思われ、器具に問題はないという報告でした。

メーカーでは頻繁に点灯と消灯を繰り返した実験が行われたようです。所定位置に取り付けられて1年3ヶ月後、ネオボールZ球は定格寿命の8千 時間を越えて7月末に消灯しました。他のスポットライトの球と入れ替えて実験し、器具の故障でないことを確認しました。

人感センサー付きスポットライトの取扱説明書に、「ランプはネオボールZD形(13Wまで)以外使用しないでください。変形・変色・火災の原因となります。点灯中は灯具が高温となりやけどの恐れがあります。ネオボールは、点灯後約20分間は明るさや光色が若干変化します。スイッチを操作して連続で8時間点灯させることもできます。」と書かれています。

マンション内の人感センサー付きスポットライトは、人の動きを感じると1分間点灯するように設定してあります。但し、東棟六階エレベータ横の人感センサー付きスポットライトの点灯時間は5秒間に設定していることから、高温になって変形・変色・火災の原因となることはないと推定できます。9月1日よりLED電球8.7Wを取り付けて実験を始めます。

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2-3 LEDランプの発熱

2010(平成22年)年9月16日発行の理事会報第322号で「触っていても熱さは感じられず」をお知らせしました

9月1日より東棟六階のエレベータ前人感センサー付きスポットライトの光源を、ネオボールZD形13WからLED電球4.6W形に変え、人の動きを感じると5秒間点灯するように設定してどの程度の熱をもつか実験しました。

点灯時間がわずかなため触っていても熱さは感じられません。このため9月15日から点灯時間を1分間に変更しました。人感センサーを連続作動させて10分後に触ってみても、正面ガラスと器具全体に熱は感じません。他の階でネオボールZD形が切れた時は、LED電球の4.6W形へ変更しても火災の心配はないように思われます。

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2-4 東芝より回答届く

2010(平成22)年11月11日発行の理事会報第328号で「LED電球密閉型4.6Wは適合」をお知らせしました。

11月3日に東芝ライテック株式会社へ質問しました。「マンションの廊下に人感センサーで反応する東芝電球型蛍光灯ブランケット型番BFB13120Z(K)を取り付け、人の動きを感じると1分間点灯するように設定しました。説明書にランプはネオボールZ(EFD15EL/13-Z)を使用するよう指定されています。

一箇所のネオボールZが切れたので、実験的に「LED電球(LED)E26口金の消費電力4.6W」に取り替えてみました。10分ほど点灯させたままで、ソケット部分に当るブランケットカバーを触っていましたが熱は感じませんし、明るさも申し分ありません。他の23箇所もランプが切れしだい「LED電球(LDA5N)」に交換を検討していますが、貴社の安全性などについての実験結果で使用可能となっているでしょうか。」

11月8日に東芝ライテック株式会社LED部LED企画部より回答が届きました。「毎度、弊社商品をご愛用いただきありがとうございます。この度は、お問い合わせをいただきありがとうございます。次の通り回答させていただきます。

BFB13120Z(K)にLED電球:LDA5Nは使用可能となっております。ネオボールZでは13Wまでの指定ですが、LED電球では適合ワット数、適合する種類など異なります。BFB13120Z(K)では密閉対応のLED電球はご使用可能ですが、密閉器具に対応していないLED電球は使用不可となっております。(仕様は略しました。)

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この結果、各階スポットライトにLED電球(LDA5N)を使えることが分かりました。

理事会報第326号の「エレベーターを下ろさずに、その階に乗り捨ては省エネか」の説明で、「二階から徒歩で階段を下り」た場合はどの程度になるのかとの質問がありました

エレベーターを一階へ下ろした場合の消費電力料金は約0.066円程度ですが、二階から徒歩で階段を下りる場合の減価償却費は980円÷8千時間=1回の点灯で0.123円×4箇所点灯=約0.49円となります。4箇所のネオボールZが1分間点灯する消費電力料金を加算するまでもなく、二階から徒歩で階段を下りた場合は約0.06円と約0.49円ですから八倍以上となります。六階から徒歩で階段を下りた場合は22.5倍も無駄使いになると言えます。

