はげちゃんの世界

人々の役に立とうと夢をいだき、夢を追いかけてきた日々

第9章 各種防災対策

地域の財産である子どもたちが交通事故に遭わないよう見守る体制の確立と、不測の事故から町内会役員の安心安全の確保を推進しました。消火栓周囲の除雪や、町内広報紙を発行して想定されている震災への町内会の対応などをお知らせしました。

トップへ戻る

1 平成21年度の活動

1-1 児童の見守り

町内広報紙の6月1日号で「町内の安全確保を優先」、7月24日号で「自転車と車の接触事故」、平成22年1月1日号で「ブラックアイスバーンで転倒事故」をお知らせしました。

1-1-1 町内の安全確保を優先

平成20年の白石区内交通事故は死傷者8名で、うち6名は高齢者という残念な結果となりました。交通安全早朝街頭啓発が南郷通りで始まり、白石警察署や白石区役所、区の交通安全運動推進委員会の構成団体などが参加しています。

町内会も参加を要請されていますが町内住人の交通安全を優先すべきと考え、街頭啓発日程に合わせて通学路の交差点で町内からの通学児童を見守。町内から小学校へ通学しているのは7名、うち新一年生は2名です。

1-1-2 交通安全見守り日程

4月11日(月) 5月13日(月)  6月 8日(月)
 7月17日(月) 9月24日(月)  10月5日(月)
 11月12日(月)

1-1-3 見守り時間帯

8時00分~8時30分

トップへ戻る

1-1-4 自転車と車の接触事故は78件も

 

東札幌交番の警部補より、交通事故防止に役立つお話がありましたのでご紹介します。

今年度に入ってから白石区で発生した「人と車の接触事故」は78件、統計を取ると接触事故の傾向が明確にわかりました。ゴトウビと呼ばれる「5日・10日・15日・20日・25日」は手形決済で急ぎます。また、給料日の翌日は運転中に「家族とどこへ行こうか、何を食べようか」と注意が散漫になることが原因でした

小路から幹線道路へ接続する箇所に事故が集中しています。幹線道路の歩道上を走る自転車がスピードを上げていると、小路から出てくる車に気づくのが遅れます。このような点に注意して交通事故を避けましょう

トップへ戻る

1-1-5 ブラックアイスバーンで転倒事故

サイクリングロード夢の橋の下に、二条町内から抜けてくる小道ができています。小道の出口正面に15階建てマンションの屋内駐車場があります。

12月17日午後3時過ぎに、二条町内方向から高齢の男性が小道を歩いてきました。縁石の上から車道へ下りようと足を踏み出したとたん、ブラックアイスバーンに足をすくわれました。ものすごい勢いで身体が回転してうしろ向きとなり、縁石に手と顔を強打しました。

通りがかりの人が救急車を手配してくださり、救急隊員は自宅の方と連絡をとって病院へ搬送しました。縁石には多量の血痕が残り、転倒事故のすごさを物語っています。周辺一体はブラックアイスバーンが点在しているので滑り止め用の砂をまきました。

ブラックアイスバーンは、アスファルト上の水がそのまま凍っている状態で、雨が降ったばかりのような濡れた黒光りの路面に見えます。圧雪アイスバーンは押し固められたピカピカの白い道路で、人が立ち止まる交差点付近にできます。縁石や歩道上から車道へ下りるときは、車の確認も重要ですがもっとも滑りやすいのでご注意ください。

トップへ戻る

1-2 防災組織の整備

町内広報紙7月24日号で「町内会の防災組織」、10月1日号「札幌市防災センターで震災の体験を」、11月1日号で「札幌市防災センターで震災を体験」をお知らせしました。

1-2-1 町内会の防災組織

7月19日の第二回役員会で町内会の防災組織を編成しました。実際に動ける役員で構成したため少数です。

・ 午前8時~午後6時までの災害を対象とする(働き手が仕事へ出かけた不在時)。
 ・ 救急救命法を取得し、防災リーダーの指示で人命救助と救護を重点とする。
 ・ 要救護者の所在を掌握する。
 ・ 家族の安全確認者の協力を得る。

本部長 会長  副本部長 I副会長  情報連絡班長 会長&I副会長  初期消火班長 I副会長&会長  救命救護班長 I副会長&会長  避難誘導班長 環境部長  給食給水班長 社会福祉部長。

トップへ戻る

1-2-2 札幌市防災センターで震災の体験を

南郷9丁目の札幌市民防災センターでは、各種災害の模擬体験を通じて防火や防災に関する知識や災害時の行動を学ぶことができます。近くの施設ですから徒歩で体験見学に出かけません

  日時  10月17日(土)9時  公園 滑り台前に集合

3Dシアターの立体映像で防火や防災の心構えを学び、災害の恐ろしさを体感します。地震体験コーナーで兵庫県南部や北海道南西沖などの地震の揺れを体験し、大地震で被害を受けた札幌の街並みを仮想体験することもできます。

煙避難体験コーナーでは、煙が充満した二階建ての建物内で煙の中からの避難行動を体験します。消火体験コーナーではスクリーンに映し出された火災の映像に対して、実際に消火器などを使って消火の体験します。救急体験コーナーで訓練用の人形を使い、心肺蘇生法や応急処置を体験します

災害時の非常持出品や自主防災敷材を、防災グッズウインドウの展示でたしかめましょう。一階にある日本で発生した大地震のパネル展示も必見です。

トップへ戻る

1-2-3 札幌市防災センターで震災を体験

10月17日に予定していましたが団体見学の予約が多く、24日に延期して9時半から町内会役員有志が札幌市民防災センターの体験見学をしました。

開館したばかりだったので立体映像で防火や防災の心構えを学び、地震体験コーナーで震度3~7まで連続体験しました。震度5を超えると、座布団を頭にテーブルの下へもぐりこみました。震度7では家具が倒れるのではなく、飛んでくるという表現が正しいと感じられたそうです(阪神淡路大震災体験者の談話)。

地震のゆれが収まると、すばやくガスコンロとガス湯沸かし器の消火し、椅子を使って避難路を確保するテストは合格でした。消火器を使った模擬火災による消火体験後は二階建ての建物内へ入り、照明が消えた状態で煙の中からの避難行動を体験しました。身をかがめてゆっくり動かないと、煙がかき回されて前後左右が判断できなくなります。階段を降りるときは後ろ向きになることを学びました。

札幌市防災センターは年末年始(12月29日~1月3日)以外に休館日はありません。土曜と日曜日は団体の見学者が多いため、できるだけ平日に体験見学をお勧めします。疑似体験を通してあわてる気持ちが死を招くと実感しました

