はげちゃんの世界

人々の役に立とうと夢をいだき、夢を追いかけてきた日々

第27章 電波障害の解消

建築中の15階建て高層マンション2棟と電波障害対策協定を締結したが、アナログから地デジへの切り替え時期で障害を避けきれずケーブルテレビを導入。光ファイバー導入で21戸中8戸が回線を使用し、LAN配線を導入して速度最大200Mbps時代へ。

1 放送電波の障害

1-1 寝耳に水の大問題

第15期理事長に選出された翌月、2006(平成18)年7月25日発行の理事会報第201号で「電波障害の有無はまもなく、手稲山が見えなくなるその日は」をお知らせしました。

テレビ電波の送信所がある手稲山と、当マンションのテレビアンテナの間に15階建てのマンション二棟が建築中です。写真右端の建物は13階目が完成し、左側の電波の障害物となる建物は12階ができ、13階目の工事はこれから始まります。

マンションのテレビ電波は一本のアンテナで受信する共聴方式のため、電波障害が発生すると全住戸に同様の症状が現れます。すでに、町内の数軒には障害が発生して有線での電波供給が行われています。

町内連合会での説明に基づき、電波障害の発生を確認しだい町内会と協力して対応しますが、配線工事で2~3日不自由をおかけするかもしれません。また、建築中のマンションは比較的高い建物なので、建築中の建物と建物の間を抜けて電波が回り込む回析現象が起き、障害が発生しない場合もありえます。

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1-2 その日は来た

2006(平成18年)年8月15日発行の理事会報第202号で「電波障害解消へ向け、屋上に仮のアンテナを設置して実験中」をお知らせしました。

理事会報第201号を発行した7月25日の午後4時40分にSTVの映像にゴーストが現れ、NHKとHBCにはスノーノイズ現象が現れました。午後4時50分、電波障害源となる新築高層マンションの現地事務所を尋ね、電波障害の発生を通知して対応をお願いしました。

午後6時10分に電波障害対策会社の技術者が見えられました。建築図面で受診電波の供給配線を確認して受信設備を調査後に、屋上のエレベータ機械室塔屋へ上がると手稲山の送信設備がはっきり見えます(左下の写真)。この状態なら有線で電波を供給するより新型アンテナ(反射波の防止対策が施されているかなり良質のものだそうです。)を屋上のエレベータ機械室塔屋壁に取り付けたほうが効率が良いとされました。

7月28日10時20分、一時的に新型アンテナをエレベータ機械室塔屋のハシゴに固定して(左上の写真)既存のアンテナ給電線に接続し、新築高層マンションの足場が撤去されるまで様子を見ることになりました。

新築高層マンションは13階目の建築が始まり、7月29日から全VHF帯にスノーノイズ現象が発生しました。回析現象で電波が弱まっていないため様子を見ていましたが、日を追うごとにUHF帯にも影響が現われ始めました。地上波デジタル信号は影響を受けていませんが、新築高層マンション現地事務所の許可を得て電波障害対策会社と連絡をとっています。

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1-3 高校野球が見れるように

2006(平成18)年9月1日発行の理事会報第203号で「西側まで延びた給電線に仮接続、隣の建築中マンションと協議」をお知らせしました。私たちのマンション東側に15階建ての高層マンションが建築中で、完成するとテレビ電波を反射することでゴースト現象の発生が予測されます。

屋上に仮のアンテナを設置して様子を見ていると、2~3日後に全ての放送帯域(VHF帯とUHF帯)にゴーストとスノーノイズ現象が現われました。新築高層マンションの現地事務所に電波障害の発生を通知して建築済みの階数を尋ねると、現在は13階の床を工事中でまだまだ高くなるとのこと。クレーンのくびれ部分で15階は説明上の目安と分かり、電波障害対策会社と直接連絡をとる許可をいただきました。

電波障害対策会社の技術者は「有線でテレビ電波を供給するしか解決策はない」と、東側に建築中のマンションの建築会社と配線を協議するとのことでした。「それまで高校野球をきれいな画像で見れるようにしましょう」と8月18日の午前中に見えられ、マンション西側電柱(右端写真)まで来ているテレビ電波給電線より屋上の避雷針(左側写真)に簡易固定して、既存のアンテナ給電線に接続しました。