平成19年3月の第14期臨時総会で「照明の改善に(非常灯兼用照明器具の一括更新、玄関照明の改善、屋内共用部照明の改善)」の承認を受けました。平成19年9月の第15期臨時総会で「給水設備の加圧直結工事(結果的に給水給湯設備大規模改修となり、インバーターモーターを導入)」の承認を得ました。

理事会は更なる省エネの実現を目指して、平成19年12月に駐車場照明塔の安定器を交換してメタルハライドランプを導入し、平成20年6月に動力用の電子ブレーカを導入しました。平成21年3月には東棟一階に非常灯増設工事を追加し支出合計額は、1,819.750円となりました。

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2-5 投資相当額の節約実現

2011(平成23)2月27日発行の理事会報第336号で「電気設備改善は次の段階へ」をお知らせしました。

平成19年3月に実施した共用部の照明設備改修で、階段室の非常灯兼用照明器具と一階エントランスホール及び風除室の照明器具を交換しました。各階には人感センサーで反応するスポットライトを設置し、人が動いているときは周囲を明るくできるよう工夫しました。

平成20年7月に揚水用インバーターモーターの電力消費を抑える目的で、エレベーター運航に支障が起きないことを一週間連続した測定で確かめてから電子ブレーカーを導入しました。平成21年3月には、東棟一階エントランスホール内に非常照明装置を一基増設しました。これらの電気設備改善に要した費用は合計1,819,750円です

電気設備改善に投資した費用に相当する金額の節約が実現したので、平成23年度は最先端技術の導入が可能となりました。各階廊下の人感センサー付きスポットライトは、ネオボールZの寿命が近づいて光量が落ちています。4月から始まる大規模修繕工事で、階段や廊下は作業のたびに人の動きが激しくなります。

大規模修繕工事の完了時に、20ヶ所のスポットライトをLED電球(LEA5V)密閉型E60口径、4.6Wで60W相当の光源へ交換します

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2-6 LED電球導入が可能に

2011(平成23)年3月29日発行の理事会報第339号で「5年間で実質1,231,798円を節約」をお知らせしました。

平成23年3月分の請求書が届きました。照明電気料は710KWhで17,425円、動力電気料は586KWhで12,005円でした。これにより平成22年度の年間電気使用量は、照明9,367KWh+動力7,505KWh=16,872KWh、年間電気料は229,884円+149,184円=379,068円と確定しました。

照明の改善に要した費用合計は1,819,750円です。内訳は、
   非常灯兼用照明器具一括更新 585,900円
   玄関照明の改善       287,700円
   屋内共用部照明改善     516,600円
   駐車場照明改善        43,050円
   電子ブレーカー導入     346,500円
   一階非常灯増設        40,000円です。

最多額支出年度の金額は、平成6年度の照明が508,714円、平成9年度の動力がは384,976円が、これが5年間続いたと仮定すると4,468,450円を支払うことになります。この金額を基準にすると平成18年度から平成22年度までの支出合計は2,539,557円で1,928,893円を節約したことになります。

また、節約を開始する前年の平成17年度を基準にすると、
   18年度   -13,500円
   19年度  ー144,358円
   20年度  ー325,684円
   21年度  -373,053円
   22年度  -375,203円
   節約額は 1,231,798円。
となりますこれは、一戸当たり58,657円の負担削減です。なにもせずに管理会社にまかせっきりでは実現しなかった効果です。