トップへ戻る

1-2-4  市貸与の防災敷材

町内広報紙6月1日号で「防災敷材の保管場所決まる」、12月1日号で「災害救助用防災機材届く」、平成22年2月1日号で「防災機材は搬出可能」をお知らせしました。

○ 防災敷材の保管場所決まる

札幌市は、自主防災組織が編成されている町内会の活動を支援するため、救急用品など必要な品目を収めた防災敷材を交付しています。これまでは保管場所がないという理由で受領を保留していましたが、昨年度に入り六階建てマンションの管理組合に事情を説明して保管場所提供の検討を依頼していました。

平成21年5月17日に開催されたマンション管理組合の定期総会で議案に取り上げられ、「理事長立会いの下で町内会の防災リーダーが年一回内容物を点検することを条件に町内会の防災敷材を駐輪場で保管する。」ことが、定数4分の3を超える賛成多数で承認されました。マンションのみなさま方のご協力に感謝いたします。

トップへ戻る

1-2-5 災害救助用防災機材届く

待望の「防災資機材」が届きました。11月12日午後、白石区市民部総務企画課地域安全担当係長が車で運搬してくださり、六階建てマンションの駐輪場に収納しました。

防災資機材は災害が発生したときにだれもが利用できるようにして、盗難に合わないよう日常は施錠できる場所に保管すべきです。しかし、施錠すると災害時にだれもが取り出すことはできません。このように相反する条件を満たす保管場所は簡単に見つからず、重量が70kgもあるものを個人の住宅や物置で保管することはむずかしいのです。

六階建てマンション管理組合の第17期定期総会で「理事長立会いの下で町内会の防災リーダーが年一回内容物の点検を実施することを条件に、駐輪場内で防災資機材を保管する」ことが承認され、ご好意に甘えさせていただくことになりました。マンションの駐輪場は常時施錠され自転車をお持ちの方々はカギを身に着けています。災害発生時にマンションから逃げ出せた方は駐輪場の施錠を開けることができます。

内部の自転車は左右に整理整頓され、中央が空けられて防災資機材が取り出しやすいように配慮されています。防災リーダーは防災資機材活用の実技訓練を受けていますが災害に強いスーパーマンではなく高齢者です。助かる人が見殺しにならないよう、より多くの方々に利用方法を身につけていただくための講習会を考えています

災害時の応急救援物資としてまちづくりセンターに食料144食が保存されています。区役所には食料11,124食と毛布589枚、生理用品4,320枚が保存されています。先着順にならざるを得ないので入手不可能と考えられ、最低3日間分の食料などは家族の分を保存するようにしましょう。札幌市の第三次地震災害想定で、冬期間に地震が発生した場合の凍死予想は8千人を超えています。これからは防寒具にもご留意ください。

トップへ戻る

1-2-6 防災機材は搬出可能

1月30日午後、町内会の救急救命法講習「あなたは家族の命を救えますか」で使用するため、白石区から交付された「防災資機材」を3名の防災リーダーが町内会館まで運搬しました。

保管場所である六階建てマンション駐輪場の扉を開けていただくと、自転車が左右に整理整頓されて中央に障害物がまったくありません。いつ災害が起きてもすぐに取り出せるという状態で保管されていました。防災資機材保管の重要性をご理解のうえ、引き続きご協力をお願いいたします。

トップへ戻る

1-2-7 町内会役員の安全を

町内広報紙の平成22年3月1日号で「道町連共済に加入を」お知らせしました。

○ 道町連共済に加入を

町内会は、町内会活動中に町内会役員が事故にあわれても見舞金をおくる根拠規程がまだありません。一般社会法人北海道町内会連合会に加盟する会員組織、準会員組織に所属している見舞金制度のない町内会は、町内会活動中に事故にあわれたとき見舞金を支給する「道町連共済」に加入することができます。役職加入という方法があり、年度途中で他の方に役職を代わられても変更届提出でそのまま新しい方に継続できます。

町内会活動は、回覧板などの配付などを家族の方々が代わって役割を果たすことが多いため、加入者の代理活動中の事故に限り、同居する家族のうち1名を代理として認めています。ですから、夫に代わり妻が町内会費の徴収中にケガをした場合は見舞金の支給対象となります。

道町連共済に新規加入の町内会は3月下旬迄に、加入申込書と加入金を納めるようにと町内連合会から連絡がありました。3月20日の役員会で承認いただき町内会が加入金を負担します。

トップへ戻る

2 平成22年度の活動

2-1 児童の見守り

町内広報紙の5月1日号で「通学児童の見守り」、12月1日号で「通行人と通学路の安全確保を申入れ」、平成23年2月1日号で「雪庇の除去作業に感謝」をお知らせしました。

2-1-1 通学児童の見守り

白石区交通安全推進委員会と町連道路交通部の交通安全該当啓発運動に合わせ、次の日程で通学児童の安全見守りを行います。短時間ですがご参加をお願いします。

日程  5月10日(月)  午前8時~8時20分
 場所  東北通り15・16丁目交差点
 今後の予定 6月 7日(月)
       7月16日(月)
       9月21日(月)
      10月 4日(月)
      11月12日(金)

トップへ戻る

2-1-2 通行人と通学路の安全確保を申入れ

阿部元町内会長宅の跡に11月15日から3月15日までの予定で、鉄筋コンクリート造り地上4階建て1LDK12戸の賃貸マンション建設工事が始まりました。工事を行う通りは小学校の通学路に指定されているため、13日に緊急役員会を開いて対応を協議し次のように申し入れをしました。

町内会は、安全で安心な住みよい環境を創るため、交通事故防止と違法駐車の撲滅を目指しております。11月4日には、北海道知事と北海道警察本部長の連名で「交通事故死多発非常事態宣言」がだされ、町内会も一丸となって交通事故の抑止に努めているところです。工事中は様々な危険に対して十分なご配慮をいただけることと存じますが、臨時役員会で検討した事項をお知らせして善処をお願い申し上げます。

ア. 外工事の日程を表示すること。
イ. 作業時間は8時~17時30分までと
 し、18時までには退去すること。
ウ. 騒音発生時間帯は9時から16時まで
 の間とし、騒音対策に万全を期すこと。
エ. 通学児童と通行人の安全確保(児童の
 登下校時間帯は 警備員を配置するなど事故防止に万全を期すこと。)
オ. 町内は全域駐車禁止。
カ. 資材搬入時及びクレーン車及び生コン車の作業時は、道路専有許可を
 取得して警備員を配置するなど事故防止に万全を期すこと。
キ. 子どもや高齢者に恐怖感を与えないこと。
ク. 空き缶や空き瓶類のポイ捨て禁止。
ケ. 町内会設置のゴミステーションの利用禁止。
コ. 町内会への連絡事項はI副会長へお願いします。工事中に問題が生じ
 た場合はその都度申し入れを行います。