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1-4 アンケート結果は悲惨

2006(平成18)年9月27日発行の理事会報第205号で「アンテナプラグが原因と思われるテレビの受信障害チェック法」をお知らせしました。

デジタル放送とアナログ放送は、共に電波障害の発生はありえないことが分かりました。勉強不足のままアンケートを作成したことをお詫びします。現在はマンションの屋上に設置されているアンテナは利用していません。今年の8月28日以後はすべての電波が有線で供給されているからです。しかし、アンケートの結果は深刻なものでした。

 202号さん宅は「HBC・NHK・UHB・HTV」
  204号さん宅は「1~2年前からBS7・11他全く見えません」
  301号さん宅は「NHK・HBC・STV」
  402号さん宅は「STV」
  403号さん宅は「NHK」
  504号さん宅は「NHK・UHB・HBC・STV・HTB・TVHの画像が
   二重に映り、NHKが一番ひどい」とのことでした。

 3分の1のご家庭にゴーストと、スノーノイズ現象が現われているようです。

先月テレビの映りが悪いとのお話を伺い、電波障害対策会社の技術者にご足労いただきました。テレビ画面を見るとたしかにひどい映りで、アンテナ線をテレビに繋ぐプラグの抵抗値が合わないことが原因でした。電波障害対策会社の技術者は新しいプラグに取り替え、出向修理費はサービスしてくださいました。

テレビの映りが悪いなどの受信障害が発生している場合は、テレビが故障している場合もありえますが、室内のアンテナ線の結線不良や抵抗値が合わない古いプラグを使用していないか確認するよう技術者に教えられました

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1-5 プラグのチェックを!

テレビの受信アンテナ線は各住戸のコンセントボックスまで配線されています。左側写真のコンセントボックスには、上から電源プラグ、電源プラグ、アンテナ線プラグの順に差し込まれています。テレビ受像機の電源を切った状態でアンテナ線プラグを抜いてください。

質問1 「プラグ」は右下の写真と同様の形状をしていますか。

この形状と異なるプラグは受信障害を起こします。古い型のプラグか、用途の違うプラグですから交換が必要です。原因が分かりましたので簡単に直せるはずです(断定しないのはテレビの故障もありえるからです。)。次頁の「アンテナ線の作り方」をご覧ください。

質問2 右上と「同じプラグ」である場合は、プラグの内部を確認します。

プラグの両側面に引っ込んでいる部分があります。親指と人差し指でつまみ、少し力を入れながら持ち上げるようにして下の写真のように蓋を開きます。アンテナ線を止めているプラスネジをゆるめ、線の皮膜を挟んでいる金具をペンチなどで少々開いて、アンテナ線を抜き取ります。

線の状態は右下写真のように、中央に太い線、中皮膜の次に細い無数の線があり、外側は皮膜に覆われています。細い線に注目してください。ボサボサになっていたら撫で付けるようにして、右写真を参考に後ろ側へ切らないようにしながらそろえます(できるだけ1本でも切らないように注意してください)。

アンテナ線をプラグに取り付けます。右上の「内部写真」を参考にしながら細い線が外皮膜を挟む金具内に納まるようにし、太い線をプラスネジの付いている金具の間へ差し込みネジを閉めて固定します。次に、細い線が外へはみ出していないか確認してから、線の外皮膜を挟む金具をペンチで挟んで締め付けます。

受信障害を起こす原因は、細い線が一本でもプラスネジの付いている金具に触れている場合です。きちんとそろえれば受信障害は解消するはずです(断定しないのはテレビの故障もありえるからです。)。※ 不得手なため無理な方は理事長へご連絡ください。困ったときはお互い様です、いつでも腕を貸します。

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1-6 アンテナ線の作り方

専門家に頼めば一万円近くかかりますが、ご自分で挑戦すると1,000円程度ですみます。

ア. 部品を購入します

壁のコンセントボックスからテレビまでのアンテナ線の長さを測り、3m以内であれば「百円ショップ」で「3mのアンテナ線」と「プラグを2個」を購入します。3m以上あれば1mほどの余裕をみて、量販店などで切り売りしているテレビ用アンテナ線を購入します。

イ. アンテナ線の両端にプラグをつなぎます

写真を見ながら作ってください。外皮膜をはぐときはカミソリで浅く切り、細い線を切らないようにほぐし、後ろ側へまとめるのがコツです。指先が器用であれば細い線をほぐさず、外皮膜の上へ折り返す方法にチャレンジしてみてください。