照明改善の最終段階は大規模修繕工事の完了時で、20ヶ所のスポットライトをLED電球(LEA5V)密閉型E60口径、4.6Wで60W相当の光源へ交換します。

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3 CO2と削減効果

3-1 京都議定書の約束を達成

2008(平成20)年4月25日発行の理事会報第251号で「私達の共用部はCO2排出量を22%削減」をお知らせしました。

道内24箇所の気象観測所が過去55年間で記録した「観測史上初」は425件もあり、そのほとんどは温暖化が原因と考えられる現象のようです。地球の温暖化防止へ向けて、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの削減を先進国に義務づけた「京都議定書」の第一約束期間(2008~2012年)が2008年1月1日から始まりました。

1990年と比較して先進国全体で年平均5.2%削減することを目指し、日本-6%、米国-7%、欧州連合(EU)-8%、ロシア±0%の削減が義務づけられています。しかし、最大のCO2排出国である米国が2001年3月議定書の枠組みから離脱し、中国は2010年に米国を抜いて世界最大のCO2排出国になる勢いですが、排出削減義務の対象外となっています。

日本は統計上の問題で「2008年4月1日から2013年3月31日までの排出量」が計算対象となります。1990年度の温室効果ガス排出量を基準にした場合、日本の削減量は6%ですが2005年度の排出量は1990年度から8%も増加し、12%以上の削減が必要という厳しい状況になっています

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しぶっていたロシアが京都議定書を批准した最大の理由は、日本の実情を詳細に調査した結果と言われます。日本は毛沢東が「日本人民も中国人民も日本軍国主義の被害者であるとして戦争賠償を放棄」したことから、中国の経済開発や福祉の向上に寄与すべく6兆4千億円を中国に供与してきました。しかし、この巨額の援助が中国人民には一切明らかにされず、いまもなお反日教育が中国全土で行われています

効果の有無を検証せずに血税を投入しても、日本国民は不満も苦情も言わないという、あり得ないことが起きています。しかも、実現の具体的見通しを立てずに京都議定書を批准し、温室効果ガス排出量の抑制が進まずにロシアなどから1兆円程度の削減枠を購入せざるを得なくなることが目に見えています。日本という税金の使途と増税に無関心な国が破滅する前に、日本からの削減枠購入資金で国内の体制を整えることができると、ロシアは考えたのです。

日本より高い-8%の削減目標を掲げた欧州連合(EU)などはすでに削減枠以内に目標を達成していますが、日本は12%以上に増加しても効果的な対策を実施できずに今年のサミットでは更に削減率を更新するといううわさがあります。これではロシアが推測した方向へ向かっているとしか言えません。

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私たちのマンションは非常灯兼用照明器具の更新に伴い屋内共用部照明の改善を実施し、平成19年度秋には駐車場照明の改善と給水設備大規模改修工事でブースターポンプを導入しました。(中略)これらの結果はどのよう効果を上げているか専門的なことが分からないため、データをそろえてCO2排出削減量の計算を福島工業高等専門学校大槻研究室の鈴木昌明先生にお願いしました

共用部の節電のみでCO2排出量は-3,424,142kgとなり、過去15年間の消費電力平均値と比較すると平成19年度のエネルギー削減率は-22%となりました。ご多忙中ご助力いただきました鈴木昌明先生に心から感謝いたします。

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3-2 出費は徐々に減少方向へ

2008(平成20)年10月3日発行の理事会報第263号で「照明と動力の設備改善効果あらわれる」をお知らせしました。

平成19年度末から20年度9月にかけて、照明設備・給水給湯設備・駐車場照明・動力設備などの施設設備改善を実施し、平行して省エネを目指してきました。やっと「電気料金振替済みのお知らせ」のコピーが届き省エネ状態を把握することができました。