工事が始まって4日目には通学路を駐車場代わりにしています。お気付きの時は「町内会長に頼まれました」と、白石警察署又は東札幌交番へ通報してください。

トップへ戻る

2-1-3 雪庇の除去作業に感謝

今年の冬は気温が低く積雪がなかなか解けない状態が続いているため、町内の建物に雪庇ができ通学路が危険にさらされる状態になりました。

小学校が指定している通学路は、15階建てマンション出入口から南南郷通東札幌線生活道路へ入り、六階建てマンションの東側を抜けて右折し、公園の南側を通り幹線道路を渡って学校へ向かうコースになっています

平成18年3月までの雪は、六階建てマンションの屋上から西風に吹き飛ばされていました。15階建てマンションが建設された翌年の冬から、建物に遮られた風は弱まって屋上に雪庇を形成するようになりました。

15階建てマンションの駐車棟に遮られた西風が駐車棟の上に吹き下りて積雪を巻き上げ、道路側に雪庇を形成しています。二つの建物の雪庇が向かい合うという現象は珍しい光景です

1月中旬に青空のみえる日が続き、通学路に面している建物の雪庇はすべて取り除かれました。子どもたちや通りがかりの人が怪我をしないようにとの優しい心遣いに感謝いたします。ありがとうございました。

トップへ戻る

2-2 震災の体験会

町内広報紙9月1日号で「震災や災害からの脱出体験と観楓会」、10月1日号で「盛り沢山の防災訓練を体験」をお知らせしました。

2-2-1 震災や災害からの脱出体験と観楓会

文化的事業の一環として「地震と煙が充満した二階からの脱出」などを体験し、観楓会でいざというときに支え合えるよう会員相互の交流を図ります。

札幌市防災センターの3D映像で防火と防災の心構えを学び、30年以内に発生が予測される震度7の地震を体験します。模擬火災の現場で消火器を使った消火訓練を受け、煙が充満した停電状態の二階から脱出する方法を体験します。

その後、アサヒビール園で観楓会を行います。同じ町内会員であることを確認し合い親睦と交流を深めます。

日時  9月12日(日) 午前9時30分   合位置 公園物置前
 行先  札幌市民防災センター・アサヒビールそのロイン亭
 観楓会は有料です。町内会は一世帯につき食べ放題コース一人前を補助します。飲み物代は各自お支払いください。
 回覧板で申し込みを受け付けます。当日参加はできません。ご注意ください。

トップへ戻る

2-2-2 盛り沢山の防災訓練を体験

9月10日、町連主催の防災実技講習会に会長とI副会長が参加しました。家庭での地震対策と避難時の注意点、札幌市内で発生した火災の状況などを学び、煙の充満した煙道通過体験の後は、てんぷら油に火が入ったときの消火方法などを見学しました。

9月12日は、町内会主催の「震災体験と煙が充満した家屋からの脱出」などと観楓会ですが、参加者は防災リーダーのみという寂しさでした。

防災センターの方より体験していれば被害を減らすことができますとの説明で、電話による火災通報、模擬火災で消火器を使った消火方法、煙の充満した二階からの脱出訓練などの後、震度6.5で横揺れが長い釧路沖地震を体験しました。阪神淡路大震災の瞬間的な揺れは、昨年度の体験で家具が空中を飛ぶため圧死者の多かったことが想像できます。今回は揺れが長いので動くことができず、恐怖感が募りました。

好天の日曜日、町内会16名の団体と職場の団体11名、ボーイスカウトの団体のほか子どもづれのお母さん方が大勢見学していました。小さいうちから体験させておくと、いざという時にあわてないとのお話に頭が下がります。体験後はロイン亭で観楓会を行いました。

トップへ戻る

2-3 防災組織の整備

町内広報紙の平成22年5月1日号で「防災組織と要援護者」、6月1日号で「自主防災組織編制」、7月1日号で「支え合う町内を目指し」、8月1日号で「要援護者支援は町連が着手」、1月1日号で「防災リーダー初級研修の参加者募集」、2月1日号で「支援の実態調査に回答」をお知らせしました。

2-3-1 防災組織と要援護者

大きな災害が発生したときや一刻を争うときは、行政による支援が間に合わないと札幌市も認めています。このため、町内会の自主防災組織を充実させ、弱者といわれる方々への支援体制の整備を検討しています。防災実技講習会等への参加や札幌市防災センターで消火・煙からの避難法・地震体験会への参加も予定しています。

大地震や風水害などの災害が発生したときに、自分や家族の力だけでは安全な場所へ避難できず、避難場所での生活が困難で周りの人の手助けや、特別な配慮が必要な方々がいらっしゃいます。助け合いの手を差し伸べるための事前調査で、町内会の援助を希望された方々を「要援護者」といいます。

要援護者の方々には「命のバトン」を配付する予定です。命のバトンは「災害時救急医療情報キット」と呼ばれ、自宅で突然倒れたときに救急隊に要援護者の医療情報を正しく伝えるものです。

全国政令指定都市の事例を参考に、早い時期に全会員へ「命のバトン」の配付も検討しています。

トップへ戻る

2-3-2 自主防災組織編制

大きな災害が発生した直後や一刻を争うとき、行政の支援は間に合いません。隣近所をはじめとした地域の対応がもっとも重要になります。このため、5月8日の第一回役員会で町内会の自主防災組織を編成しました。もしもに備えた心構えを常日頃自覚し、いざというときは何をしなければならないかを表にしたものです。

   

トップへ戻る

2-3-3 支え合う町内を目指し

第35期定期総会で「防災組織確立と要援護者支援体制整備」案が承認されました。自主防災組織は前号の町内会報でお知らせしましたが、第2回の役員会で「要援護者の支援体制の具体案」が審議されました。

・要援護者調査の目的
 被災時に支援を希望される「一人暮らしの高齢者と障害をお持ちの方」を把握するため町内会報8月号で調査票を配布します。援助を必要とする旨の申し出があった方を要援護者とし、町内会は要援護者名簿を作成して会長、副会長、社会福祉部長が厳重に保管します。災害時は名簿に登録されている方々の避難と救出を優先します。

・災害時救急医療情報キットの配付
 災害時救急医療情報キットの入手で区役所地域安全担当係へ出向きました。「町連役員会で周知しているように、町連を通して申し込むと命のバトンの容器代は区が負担し、説明書とシロッピーワッペンは町連が用意します。単位町内会が作成してもかまいません。」との説明です。申込時期があるなど事情が変わりましたので、後日詳細をお知らせします。

・非常時通報システムの検討
 要援護者が身近に人がいないときに急病で倒れた場合、救急待機者へ自動的に通報する非常時通報システムの検討を始めました。

トップへ戻る

2-3-4 要援護者支援は町連が着手

6月30日に区役所地域安全係で「命のポスト」の入手方法を訪ねると、町連が要望をまとめて区役所が購入し、まちづくりセンター経由で各町内会へ一括してお渡しする予定と説明されました。