           

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1-7 突然の要望

2006(平成18)年10月31日発行の理事会報第206号で「CSアンテナと光ケーブルが必要、区分所有者より要望」をお知らせしました。

地デジ対応のテレビを購入したら「CS放送」が見られず、「CSアンテナ」が必要と分かりました。パソコンを買い換えるに当たり、「光ファイバー利用のBフレッツ契約」をしたいのですが、現在はNTTの光ファイバーを利用することができません。管理組合は区分所有者の意向を確かめ、「CS放送」が受信できるように「CSアンテナ」の設置と「光ファイバー利用のBフレッツ契約」が出来るように検討してください。との要望がありました。

CSアンテナ設置には総会で区分所有者の3分の2以上の賛成が必要ですが、光ファイバー導入は他のマンション管理組合でも資産価値を高める上で必要なこととされています。

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1-8 共聴用ブースターが劣化

2006(平成18)年10月31日発行の理事会報第206号で「テレビの電波障害が発生しています、共聴用ブースターの劣化かも」をお知らせしました。

映像がひどいお宅のテレビを見せていただき、電話で西棟数軒の状態を照会すると同様の症状が現われていました。東棟でも同じ症状のお宅があり、電波障害対策会社へ調査を依頼しました。なお、有線で供給されている電波に問題がないことは確認しました。マンションの共聴用ブースターが老化して休ませろと云っているのかもしれません。調査と修理は有料になると思われるので予備費から支出いたします。

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1-9 共聴用ブースターを交換

 ア.発端

2006(平成18)年11月15日発行の理事会報第207号で「テレビ電波の共聴用ブースター劣化で交換」をお知らせしました。

先々月テレビの映りが悪いとのお話を伺い、アンテナ線をテレビに繋ぐプラグを交換しました。理事会報第204号「テレビの映りについて」の調査結果は深刻なものでしたが理事長宅のテレビは正常に映っています。8月28日以後のテレビ電波は有線で供給されているため、すべてのご家庭は同様に映るはずなのです。

テレビの映りが悪い場合は室内のアンテナ線の結線不良や抵抗値が合わない古いプラグを使用していないか確認するよう技術者に指導され、前理事会報でこの方法をお知らせしました。アンテナプラグを交換しても映りが悪いという苦情は寄せられず、これで一件落着と思い込んでいました。

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 イ. なな、なんと、又おかしい?

先々月新しいプラグに取り替えたお宅で、10日程前からUHFの映りが悪くなったとの連絡がありました。拝見すると2000年製のテレビ画面に白いノイズが走っています。理事長宅のテレビは1998年製ですが画面の映りに問題ありません。

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 ウ. テレビ電波の供給方法

屋上にはVHSとUHFの電波を受信する素子アンテナとBS電波を受信するパラボラアンテナがあります。アンテナが受信した電波は同軸ケーブルを伝って、棟屋から東棟六階のパイプスペース内にあるテレビ機器収納盤に入ります。

収納盤内にはVHSとUHF電波のブースターとBS電波のブースターがあり、一階から六階のテレビがすべて最良の状態で映るように出力電波を調整しています。

建設中の高層マンションで受信したテレビ電波を有線で運び、屋上のVHSとUHF電波を供給する同軸ケーブルにつなぎました。マンションの素子アンテナは役に立たない飾り物となりました。

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 エ. もしや、もしやに

11月1日、電波障害対策会社の技術者は理事長宅のテレビを正常な映りと判断しました。UHFの映りが悪くなったお宅のテレビは、UHF電波が強すぎVHF電波が弱すぎます。「マンションの配線図にブースターは一個しか載っていませんが、どこかにもう一個ブースターがありませんか。でなければこのような症状はありえません」。あるとすれば西棟六階のパイプスペース、とのカンは当たりました。

テレビ機器収納盤を開くと、左側にVHSとUHF電波のブースターがあります。測定器で測りながら調整しても、同軸ケーブルとの間に抵抗を挟んでも効果は現われません。一時間ほど悪戦苦闘した技術者は、微調整用ネジの劣化による接触不良で調整は不可能と判断しました。