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ア. 設備改善時期

 H19.05.17  建物内の非常灯兼用照明器具と玄関外階段上照明器具
        の更新、屋内共用部に人感センサー付きスポットライト
        の新設
 H19.05.23  照明点灯時間の変更
      ・ 風除室と玄関ホール  センサー点灯15:00~ 6:00
                   タイマー点灯18:00~ 3:00
      ・ 駐車場        タイマー点灯15:00~ 3:00
 H19.12.15  駐車場照明をメタルハライドランプに更新
 H19.12.18  エバラ直結給水ブースターポンプへの更新
 H20.06.24  動力用電子ブレーカー(ネオ・コーポレーション製)
        の設置

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イ. 照明の省エネ効果

平成18年度実績平成19年度実績平成20年度実績前年度比
4月 1,521kwh
 38,033円
 1,389kwh
 33,723円
  868kwh
 21,975円
 ー521kwh
ー11,748円
5月 1,336kwh
 33,421円
 1,623kwh
 39,375円
  787kwh
 19,941円
 ー836kwh
ー19,434円
6月 1,620kwh
 29,083円
  768kwh
 18,726円
  699kwh
 17,731円
  ー96kwh
  ー995円
7月 1,296kwh
 32,052円
  940kwh
 22,880円
  793kwh
 20,298円
 ー147kwh
 ー2,582円
8月 1,155kwh
 28,072円
  933kwh
 22,711円
  744kwh
 19,054円
 ー189kwh
 ー3,657円

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ウ. 動力の省エネ効果

平成18年度実績平成19年度実績平成20年度実績前年度比
4月 1,165kwh
 28,101円
  991kwh
 25,686円
 ;623kwh
 22,380円
 ー368kwh
 ー3,306円
5月 1,123kwh
 27,634円
 1,253kwh
 28,466円
 640kwh
 22,576円
 -613kwh
 ー5,890円
6月 1,013kwh
 26,413円
  983kwh
 26,601円
 558kwh
 21,628円
 ー425kwh
 ー4,973円
7月 1,146kwh
 27,685円
 1,135kwh
 27,214円
 615kwh
 16,223円
 ー520kwh
 ー10,991円
8月  992kwh
 25,697円
 1,100kwh
 26,842円
 557kwh
 12,424円
 ー543kwh
 ー14,418円

※ この当時は「電気料金振替済みのお知らせ」が管理会社へ郵送されていました。理事会は節電がどの程度効を奏しているか知りたくても、定期総会直前に伝票類が届くまでわかりません。そこで、「電気料金振替済みのお知らせ」をコピーして届けてもらうことで、毎月の電気使用料が分かるようになりました。

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3-3 CO2削減は8.3t達成

2009(平成21)年5月10日発行の理事会報第277号で「設備投資の減価償却まであと2年半」をお知らせしました。

2009(平成21)年3月20日に開催した臨時総会の「照明の改善」提案で、照明改善の経済効果で「年間約241,379円の節約で、減価償却期間は3年6ヶ月と推定しています。」と説明しました。

総会の承認を受けて平成19年5月11日に照明改善工事を完了しましたが、計画を拡大して平成19年12月13日に駐車場照明の改善を実施しました。また、平成20年6月24日に動力用電子ブレーカを導入し、平成21年3月4日に東棟一階非常灯増設工事の追加などで支出合計額は1,819,750円と倍額になりました。

平成20年度の電気料金は照明用電気料金が最高額であった平成6年度と、動力用電気料金が最高額であった平成9年度のデータを基に比較すると、照明269,835円+動力195,286円=465,121円の節約となりました。

平成19年度の照明用電気料金節約額は217,171円ですから、減価償却が完了するまでの期間は単純計算で残り2年半となります。この結果から、温暖化対策としてのCO2の排出削減量は-50.1%に当たる8.4tを達成しました。当初計画よりも減価償却期間が1年超過となりましたことをお詫びします。