まちづくりセンターで所長にお話を伺うと、「昨年度の町連役員会で平成21年度「命のポスト」の配付町内会が決まり、ご承知の通り今年から他の町内会も順次整備していきます」。

私共の町内会は、会長が町連役員会へ出席する委員でないことを説明し、行政と町連が取り組んでいる要援護者支援事業について具体的な説明を伺いました。(注意:二名の副会長が町連役員会など対外的な団体の会議へ出席し、決まったことなどを役員会へ報告することになっていたのですが忘れたようです。)

区役所と町連の「要援護者支援事業」は平成21年度から始まりました。当面は四つの町内会に在住する80歳以上の高齢者494人を対象とし、今年は私たちの町内会在住で80歳以上の高齢者も該当することが分かりました。

このようなときに単位町内会が単独で要援護者支援体制をつくると、区役所の全体構想と連携が図れなくなります。また、7月20日のNHKニュースで取りあげられた、家族が契約する独居老人非常時通報システムを町内会が用意することも、社会福祉協議会福祉のまち推進センターや民生委員の活動と重なることになります。

区主催の防災実技研修会や防災リーダー中級研修会で得た情報を基に、いち早く整備しようとしたのは少々先走りでした。今後は区役所と町連の要請に基づいて、町内会は「要援護者支援事業」への協力を行うことになります。

トップへ戻る

2-3-5 防災リーダー初級研修の参加者募集

区防災会議会長(区長)より平成22年度区防災リーダー研修初級編の案内がありました。受講対象者は、防災に興味のある方々と地域の防災リーダーで、町内会長の推薦を受けて受講します。受講を希望される方は、1月8日(土)までに町内会長へ直接電話でお名前と電話番号をお知らせください。

トップへ戻る

2-3-6 支援の実態調査に回答

社会福祉法人札幌市社会福祉協議会より、単位町内会用アンケート「災害時要援護者避難支援の実態調査」が届きました。12月25日の役員会で質問ごとに内容を検討して次のように回答しました。

問1 あなたの町内会では災害対策を行っていますか。
     研修会の開催
    平成21年度はさっぽろの地震対策、区の防災対策。
    平成22年度はいざというときの地域の支えあい。

問2 災害時要援護者避難支援の取組みを知っていますか。
     知っています。
     役員は、札幌市発行のパンクレット「災害時支えあいハンドブック、災害時の
    助け合い」を持っています。

問3 災害時要援護者避難支援の取組みを何で知りました。
     新聞・テレビ・広報さっぽろ、災害時支えあいハンドブック、札幌市災害時要
    援護者避難支援ガイドライン、災害時の助け合い、札幌市の出前講座、札幌市の
    災害時要援護者避難支援フォーラム。

問4 あなたの町内会では、災害時要援護者避難支援の取り組みを行っていますか。
     途中で取り組みを断念しました。

問5 途中で取り組みを断念した理由はなぜですか。
     代わりとなる組織がすでにある。東札幌地区社会福祉協議会と福祉のまち推進
    センター、東札幌地区民生委員児童委員協議会協同実施委員会などが取り組んで
    いるとお聞きし、活動がダブラないよう中止しました

問6 今後、あなたの町内会において、札幌市からの支援を受けて災害時要援護者避難
   支援の取組みを行っていきたいと思いますか。
     説明を受けてから検討します。

問7 あなたの町内会では、日常的に支援が必要な方(障がい者、高齢者)に対する見
   守りや安否確認活動を行っていますか。
     実施していません。

問8 実施していない理由はなぜですか。
     その他(東札幌地区社会福祉協議会などの活動内容が分らず)ダブラないよう
    に様子をみています。

トップへ戻る

2-4 町内役員の安全を

町内広報紙4月1日号で「道町連共催に加入」をお知らせしました。

2-4-1 道町連共催に加

町内会の活動中に心ならずも被災された場合を考え、町内会の役員をされている方々の役職名で共済保険に加入しました。役職者が年度途中で他の方に変わられても「変更届」の提出でそのまま新しい役員に継続できる方法としました。

町内会活動を行なうために、自宅を出てから活動を終えて帰宅するまでが対象となります。自宅を出るとは、自宅の敷地内を離れて公道に出た後、マンションなどの集合住宅は各世帯の玄関ドアを出た後のことをいいます。回覧板などの配付などは、家族の方々が代わって役割を果たすことが多く、夫に代わり妻が町内会費の徴収中にケガをする場合もあり得ます。加入者の代理活動中の事故に限り、同居する家族のうち1名は見舞金の支給対象となります。町内を住みやすくするためにご尽力いただく役員の方々に、ほんの少し安心していただけるようになりました。

トップへ戻る

3 平成23年度の活動

3-1 児童の見守り

町内広報紙の4月1日号で「通学児童見守りを変更」、7月1日号で「声掛け運動へ参加」、8月2日号で「終業式に児童見守り」、9月1日号「交通事故と犯罪発生状況」、10月1日号で「第二回声かけ運動」、平成24年1月1日号で「スクールゾーン実行委員会より」と「冬道の交通安全指導ポイント」、3月1日号で「雪庇の除去に感謝」をお知らせしました。

3-1-1 通学児童見守りを変更

平成23年度から次の時期に通学児童の見守りを実施することになりました。

時期:入学式、一学期始業式・一学期終業式、二学期始業式・二学期終業式、三学期始業式・卒業式、三学期終了式。

時間:8時00分~8時20分

トップへ戻る

3-1-2 声掛け運動へ参加

小学校のPTAが中心となり、学校の内外で児童の安全を守ろうと町内会や地域の方々の協力を得ながら設立された「こどもを守る会」は10年目を迎えました。この会は、スクールゾーン実行委員会のメンバーが兼任し、児童の安全確保に多くの成果を残してきたそうです。

6月初めに小学校長とこどもを守る会の会長名で、平成23年度第1回「声掛け運動」を実施するので町内会も協力してほしいと要請がありました。「声掛け運動」は、朝8時から20分間、子どもたちが登校する通学路に立って「おはようございます」と声を掛け合い挨拶を交わす運動です。挨拶を通して子どもたちと顔見知りになり、地域の宝である子どもたちをみんなで守り、はぐくむことを願った活動です

PTA環境ブロック委員や役員を中心とした「こどもを守る会」の会員が、手分けをして通学路の指定場所で声をかけます。保護者はもちろん町内会のみなさまもぜひご参加ください。お勤めに出られる方も、この日は一声かけてから出かけていただけると幸いですという内容です。

突然の要請で役員会で検討することができないため、I副会長が代表して毎朝子どもたちと挨拶をかわしました。参加されているお母さんのお話では年内に第2回目も予定されているようです。