マンション建築時設置のブースターは家電メーカー製で、定価が同じアンテナメーカー製を設置することにしました。見積もり結果はAアンテナ株式会社製15万1千円、B社製は13万6千円でした。電波障害対策会社の技術者に「あなたの技術を信じて調査をお願いしたのですから」と再交渉し、端数を切り捨てて消費税を加算することで手を打ちました。一般家庭のVHSとUHF電波のブースター交換は8千~1万円程度ですから10万5千円は妥当な額と思います。

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 オ. 東棟の電波は微調整不要

電波障害対策会社の技術者は理事長宅のテレビを見て正常な映りと判断しましたが、前回のアンケートで映りが悪いのは、202号さん宅は「HBC・NHK・UHB・HTV」、301号さん宅「HBC・NHK・STV」、402号さん宅は「STV」とのことでした。東棟のVHSとUHF電波のブースターに測定器をつなぎ、各階テレビへの出力電波を測定すると何ら問題がないことが分かりました。

東棟でテレビの映りが悪いお宅は、アンテナプラグの差込がゆるんでいる、アンテナプラグが規格品でない、テレビが故障している、以外の原因は考えにくいことになります。

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1-10 アンテナ移動が原因

2006(平成18)年12月24日発行の理事会報第210号で「テレビ電波障害はアンテナ移動が原因」をお知らせしました。

11月23日頃から再びテレビの映りが悪いとの苦情が出始め、雪の日や強風のときにはUHF帯の画面に横縞が走るとのことでした。機器で調査した時点では、東棟と西棟のブースターから各家庭への電波供給出力に問題はありません。調査調整は有料になる限界まで調べてもらいましたので、何度もご好意の調査をお願いするわけにもいきません。

12月7日、障害がひどすぎるとおはなしのご家庭でテレビ画面を拝見すると薄い横縞が画面全体に入っているのが分かりました。持参したポータブルテレビの画像にもかすかに横縞が現われていました。自宅のテレビ画面に目を近づけてみると、以前には見かけない薄い横縞を確認することができました。

電波障害対策会社へ照会すると、11月末に建築中のマンションの足場を外す工事が始まるため、四階の足場に仮止めしてあった電波障害対策用のアンテナを取り外す工事中でした。電波障害対策会社とアンテナ設置会社は別で、新築高層マンション屋上のアンテナ設置は相当遅れそうな状態でした。

四階足場に仮止めしていたアンテナを、屋上へ移動するとUHF帯の電波出力があがりました。今回の指摘で電波の出力調整が行われましたが、TVHの番組だけは放送局が発信する電波(の質?)が原因でゴーストは避けられず、NHKは有料でもゴーストが現われています。これらはアンテナやテレビのせいでないため直りません。また、建築中マンションの屋上に設置される新アンテナへの切り替え時点で、再び障害が発生する可能性もあり得るので留意を依頼しています。

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1-11 CSSアンテナは不要

2007(平成19)年5月27日の定期総会で「CSSテレビアンテナの設置延期」をお知らせしました。

電波障害対策会社の簡易見積りで、アンテナと配線に200万円程度が必要と分かりました。区分所有者の過半数が有料放送の視聴を希望しているなら検討対象となりますがいかがでしょうか、と提案しました。

総会参加者は「CSS放送」についての知識がなく「アンケートで希望を調査し、希望者が区分所有者の半数以下であれば断念すべき」との議決を得ました。

総会終了後の理事会開催前にCSSアンテナ設置を要望した方を訪ねて説明すると「総会へ参加された方々が分からないのであればアンケートをとっても無駄ですから要望を取り下げます。」とのことで決着しました。

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1-12 VHSアンテナを処分

2007(平成19)年7月15日発行の理事会報第225号で「UHFアンテナは全チャンネル用」をお知らせしました。

東隣に建築された高層マンションは反射波による電波障害が起きないと分かり、7月12日10時から避雷針の仮止めを外して見た目が悪くないように配線をし直しました。この配線は2011年のアナログ放送打ち切り後に撤去します。また、VHF用アンテナは不要となり大型ゴミは有料のため処分をお願いしました。

残っているアンテナは、BSと地上デジタル電波を受信できる「全チャンネル用UHFアンテナ(13~62ch)」です。

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1-13 再び受信障害

2007(平成19)年8月12日発行の理事会報第227号で「テレビ回線に受信障害発生」をお知らせしました。

7月30日13時、西棟住戸より「12時30分頃からテレビの地上デジタル放送とアナログ放送が映らない」と連絡がありました。西棟の他のお宅へ確認すると同じ現象が起きていましたが、理事長宅のある東棟は正常に映っています。西棟のブースターを交換した会社へ照会すると「ブースターのブレーカーが落ちていないか、分電盤テレビブースターのスイッチが切られていないか確かめてほしい。」と指示されました