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ア. 照明の省エネ効果

平成6年度(MAX)平成20年度節約量と節約金額
4月分 1,506kwh 45,967円 868kwh 21,975円 -638kwh -23,992円
5月分 1,432kwh 43,691円 787kwh 19.941円 -645kwh -23,750円
6月分 1,187kwh 36,156円 699kwh 17,731円 -488kwh -18,425円
7月分 1,291kwh 39,355円 793kwh 20,298円 -498kwh -19,057円
8月分 1,371kwh 41,815円 744kwh 19,054円 -627kwh -22,761円
9月分 1,230kwh 37,479円 820kwh 20,983円 -410kwh -16,496円
10月分 1,350kwh 41,143円 854kwh 21,845円 -496kwh -19,298円
11月分 1,412kwh 43,048円 714kwh 18,293円 -698kwh -24,755円
12月分 1,341kwh 40,866円 703kwh  18,014円 -638kwh -22,852円
1月分 1,696kwh 51,776円 852kwh 22,817円 -844kwh -28,959円
2月分 1,467kwh 44,738円 737kwh 19,761円 -730kwh -24,977円
3月分 1,400kwh 42,680円 677kwh 18,167円 -723kwh -24,513円
合計   16,683kwh
   508,714円
   9,248kwh
   238,879円
   -7,435kwh
   -269,835円

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イ. 動力の省エネ効果

平成9年度(MAX)平成20年度節約量と節約金額
4月分 1,541kwh 33,723円 623kwh 22,380円 -918kwh -11,343円
5月分 1,452kwh 33,268円 640kwh 22,576円 -812kwh -10,692円
6月分 1,270kwh 31,000円 558kwh 21,628円 -712kwh - 9,372円
7月分 1,389kwh 32,614円 615kwh 16,223円 -774kwh -16,391円
8月分 1,285kwh 31,308円 557kwh 12,424円 -728kwh -18,884円
9月分 1,557kwh 34,724円 633kwh 13,268円 -924kwh -21,456円
10月分 1,255kwh 30,760円 702kwh 13,985円 -553kwh -16,775円
11月分 1,388kwh 32,412円 564kwh 12,383円 -824kwh -20,029円
12月分 1,127kwh 29,170円 569kwh 12,441円 -558kwh -16,729円
1月分 1,584kwh 34,697円 720kwh 15,058円 -864kwh -19,639円
2月分 1,411kwh 32,282円 642kwh 14,059円 -769kwh -18,223円
3月分 1,273kwh 29,018円 580kwh 13,265円 -693kwh -15,753円
合計   16,532kwh
   384,976円
   7,403kw
  189,690円
   -9,129kwh
   -195,286円

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ウ. 照明の改善に要した費用

a. 非常灯兼用照明器具の一括更新費用  585,900円
    階段室の全照明器具更新
b. 玄関照明の改善費用         278,700円
   プリプトン球器具より省エネ器具への交換
c. 屋内共用部照明改善費用       516,600円
   スポットライトの新設
d. 駐車場照明改善費用          43,050円
   安定器を交換してメタルハライドランプへの変更
e. 電子ブレーカ導入費用        346,500円
   エレベータと揚水ポンプ用
f. 一階非常灯増設費用          40,000円
   法定点検で指摘を受けた東棟一階玄関ホール内1灯
            支出合計  1,818,750円

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3-4 CO2は8.1t減

2010(平成22年)年3月27日発行の理事会報第300号で「21年度共用部電気使用量と節約の推移」をお知らせしました。

平成21年度の電気料金は、照明用電気料金と動力用電気料金が最高額であった年度のデータと比較すると512,472円を節約できました。平成19年度から3年間の節約累計額は1,194,764円となり、照明の改善に要した費用1,819,750円が償却されるまで約1年3ヶ月、残り624,986円となりました。