第1回声掛け運動

 日時 6月13日(月)~17日(金)  午前8時00分~8時20分間
  内容:通学路の指定場所で、登校中の児童と朝の挨拶を交歓し合い子どもたちへの事
    故防止の啓発や元気で明るい成長を願う。

トップへ戻る

3-1-3 終業式に児童見守り

7月25日は小学校の一学期終業式です。通学路の交差点で道路交通部長とI副会長が事故に巻き込まれないよう子どもたちを見守りました。

横断歩道の前に立っている子どもの位置に注意しながら、交通事故に遭遇しないよう保護者に代わり見守っています。町内の子どもたちをはじめ、お隣の町内会や団地自治会の子どもたちと顔見知りになり、全員とあいさつを交わすことができるようになりました。

トップへ戻る

3-1-4 交通事故と犯罪発生状況

東札幌交番管内の交通事故発生状況は7月末現在で24件です。車対車の事故が圧倒的に多く12件、車対人が4件、車対自転車が3件、バイク対人が2件、その他3件となっています。

平成23年1月から7月までの交通事故の特徴は次のようになっています。
  道路     市道、道道、国道、その他
  時間     通勤通学時間及び帰宅時間
  曜日     火曜日が要注意日
  事故類型   追突事故が非常に多い
  当事者の年齢 30代、40・50代、60代の順
  違反     不注意事故が依然多い

地区の犯罪の発生件数は136件です。わたしたちの町内では、自転車盗難が1件、車上ねらいが1件、器物損壊が1件ありました。ご注意ください。

トップへ戻る

3-1-5 第二回声かけ運動

平成23年度二回目の「声かけ運動」は、小学校とPTA「こどもを守る会」の主催で9月12日(月)~16日(金)までの5日間行われました。

町内会も趣旨に賛同し、毎朝8時から8時20分まで道路交通部長が通学路の交差点で子どもたちに声をかけました。登校中の子どもたちのようすを見守りながら、朝の挨拶を交換しあい、交通事故防止の啓発と元気で明るい成長を願いました。

登校中の子どもたちを見ていると、わたしたちの町内会とお隣の町内会の子どもたちのほとんどは朝の挨拶をするようになりました。礼儀正しいお父さんお母さんを見ているからでしょう。

目の前を通りかかる子へ「おはよう」と声をかけても、前を向いたまま無視して通り過ぎる女の子や、下を向いたまま急ぎ足で通過する男の子もいます。恥ずかしいから挨拶ができない、という子もいるでしょう。挨拶をしたいけれど声が出ないという感じの子もいます

最近増えてきたと言われるのは無表情で、人から挨拶されても当然だと思っているかのような子の存在です。人から与えられるのが当然で、自分は何もしなくてよいという大人になってほしくはありません。そのような考えでいると、必要なときに助けてもらえません。通りのあちこちで多くのお父さんお母さんが「声かけ運動」に参加されていました。

トップへ戻る

3-1-6 スクールゾーン実行委員会より

10月末現在、白石区では12人の児童が交通事故の被害者になりました。歩行中では飛び出し3人、横断歩道以外の横断1人、違反なし1人。自転車乗車中で信号無視1人、一時不停止1人、安全不確認1人、違反なし3人となっています。また、四輪車に乗車中の事故で1人が被災しています

白石区における12月7日までの交通事故発生状況(人身事故)は728件、市内10区中5番目に位置しています。死者数は4名で、負傷者は812名となっています(前年比ー15.3%)。

トップへ戻る

3-1-7 冬道の交通安全指導ポイント

道路は積雪や凍結等で滑りやすく、車は急に止まれません。道路を横断するときは、左右を良く見て車が停止したことを確認してから渡るように指導しましょう。また、急な飛び出しは絶対にやめさせましょう。

・道路わきの雪山には登らない
  誤って道路に滑り落ちる危険性があるので、絶対に上らないように指導しましょう。

・自転車走行は危険
  冬道は、凍結や積雪によりハンドルが取られやすく、更に道幅も狭くなっているので
 大変危険です。冬道では自転車を利用しないように指導しましょう。

・横断歩道は滑ることも
  横断歩道がアイスバーンになって滑る場合があります。気付いた方は、滑り止めの砂
 まきをお願いします。

トップへ戻る

3-1-8 雪庇の除去に感謝

マンションと駐車場の間を抜けている4番地と5番地の間の道路は小学校の通学路に指定されています。積雪や吹雪で建物の屋上から雪庇がはり出しても頭上まで注意する子どもたちはいません。道路いっぱいに広り掛け替えのない友達と思い出を紡いでいます。今年も子どもたちの安全を気遣い雪庇を除去してくださいました。

トップへ戻る

3-2 震災の体験会

町内広報紙の5月1日号で「各地の町内会防災の取り組み」をお知らせしました。

3-2-1 各地の町内会防災の取り組み

4月10日(日)の平成23年度定期総会終了後、「札幌市防災DVD今、あなたにできること」のシリーズより「家庭でできること」を総会参加者で視聴しました。

このDVDは「家庭でできること」と「地域でできること」の二枚組で、防災や危機管理意識の高揚、自主防災活動の推進と活動の活発化を図る目的で制作されました。町内会の役員会や総会、防災訓練や各種研修会などの機会に活用できるよう町内会で保管しています。(札幌市のWebページで「札幌市防災DVD 今、あなたにできること。(家庭でできること・地域でできること)」を動画配信しています。ご覧ください。)

DVDはノートパソコンで再生できます。東札幌まちづくりセンターよりお借りしたプロジェクターは、専用ケーブルがないので音声を再生できません。素人では解決できず、道路交通部長さんのお力をお借りしました。パソコンの音声出力端子から、町内会館のカラオケ用アンプへ接続できる配線を作っていただきました。画面はプロジェクターで拡大し音声はステレオスピーカーの大音量で聞くことができました。ご協力ありがとうございます。

STVは4月上旬に午後5時から防災関連特集を放送、6日の「私たちにできること」で各地の町内会の取組みを紹介していました。ガレージの内部を改造して棚を作り、テント、マットレス、毛布、衣類、暖房用具と灯油、ツルハシやスコップ、要援護者救助用リヤカーのほか、自家用発電機も保管している町内会がありました。北広島市南ヶ丘町内会は、防災組織の班ごとに勉強会や訓練を実施し、業務分担で連帯感を培っていました。

トップへ戻る

3-2-2 町内役員の安全

町内広報紙の6月1日号で「共済へ役職加入」をお知らせしました。

町内会の活動中に心ならずも被災された場合を考え、町内会の役員をされている方々の役職名で北海道町内会連合会の共済保険に今年も加入しました。役職者が年度途中で他の方に変わられても、変更届の提出でそのまま新しい役員の方が継続できるようになっています。