管理員さんより、「東棟エレベータからの停電信号を受信したのでエレベータ会社が点検にきている」と連絡を受けました。分電盤のスイッチに触れていないか確認すると、理事長が東棟一階屋上の投げ込みヒータを外したらしいので「分電盤ドレンヒータのスイッチを切った」が、エレベータの点検者と相談して「スイッチ入れ直した」とのこと。スイッチの位置を確認して、「西棟住戸のテレビが映らないと連絡があったので、ブースターのブレーカーを確認する」と伝えて六階へ向かいました。

ブースターを開いて携帯電話で状態についての連絡とりながら、映りが悪いと連絡いただいたお宅に確認すると正常な画像に戻っていました。ブースターを交換した技術者より「点検にきたエレベータの技術者に、分電盤ドレンヒータのスイッチを開閉して同じ症状が起きないかテストしてもらう」ように勧められました。管理員さんに尋ねると、技術者は「分電盤ドレンヒータのスイッチを切ると、東棟エレベーター籠の内部照明が消える。原因は不明。」と言い残して帰ったあとでした。(後日、照明設備業者の調査で原因が判明しました。)

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1-14 電波障害対策協定を締結

2007(平成19)年8月24日発行の理事会報第228号で「一部放送の障害は電気機器が原因かも」をお知らせしました。

マンション管理組合が配信するテレビ電波に問題はありませんが、過日のアンケートで映りが悪いと書かれたお宅が七軒あり、一軒のテレビを拝見しました。NHKとHBCの写りは正常ではありませんがこれでも良い方とのこと。

この画面の状態からNHKはスノーノイズ現象とビート現象、HBCはビート現象が現れています。これらの原因はテレビ受信機の調整不良や故障(チャンネル微調整のズレ)が挙げられ、パソコン・テレビゲーム機・高周波医療機器・ドライヤー・掃除機・電気カミソリ・冷凍庫の故障による障害電波の発生も考えられます。ご自宅の機器やご近所が原因の場合もありチェックの仕方を調べています。もう少々時間をいただきます。

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・ 協定書

マンション管理組合(以下甲という)と建築会社(以下乙という)と末尾記載の土地における建物「新築高層マンション」(以下本件建物という)建設に伴う、テレビ電波障害対策に関する協定を次の条項により締結する。

第1条(対策工事の施工) 乙は,本件建物が原因となってテレビ受信障害を受けた甲所有建物(住所略)に改善対策を講ずるものとする。
2.甲は,前項の工事が円滑に実施できるように乙に協力するものとする。

第2条(費用) 前条第1項の規定に基づく費用は乙の負担とする。

第3条(工事完了後の措置) 乙が行う受信対策工事は,この協定により実施した工事をもって完了するものとし,以後における設備の維持管理は乙が行うものとする。但し,マンション区分所有者に本件建物を引き渡し後区分所有者によって結成,運営される本件建物の管理組合に維持管理及び協定を継承するものとする。また,将来技術革新等によりこの設備によらないで受信障害が解消された場合はこの限りでない。
2.乙の維持管理範囲は,本件建物共同視聴用アンテナより,甲所有の建物保安器までとする。

第4条(後住者の設備利用) 共同受信設備が設置された後,新たに受信障害地域に家屋等を建築した住民(以下「後任者」という)が共同受信設備を使用する場合,施設に要する費用は公認者の負担とする。

第5条(故障・修理時の連絡先) この共同受信設備の故障,受信生涯発生などの場合の連絡先は乙の管理組合または管理会社とする。

第6条(協議) 今協定に関する疑義,または本協定に定めなき事項については,甲,乙の協議の上決定するものとする。
 本協定を証するため本書二通を作成し,甲,乙,各々記名,押印し各一通を保有する。  平成19年7月27日