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ア. 照明の省エネ効果

平成6年度(MAX)平成21年度節約量と節約金額
4月分 1,506kwh 45,967円 649kwh 16,839円 -857kwh -29,128円
5月分 1,432kwh 43,691円 805kwh 19.628円 -627kwh -24,063円
6月分 1,187kwh 36,156円 612kwh 14,873円 -575kwh -21,283円
7月分 1,291kwh 39,355円 842kwh 20,454円 -449kwh -18,901円
8月分 1,371kwh 41,815円 903kwh 21,968円 -468kwh -19,847円
9月分 1,230kwh 37,479円 887kwh 21,565円 -343kwh -15,914円
10月分 1,350kwh 41,143円 836kwh 20,444円 -514kwh -20,699円
11月分 1,412kwh 43,048円 907kwh 22,283円 -505kwh -20,765円
12月分 1,341kwh 40,866円 793kwh 19,576円 -548kwh -21,290円
1月分 1,696kwh 51,776円 985kwh 24,213円 -711kwh -27,563円
2月分 1,467kwh 44,738円 729kwh 11,952円 -738kwh -32,786円
3月分 1,400kwh 42,680円 740kwh 18,213円 -660kwh -24,467円
合計   16,683kwh
   508,714円
   9,688kwh
   232,008円
   -6,995kwh
   -276,706円

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イ. 動力の省エネ効果

平成9年度(MAX)平成21年度節約量と節約金額
4月分 1,541kwh 33,723円 584kwh 12,790円 -957kwh -20,933円
5月分 1,452kwh 33,268円 717kwh 13,292円 -753kwh -19,976円
6月分 1,270kwh 31,000円 511kwh 11,073円 -759kwh -19,927円
7月分 1,389kwh 32,614円 626kwh  12,285円 -763kwh -20,329円
8月分 1,285kwh 31,308円 651kwh 12,586円 -634kwh -18,722円
9月分 1,557kwh 34,724円 629kwh 12,345円 -928kwh -22,379円
10月分 1,255kwh 30,760円 619kwh 12,322円 -636kwh -18,438円
11月分 1,388kwh 32,412円 647kwh 12,700円 -741kwh -19,712円
12月分 1,127kwh 29,170円 577kwh 12,009円 -550kwh -17,161円
1月分 1,584kwh 34,697円 731kwh 13,613円 -853kwh -21,084円
2月分 1,411kwh 32,282円 575kwh 11,941円 -836kwh -20,341円
3月分 1,273kwh 29,018円 605kwh 12,254円 -686kwh -16,764円
合計   16,532kwh
   384,976円
   7,472kwh
   149,210円
   -9,096kwh
   -235,766円

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ウ. 三年間の節約量(H19.3.16~H22.3.15)

ア. 平成19年度  照明用 217,171円 動力用    0円
         合計節約料 217,171円  累計  217,171円
イ. 平成20年度  照明用 269,835円 動力用 195,286円
         合計節約料 465,121円  累計  682,292円
ウ. 平成21年度  照明用 276,706円 動力用 235,766円
         合計節約料 512,472円  累計 1,194,764円

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エ. 照明の改善に要した費用

a. 非常灯兼用照明器具の一括更新費用  585,900円
    階段室の全照明器具更新
b. 玄関照明の改善費用         278,700円
   プリプトン球器具より省エネ器具への交換
c. 屋内共用部照明改善費用       516,600円
   スポットライトの新設
d. 駐車場照明改善費用          43,050円
   安定器を交換してメタルハライドランプへの変更
e. 電子ブレーカ導入費用        346,500円
   エレベータと揚水ポンプ用
f. 一階非常灯増設費用          40,000円
   法定点検で指摘を受けた東棟一階玄関ホール内1灯
            支出合計  1,818,750円

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オ. 減価償却

支出額1,819,750円-節約累計額1,194,784円=
   624,966円(約1.3年)

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3-5 減価償却の完了

2012(平成24)年3月19日発行の理事会報第363号で「電気代は56.02%減」をお知らせしました

平成23年度の電気料金は、照明用電気料金と動力用電気料金が最高額であった年度(MAX年度)のデータと比較すると、CO2は51.13%、電気代は56.02%を削減し、支払金額は523,773円を節約できました。