町内会活動を行うために、自宅を出てから活動を終えて帰宅するまでが保険の対象になります。自宅を出るとは、自宅の敷地内を離れて公道へ出た後を指し、マンションなどの集合住宅では各住戸のドアから出た後のことを言います。

町内会活動では回覧板や広報紙の配付などはご家族の方々が代って役割を果たすことが多いため、夫に代わって妻が町内会費の徴収中にケガをされる場合も考えられます。加入者の代理活動中の事故に限り、同居する家族のうち1名は見舞金の支給対象になります。

ただし、夫・妻・子どもの三人が町内会の夏祭りに参加し、子どもがケガをした場合は見舞金の対象にはなりません。町内を住みやすくするためにご尽力いただく役員の方々にほんの少しですが安心していただける配慮です。

トップへ戻る

4 平成24年度の活動

4-1 児童の見守り

平成24年度第一回役員会議事録「通学児童見守りのを変更」が記録されています。これまでの回数では少なすぎるので、平成24年度から次の時期に通学児童の見守りを実施することになりました。

入学式、一学期始業式・一学期終業式、二学期始業式・二学期終業式、三学期始業式・卒業式、三学期終了式。

当日は、通学路交差点で通学児童の見守りを実施。

町内広報紙の7月1日号で「明るい挨拶を交わす声掛け運動」、平成24年1月1日号で「師走の大雪と強風で雪庇あらわる」、2月1日号で「三学期も交通事故に遭わないよう」、3月1日号で「雪庇の落下事故防」と「入学式と始業式の交通指導」、4月1日号で「今年度最終の通学児童見守り」をお知らせしました。

4-1-1 明るい挨拶を交わす声掛け運動

6月11日から15日までの午前8時から20分間、小学校の通学路で第1回の声掛け運動が行われました。

いざというとき子どもたちが助けを求めやすいよう顔を覚えてもらう目的もあり、町内会は役員へできるだけ協力をお願いしました。交通安全の啓蒙も兼ねるため、連合町内会をとおして事前にふたりの子どもの絵が入った「横断中・札幌市」の旗を4本用意しました。

通学路の交差点で二人の副会長と交通部長、環境部長、青少年副部長が登校中の子どもと朝の挨拶を交換し合い、横断中の事故防止を啓発をしながら安全を願いました。町内の新一年の父母も参加されました。

トップへ戻る

4-1-2 師走の大雪と強風で雪庇あらわる

師走に冬型の気圧配置が強まり、24日の記録的な大雪と26日の風速11mという強い西風で、町内建物の屋根に雪庇(せっぴ)ができました。

雪庇は、屋根に降り積もった雪が強風に押し出され、風下側へ向かって少しずつ庇(ひさし)のように張り出した状態をいいます。雪庇が大きくなると自重に負け、壁に張りつくような状態で屋根から垂れ下がります。気温が上がると垂れ下がった雪の塊が落下し、車などの物損事故や窓ガラスの破損、通行人の人身事故、電線切断などの原因になることがあります。道内では雪庇落下による事故や、隣家とのトラブルなどが毎年あとを絶ちません

雪庇が形成された場合、雪庇の正面からはしごをかけて取り除くのは、逃げ場がなくなり危険すぎます。屋根に上りスコップや棒などで取り除くにしても、屋根から落下して大怪我を負う事故や死亡事故も発生し、女性やお年寄りはもちろん、高所作業に不慣れな男性にとっては大変な作業です。

雪庇の除去を、雪下ろしを業者に頼むにしても需要が多いとすぐには来てもらえません。業者が来たときには雪庇が落ちていたということもありました。二階建て住宅の雪庇除去は、作業1時間当たり8千円程度が相場と言われます。

雪庇の形成を防ぐには、屋根の縁に積もった雪をこまめに取り除くことしかありません。12月中に6回も屋根のふちを除雪している建物には雪庇がありません。除雪した雪を地上へ下ろすことができず山のようになっていました。

トップへ戻る

4-1-3 三学期も交通事故に遭わないよう

1月21日の小学校三学期始業式に通学路の交差点で登校時の交通安全指導を行いました。初日はI副会長と道路交通部長夫人が、翌日から25日までの毎朝、道路交通部長夫人が子どもたちと明るい声であいさつをかわしながら、交通事故に遭わないように見守りました。平成24年度登校時交通安全指導は今回で終了です。ありがとうございます。

トップへ戻る

4-1-4 雪庇の落下事故防止

通学路の安全確保で、六階建てマンション建物の縁に積もった雪が除去されました。積雪を放置していると、道路側へ1番地の賃貸マンションのような雪庇が垂れ下がりとても危険です。歩行者へのご配慮に感謝します。

トップへ戻る

4-1-5 入学式と始業式の交通指導

卒業式18日は8時25分から20分間、環境部長と道路交通部長夫人が卒業生とあかるい挨拶を交わしました。9時5分から25分まで環境部長が在校生の交通指導を行いました。

修了式の25日は8時から道路交通部長夫人、環境部長とI副会長が交通指導に当たりました。本年度も交通事故を防ぐことができました。ありがとうございます。

暖かな日差しが続いて雪解けが進んでいます。急ぎ足で近づく春の足音が聞こえ始め、小学校の始業式と入学式の季節が訪れました。元気で通学する子どもたちが事故に遭わないよう、通学路の交差点で交通指導を行います。ご参加をお願いします。

トップへ戻る

4-1-6 今年度最終の通学児童見守り

平成24度定期総会で承認された通学児童の交通安全見守りは、4月15日の一学期始業式を皮切りに各学期終業式と始業式、春と秋の登校児童声かけ運動に参加しました。

事故なく年度末を迎えて中学校は15日、小学校は19日(火)に卒業式が行われます。また、学年の終業式は小中学校共に25日(月)となっています。

小学校の卒業式と終業式当日は通学路の交差点で今年度最終の登校児童交通安全見守りを実施します。ご参加をお願いします。

トップへ戻る

4-2 震災の体験会

町内広報紙の11月1日号で「札幌大震災の仮想体験と観楓会」をお知らせしました。

4-2-1 幌大震災の仮想体験と観楓会

札幌市民防災センターは、各種災害の模擬体験を通じて防火防災に関する知識や災害時の行動を学ぶことができます。

地震体験コーナーで兵庫県南部地震や北海道南西沖地震などの地震の揺れを体験し、火災・救急についての119番通報やスクリーンに映し出された火災の映像に消火器を使って消火の体験、煙を充満させた2階建ての建物内で煙の中からの避難行動も体験できます。さらに、訓練用の人形を使って心肺蘇生や骨折時の応急処置を体験することができます。このような震災体験は、いざという時にあわてず的確な行動をとれるようにするためです