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1-15 きれいな画面

2007(平成19)年9月14日発行の理事会報第230号で「アナログテレビとアンテナ線の交換で受信障害が直った住戸があります」をお知らせしました

中古のアナログテレビと室内アンテナ線プラグの接続方法について問い合わせをいただきお宅を訪問しました。理事会報第204号でお知らせしたプラグは100円ショップで販売のものですが、カバーを外してみると電気店で販売されている上質品です。アンテナ線とプラグの接続は30秒もかかりません。

テレビにつないで映像を見ると、これまでのようなパルスやビート、スノーノイズはなく、プラグを交換するときれいな画像を見ることができました。障害が発生していたときのアンテナ線は、古いフィーダ線が一部使われていました。

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1-16 テレビ電解強度計で点検

2007(平成19)年9月23日発行の理事会報第231号で「今後は各ご家庭で有料調整の依頼を」をお知らせしました。

9月21日の午後、電波障害対策会社にご足労いただきマンションに供給されているテレビ電波と、マンションの共聴用ブースターから各家庭への配信電波をテレビ電解強度計で調査しました。配信電波の周波数と強度に問題はなく、管理組合が管理する機器に不具合を発見できません。

理事会報第228号に掲載したテレビ画像を改善できるか、東棟のみ受信機能が劣化したテレビを補う目的で配信電波の強度を少々上げてみました。共用部の機器に問題がないため管理組合としてはこれ以上の調査調整は不可能です。

電波障害対策会社の技術者のおはなしでは、アンケート内容から現在発生しているご家庭のテレビ受信障害は、アンテナ線の結線不良とテレビの受信周波数ズレが原因としか考えられないそうです。アンテナ線の結線方法は過去の特集で説明しました。リモコンを使われているご家庭は、うっかり複数のボタンを押すことでテレビの受信周波数を変更させている場合があるそうです。説明書を見ながら調整すれば直りますが面倒な場合は有料で電気店に頼むしかありません。

電波障害対策会社の技術部長に電話で調整を依頼すると、3千円程度でアンテナ線の結線不良とテレビの受信周波数ズレを直していただけます。ストレスを溜め込まず、頼まれてはいかがでしょう。

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1-17 ブースタ劣化で地デジへ

2009(平成21)年3月1日発行の理事会報第272号で「VHFの映像が劣悪との苦情届く」をお知らせしました。

師走に裏番組を見るため8型携帯テレビの電源を入れました。壁のコンセントボックスに接続しても、ロッドアンテナに換えても映りが悪く見るに絶えない状況です。新築高層マンションの管理員さんを通して、管理組合へ送信電波の出力確認と調整をお願いしました。

2月初めになると携帯テレビのUHF帯はきれいに写りますが、VHF帯はザーという雑音が聞こえて画面を注視することができません。これまで居住者から苦情が届いていないこともあり、昭和天皇崩御の年に購入した携帯テレビは寿命がきたと考えていました。

2月15日の夜、アナログ放送が見るに耐えないと憤慨されているお宅があることをお聞きしました。翌朝、理事会報第228号でお知らせした「協定書」に基づいて新築高層マンションと連絡を取り、電波障害対策の専門会社においでいただきました。

VHF帯のアナログ放送映像が劣化したのは、共聴用ブースタの寿命によるものでした。西棟は平成18年11月4日に10万5千円で交換しましたが、東棟の共聴用ブースタは平成3年に取り付けられたままです。

電波は東棟のブースタから西棟のブースタへ分岐しているため、東棟で障害が発生すると西棟も映りが悪くなります。若干の間は映像を見られるよう強制的に調整いただき、新築高層マンションの配信電波が原因ではないため調整料8,400円をお支払いしました。

いつ壊れても不思議でない東棟共聴用ブースタを12万円かけて新品に交換しても、2011年7月24日にアナログ放送が終了すると不要になります。地上波デジタル放送配信に共聴用ブースタは不要な機器です。私たちは嫌でも地デジへの切り替えという時代の流れに合わせざるを得ないと思いますが、いかがでしょう。

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2 ケーブルテレビの導入

2-1 ケーブルテレビ導入要望

2009(平成21)年1月31日発行の理事会報第270号で「ケーブルテレビの導入要望が届く、地上波デジタル放送にも受信障害はあり」をお知らせしました。

1月22日にJ:COMケーブルテレビの導入要望がありました。CS放送の受信希望には、マンションの設備改修に約260~270万円が必要となり、自前のアンテナをバルコニーに設置することも使用細則で禁止されているとお知らせしました。(平成18年11月15日発行理事会報第207号)。