照明改善工事を完了した翌年から年度ごとにこの計算を適用すると、平成19年度から5年間の節約累計額は2,232,159円となり、照明設備と動力設備の改善に要した費用1,819,750円を5年間で償却できました

照明改善工事は平成19年3月、動力改善工事は20年6月に実施し、平成23年7月末に人感センサー作動スポットライトへLEDを導入しました。比較のため、照明点灯時間の短縮成果が表れていた平成17年度も掲載しました

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ア. 照明の省エネ効果

平成6年度平成17年度平成23年度MAX年度と平成23年度の比較
4月分  45,967円  38,165円  17,392円    -28,575円
5月分  43,691円  35,887円  19,028円    -24,663円
6月分  36,156円  27,017円  17,311円    -18,845円
7月分  39,355円  27,754円  15,484円    -23,871円
8月分  41,815円  32,891円  18,844円    -22,971円
9月分  37,479円  35,008円  19,362円    -18,117円
10月分  41,143円  38,532円  16,964円    -24,179円
11月分  43,048円  39,504円  17,522円    -25,526円
12月分  40,866円  38,022円  17,352円    -23,514円
1月分  51,776円  48,375円  20,707円    -31,069円
2月分  44,738円  37,903円  16,659円    -28,079円
3月分  42,680円  35,063円  16,970円    -25,710円
合計 508,714円 434,121円 213,595円   -295,119円

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イ. 動力の省エネ効果

平成9年度平成17年度平成23年度MAX年度と平成23年度の比較
4月分  33,723円  27,271円  12,098円     21,625円
5月分  33,268円  28,251円  12,930円     20,338円
6月分  31,000円  25,503円  13,129円     17,871円
7月分  32,614円  25,334円  12,338円     20,276円
8月分  31,308円  26,658円  13,224円     18,084円
9月分  34,724円  26,289円  13,484円     21,240円
10月分  30,760円  27,137円  13,331円     17,429円
11月分  32,412円  26,718円  13,583円     18,829円
12月分  29,170円  25,723円  12,626円     16,544円
1月分  34,697円  29,059円  14,360円     20,337円
2月分  32,282円  26,158円  12,629円     19,653円
3月分  29,018円  26,049円  12,590円     16,428円
合計 384,976円 320,150円 156,322円    228,654円

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ウ. 五年間の節約額(H19.3.16~H22.3.15)

平成19年3月に照明改善工事が終わり、4月からMAX年度を基準として節約額を算出しています

ア. 平成19年度 照明用 217,171円 動力用    0円
           合計節約料 217,171円  累計  217,171円
イ. 平成20年度 照明用 269,835円 動力用 195,286円
           合計節約料 465,121円  累計  682,292円
ウ. 平成21年度 照明用 276,706円 動力用 235,766円
           合計節約料 512,472円  累計 1,194,764円
エ. 平成22年度 照明用 278,830円 動力用 234,792円
           合計節約料 512,622円  累計 1,708,386円
オ. 平成23年度 照明用 295,119円 動力用 228,654円
           合計節約料 523,773円  累計 2,232,159円

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エ. 照明の改善に要した費用

a. 非常灯兼用照明器具の一括更新費用  585,900円
    階段室の全照明器具更新
b. 玄関照明の改善費用         278,700円
   プリプトン球器具より省エネ器具への交換
c. 屋内共用部照明改善費用       516,600円
   スポットライトの新設
d. 駐車場照明改善費用          43,050円
   安定器を交換してメタルハライドランプへの変更
e. 電子ブレーカ導入費用        346,500円
   エレベータと揚水ポンプ用
f. 一階非常灯増設費用          40,000円
   法定点検で指摘を受けた東棟一階玄関ホール内1灯
            支出合計  1,818,750円

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オ. 減価償却

支出額1,818,750円 - 節約累計額2,232,159円=
+412,409円

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