札幌市民防災センターで震災体験と災害時の行動体験を経験してから、会場をアサヒビール園に移して観楓会を行います。多数のご参加をお待ちしています。

トップへ戻る

4-3 防災組織の整備

町内広報紙の5月1日号で「町内会あげての防災対策へ向けて」と「安全で安心な町内環境を守るために」、7月1日号で「公園に防災資機材庫を設置」、8月1日号で「防災資機材の取扱い講習会へご参加を」、9月1日号で「防災資機材の扱い方をマンツーマンで」と「防災資機材庫に収納保管する防災用品」、12月1日号で「防災機材を購入」、1月1日号で「あなたも防災リーダー」と「堅牢格安のポータブル便座」、2月1日号で「消火栓をいつでも使えるように」、3月1日号で「減災を目指して」をお知らせしました。

4-3-1 町内会あげての防災対策へ向けて

4月7日(土)午後6時より緑栄会館Aホールで、平成24年度定期総会が開催されました。平成23年度の会員数は118名、総会出席者数は12名、有効委任状数は71通で、過半数以上を満たしていることを確認しました。

第3号議案、平成24年度事業計画の総務関係「防災対策の策定」について、公園への防災用具保管庫設置は札幌市の内諾を得られ、次世代のためにも必要との説明があり承認されました。例として用意されたカタログで、大震災時に活躍した災害用簡易組み立て式トイレは、便槽内のクラッシャーが冬期間凍結で使用不可能になるという問題点が発見されました。また、登山用品は軽量で耐久性があり災害対策に利用できるとのご意見が寄せられました。

トップへ戻る

4-3-2 安全で安心な町内環境を守るために

1.街路灯の管理
   町内会が設置した街路灯は9カ所あります。球切れ時は交換します。

2.防火予防の点検パトロール
   役員会当日に町内を巡回し、家の周囲にある燃えやすいものの片づけをお願いしま
  す。

3.安全安心パトーロール
   児童生徒への誘拐や猥褻行為、不審者の徘徊防止のため、時折役員がベストを着用
  して巡回します。

4.駐車車両と放置車両の通報
   町内全域は駐車禁止地帯です。ルール違反の車両は遠慮せず通報します。 

5.児童の交通安全見守り
   道路交通部が主体となり、小学校の始業式・入学式・終業式・卒業式 終了式など
  の行事に合わせ、8時から8時20分まで通学路の交差点で通学児童の見守りを実施
  します。

トップへ戻る

4-3-3 公園に防災資機材庫を設置

6月6日に札幌市の許可が下り、公園の東側出入口を挟んで南側に、物置と同じ方向を向けて防災資機材保管庫を設置しました。防災資機材保管庫は高品質な圧延鋼板の裏表にアルミニュウムと亜鉛の合金メッキを施したガルバリウム鋼板製です。表面に傷がつくと亜鉛が溶け出した部分をアルミの生成物が埋めていく犠牲防食作用で自己修復することができます。

この自己修復作用で優れた耐食性を発揮し、サビや酸性雨、酸性雪などから鋼板を守ります。既設物置と同様、約1mの積雪に耐える構造になっています。

天井補強用のコンパネ3枚と押えのコンクリートブロック、水性ペイントで塗装したコンパネを敷き詰めて床を補強しました。悪戯を防止するため扉の取っ手を外し、カギで開閉するようにしています。防災資機材保管庫と物置のカギは、万一の災害時に対応できるように会長と副会長、各部の部長が保管しています。収納する防災資機材は、主に「東京都葛飾福祉工場」のカタログから6月と7月の役員会で選定します。

六階建てマンションの自転車置場で保管いただいた防災資機材を27日に引き取り収納しました。有難うございました。

トップへ戻る

4-3-4 防災資機材の取扱い講習会へご参加を

公園に町内会の防災資機材庫が設置され、一時保管をお願いしていた札幌市貸与の「防災資機材」を収納保管しました。

保管している防災資機材の名前が分っても、使い方を身に付けていなければいざという時の役に立ちません。できるだけ多くの会員に使い方を知っていただくことが必要です。このため東札幌地区管轄の菊水消防出張所に、自主防災の基本説明と防災資機材の取扱い実技指導をお願いしました。一度覚えるとどこでも役に立ちます。

実技講習に引き続き、札幌市製作の防災動画「今、あなたにできること」より「地域でできること」を視聴します。市内の町内会で行われている要援護者の支援訓練、冬の防災訓練や夏の行事と組み合わせた防火訓練、大規模マンションの要援護者避難支援訓練など実例をみながら町内で必要なことを考えましょう。

トップへ戻る

4-3-5 防災資機材の扱い方をマンツーマンで

8月12日(日)18時より緑栄会館大ホールで白石消防署菊水出張所より消防署員5名、防火推進委員1名、消防団員2名をお招きして「防災資機材の取扱い講習」を行いました。

札幌市内の町内会や自治会の90%に防災組織ができ、地域に即した防災訓練が行われています。私たちの町内会は防災資機材庫を設置したばかりで、市内の町内会のなかではかなり遅れています。

講習では、消火栓の水を受ける水槽の組立てやバケツリレーの要領、ロープの扱い方など、防災資機材の使い方をマンツーマンで学びました。資機材の扱い方を忘れないように他の町内会と同様、年に一度は防災訓練を行うようにと指導がありました。

トップへ戻る

4-3-6 防災資機材庫に収納保管する防災用品

災害が発生するとみなさんは自分と家族の安全を守ります。官公庁の職員も同じで、家族と近所の安全を確認してから徒歩で勤務先へ向かいます。途中で助けを求められたら救助に協力します。ようやく出勤できた職員は、鳴り止まない電話の問い合わせに追われます。全職員がそろわず通常時の何倍もの作業が集中します。災害への心構えはできていても、通常業務と並行して次から次へと連絡が入る非常事態に対応します。道路の障害を取り除く手配を優先し、被災現場への派遣者を決めて装備を確認して消防車や救急車が出動できるまでに最低3日はかかります。このように国や自治体の対応(公助)には限界があるのです

災害発生から3日間は、地域の人々が火災を消し、建物の下敷きになった人を救助し、応急手当てをし、飲み水や食べ物を分け合い、生き延びるために助け合います。個人で準備する防災用品は最低3日分の食料と飲料水で、必需品は後日お知らせします。

町内会は、環境悪化による疫病や伝染病の発生を防ぐため、排せつ物の衛生的な処理を最優先します。次に、救出用具と予備の防寒具の整備を優先するなど、長期の保管に耐えて劣化しない防災用品の選定と検討が続けられています。

トップへ戻る

4-3-7 防災機材を購入

阪神淡路大震災の被災者がもっとも困った生活上の問題の筆頭は「トイレ不足」であったことが知られています。トイレが不足してものかげなどに放置されると、悪臭やハエなどの大量発生を招き衛生と健康上の問題という二次災害に発展する恐れもあります。