CS放送と異なりケーブルテレビ(Cable television)はケーブルを用いて行う有線放送です。J:COMはケーブルテレビ業界最大手で、同軸ケーブルや光ケーブルなどを用いてTV放送やインターネット接続、電話などのサービスを提供しています。

27日にJ:COMより申し出を受けた理事会はケーブルテレビ導入可否調査を承認し、29日にUHFアンテナ線と電波障害対策用TV電波供給線、共聴用ブースター内の配線調査が行われました。調査結果は来月中旬届きます。

2011(平成23)年7月24日でアナログ放送は終了され、新築高層マンションからの電波障害対策用TV電波供給線は撤去されます。地上デジタル放送へ完全移行になると現在設置のUHFアンテナで視ることができます。しかし、地上デジタル放送に使用されるUHF帯の電波は直進性が強いため、ビルの陰になると受信障害が発生しやすいのも事実です。低い私達の新築高層マンションとの間に新たなマンションが建つと、アンテナの高さや方向を調整できないことから受信障害発生の可能性が高くなります。ケーブルテレビを導入しておくと現在の無料放送はすべて無料で見ることができます。

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2-2 既存配線に問題なし

2009(平成21)年2月16日発行の理事会報第271号で「ケーブルテレビ導入可否調査結果」をお知らせしました。

ケーブルテレビ会社J:COMによる、UHFアンテナ線と電波障害対策用TV電波供給線、共聴用ブースターと建物内配線調査結果が届きました。ケーブルテレビ放送を導入する場合は、全住戸が対象で、共用部と占有部で若干の工事を行えば全戸が視聴可能というものでした。

J:COMケーブルを建物共用部の屋上から引き込み、増幅器と分配器の交換と増設が必要になります。各住戸内の専用部分では、アンテナ端子をノイズ防止型へ取替え、テレビ受信チャンネルとJ:COM無料放送4チャンネル受信可能へ調整などが必要となります。ケーブルテレビ導入に伴う工事費等はすべてJ:COMが負担します。

視聴可能なアナログ放送は、「北海道放送・NHK総合・テレビ北海道・札幌テレビ・北海道文化放送・北海道テレビ・NHK教育とJ:COMチャンネルです。地上波デジタル放送は、北海道放送・NHK教育・NHK総合・札幌テレビ・北海道テレビ・テレビ北海道・北海道文化放送とJ:COMチャンネルです。

NHKの受信料と67ch以上ある有料放送は戸別契約となります。また、インターネットと固定電話のマンション通信パックを利用すると現在よりも安上がりになります。ケーブルテレビの導入は共用部の工事が伴うため、総会で過半数の承認が必要となります。

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2-3 説明会を開催

2009(平成21)年3月13日発行の理事会報第273号で「ケーブルテレビの説明会を開催します」をお知らせしました。

避雷針の電解強度測定で落雷時に地中放電ができず接地抵抗の新設が必要とお知らせしました。他に見落としはないかと、平成3年に作成されたらしい長期修繕計画を見ると「建築後14年目にTV共聴システム交換」とあります。TV共聴システムは、BSアンテナ・UHFアンテナ・ブースタニ台・分配器二台・専有部のアンテナ端子63箇所の交換で、費用の119万5千円は当時として妥当な金額だそうです。

インターネットでBSアンテナとUHFアンテナを調べると、家庭用の簡易型は10年程度、建物固定用は10~15年位での交換とされていました。BSアンテナはコンバーターの劣化が進み、UHFアンテナはエレメント(横棒)の曲がり、錆による特性劣化、内部コアの変換トランス特性劣化などが起こります。理事会が計画していた平成22年度(建築後18年目)の大規模修繕対象にTV共聴システムの更新は漏れていました。

ケーブルテレビ会社J:COM技術者による調査の結果、共用部と占有部で若干の工事を行えば全戸が視聴可能というものでした。ケーブルテレビの映像信号などは高層建物による電波障害や反射波に影響されず、屋上アンテナンのメンテナンスや劣化による交換なども不要になります。またスポーツやニュースなどの専用チャンネルもあることから、バルコニーへの無許可取り付けを暫定承認中のアンテナも撤去を要請できます。