今年の9月14日に、札幌市防災会議は修正した「札幌市地域防災計画(地震災害対策編)」を公表しました。地震で水道や下水道に被害があると水洗トイレの使用が不可能になるため、レンタル業者と協定を結んで2,100基のトイレを避難場所に搬入する(避難場所避難者数65人につき1基)としています

町内から近い避難場所(小学校・中学校)の水洗トイレが使用できなくなると、備蓄用の簡易トイレが他の応急救援対策物資とともにレンタル業者から配給されます。

ありがたいことですが、トイレが届くかどうかは道路が走れる状態であることが前提です。平成5年の北海道南西沖地震、平成19年の中越沖地震、平成20年の岩手宮城内陸地震の震源地付近は、道路が寸断されて歩くことすらおぼつかなかったのです

このような状態を知ると、自らを救うのは自らしかないことに気づきます。健康と飲料水があれば3日ほど食べなくても死にませんが、生きている限り新陳代謝を抑えることはできないのです。

町内会が備える防災用具は、町内会員全体を対象とします。身体の不自由な方や足腰の弱っている方を高層階から避難させるときは、折りたたみ式の担架が必要になります。これはマンションなどが備えておくべき防災用具で、町内会が揃えるものとしてはなじみません。

必要と認めても具体的方策に悩む新陳代謝の処分方法を、町内会は年度当初から検討してきました。まず、町内会員約200世帯3日分の大便を処理できる簡易トイレを用意しましたが、小便の回数と量をどう処理するか今後の課題です。

・ 非常用トイレセット
  10枚重ね便袋10組み100回分と抗菌消臭凝固剤・回収袋。
・ 非常用トイレットペーパー
  203m巻き18ロール入り3ケース。
・ 覆い用テント
  使用時W120*D120*H195mm、トイレ・授乳時・下着などの着替え・風呂がない
 ときの体拭きなどの覆い用30張り。
・ メガホン
  防滴中型ハンド型非常サイレン音付1台。

トップへ戻る

4-3-8  あなたも防災リーダーに

町内会の役員や地域にお住まいで自主防災活動に興味を持たれている方々を、防災リーダーとして活動できるように育成することを目的とした研修です。

防災について興味がある方、防災リーダーはなにをするかわからない方、防災リーダーになってみようと思う方、地域の防災リーダーで最新の情報を得たい方などは研修に参加することができます。

初級研修  日時 1月18日(金)18:00~20:30 白石区民センター

中級研修  日時 1月19日(土)14:30~16:30 白石区民センター

研修会への参加希望者は会長宅へ電話でお知らせください。会長推薦者として申し込みます。

災害に備えて防災資機材を備蓄していますが、一般の方々は使い方が分らないというのが現状です。防災資機材の取扱訓練を受けた防災リーダーが増加しなければ宝の持ち腐れになります。あなたも防災リーダー研修を受けましょう。

トップへ戻る

4-3-9 堅牢格安のポータブル便座

非常用トイレ(便袋と消臭凝固剤)とトイレットペーパー、トイレ用の覆いを用意しても、腰を下ろす便座がなければ用を足せません。

量販店に様々な簡易トイレが用意されています。もっとも人気があるのはダンボール製便座で、汚物袋5枚と脱臭剤が付属して2,980円でした。災害発生後に避難場所に設置されるトイレができるまでの間をしのぐ一人用です。この製品を町内会が購入しても災害発生時は大勢の人が使用するので取り扱いが雑になりかねません。ダンボール製の便座が使用中に破損したらそれこそ二次災害です。ある程度丈夫なものでなければ不安です。

札幌市消防局で消防防災博物館の情報をいただき、財団法人消防科学総合センターへ問い合わせて簡易便座を紹介いただきました。製品名「ポータブルジョンⅡ」、登山家やアウトドアー愛好者などに愛用されています。

ネットに出ていた口コミ情報は、「コンパクトで持ち運びは便利。全体的に丈夫なつくりです。折りたためて薄くなり場所もとらないので大変満足しています。座面が高いので非常に座りごこちのよい携帯トイレです。キャンプ用に購入しました。トイレのない場所での車内泊用に購入しました。」などと好評でした。

秀岳荘で販売されていた1,470円のポータブルジョンⅡを20基購入しました。トイレ用ばかりでなく授乳時の腰掛にも使用できます。会議用の折畳み椅子と同じ構造で、背もたれはありませんが脚はかなり頑丈で誤作動しないようにロックできる造りです。

トップへ戻る

4-3-10 消火栓をいつでも使えるように

消火栓は、火災が発生したときに使用する大切な設備です。降雪シーズン中は消防署員や消防団の方々が除雪を行っていますが、数が多いので手が回らず大雪時には除雪が遅れがちになります。このため毎年、町内会に除雪の協力要請がきています。

町内に4基の消火栓があります。一番地は薬品と雑貨販売店の通り沿い、三番地は市営住宅側、四番地は五番地のごみステーション向かい、五番地は15階建てマンション側の環状線沿いにあります。いざというとき、雪の下から消火栓を掘り出すまで火事は待ってくれません。降雪時は消火栓の除雪にご協力をお願いします

1月31日の朝、いずれの消火栓も掘り出されて火災の時はすぐに役立つようになっていました。ご協力ありがとうございます。

トップへ戻る

4-3-11 減災を目指して

2月の第8回役員会で、防災庫に保管する「救助活動用資機材」などの追加備蓄品を決定し購入しました。

① スタティックロープ

直径11mm長さ15m10本。札幌市消防局推奨品で世界各国で使用されている作業用
 ロープ。用途は、倒壊家屋などの柱や梁を吊り上げて閉じ込められた住人を救出する。
 高い所からの脱出。高所への水の汲み上げ。通路の確保など。

② 布担架

重量約2.8kg使用時180×65cm1基。用途は二階建てやマンションなどの階段や通路を引きずる時などの衝撃を和らげ、迅速な救助活動を可能にする布担架。物干し竿を2本差し込むと普通の担架になります。

③ 災害組織用救急箱

アルミ製ケース入り1箱。包帯や三角布など負傷の悪化をくい止める応急処置用。

④ ラジオ

防水型手回し充電式3台。災害状況と救助状況把握。

⑤ 防水シート

ブルーシート5.5×3.6m中厚手10枚。用途は防寒・防雨・防風に利用。

トップへ戻る

会長に選出されたとき、町内会の各部は有名無実で会長と会計以外は活動していない状態でした。小学校と連携して子どもたちの交通事故防止で見守り活動を始め、札幌市防災センターで役員が率先して震災体験をすることでいざという時にあわてず冷静な行動を取れるよう減災を目指し、町内会広報紙を発行して防災と減災情報を頻繁に周知しました。

会長を辞任した翌年度以降は、児童の見守りと消火栓周囲の除雪は続けられ、火災には消火器が有効と10型消火器を10本購入したそうです。

トップへ戻る