ケーブルテレビ導入に管理組合の工事費負担はなく、その後の維持費と管理費もほとんどかからず、居住者はニーズに応じて様々な利用の仕方があることが分かりました。ケーブルテレビはどのようなものかを知っていただくため、ケ―ブルテレビ会社J:COMの担当者をお招きして、「3月21日13時30分~町内会館で」説明会を開催します。多数のご参加をお願いいたします。

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 ア. 建物共用部の工事

a. ケーブルの引き込み 西棟側にあるごみステーションの電柱まで届いているケーブルを、西棟5階屋上経由で東棟6階の既存アンテナラインと接続させます。UHFアンテナの支柱中央にある電波障害用保安器を撤去して、ケーブルテレビ用保安器を取り付けます。この保安器まではJ:COMの所有で、保安器からは管理組合の財産となります。

b. 増幅器と分配器の取り付け 全住戸できれいな映像と音を楽しむことが出来るよう、東棟と西棟のブースタニ台と分配器二台を撤去し、高出カブースタ三台と分配器三台を導入します。設置に要する費用の100~120万円はJ:COMが負担し、設置後はJ:COMが補修する管理組合の財産になります。

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 イ. 各住戸専有部分の工事

a. テレビ用アンテナ差込口を、上り信号対応ノイズ防止型アンテナ端子へ無料で交換します。

b. テレビとビデオデッキ受信チャンネルの無料調整(全住戸の全テレビを、UHF17・27・35からVHF4・7・10に調整)します。

c. J:COM無料放送4チャンネルを受信できるように無料調整します。

注意:希望の日程を調査して一箇所30~40分程度の作業です。調整作業中は全住戸のテレビが映りません。

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 ウ. 建物共用部の完了工事

a. UHFアンテナとBSアンテナの撤去作業(撤去費用と産廃費用もJ:COMが負担します。)

b. インターネット、電話サービス用の上り信号調整。

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 エ. 導入手続き

ケーブルテレビの導入は共用部の工事が伴うため総会で過半数の承認が必要となります。

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2-4 デメリットについて

2009(平成21)年3月29日発行の理事会報第274号で「ケーブルテレビにデメリットもあり、共用部設備更新費用の削減は魅力」をお知らせしました

メリットがあるからには必ずデメリットも存在します。3月18日の午後、J:COM札幌社を訪ねて技術担当者にデメリットを説明いただきました。また、3月21日に開催した「ケーブルテレビの説明会」で、ケーブルテレビ会社J:COMの営業担当者より細部にわたる説明をいただきました。

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 ア. デメリットについて

  a. 最大かつ致命的なデメリット

メインのケーブルに事故があったときはテレビ放送が映りません。大型トラックなどが電柱に激突して電線やケーブルテレビの配線が切れた場合はすべてのテレビ番組は映らなくなります。インターネットや電話をパックで契約している場合は、インターネットへの接続も電話をかけることもできなくなります。

このような事故が発生した場合、北海道電力が壊れた電柱を取り除き新たな電柱を設置して電線をつなぎます。続いて、NTT東日本が電話線をつないで復旧させます。最後に、ケーブルテレビ会社がケーブルをつなぐ工事を行います。工事が完了するまでテレビ放送は映りません。

  b. 解決可能な大きいデメリット

ケーブルテレビ会社は視聴可能と表現し、私達はお金を払わずに見られる番組は無料と考えています。ケーブルテレビでもBS放送は視聴可能ですから、マンションのBSアンテナは不要になると説明してきました。ひとつひとつ確認していくと、視聴可能という言葉に有料という意味がつきました。

マンションのBSアンテナは取り外さずに、受信した電波をケーブルテレビの電波と混合すると無料放送は無料で視聴可能となるそうです。3月27日の午後、再度確認すると間違いないとの回答でした。

  c. 影響が少ないデメリット

インタ-ネット接続をパックにした場合は現在契約しているISP(インターネット接続サービスプロバイダ)を選択できず、J:COMNETとの契約になります。また、電話をNTT東日本からJ:COMNETに契約を変更した場合は、パンフレットの説明が間違っているわけではありませんが、安くなるとは限らない場合もあります。管理組合と町内会の連絡のみだった2月分の理事長宅通話料は200円ですが、このように通話回数が少ないとパック料金は割高になります

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 イ. NHK受信料の団体一括支払い

  a. 受信料について

放送法の第32条第1項に、「NHKの放送を受信できる受信機を設置した者は、NHKと受信契約をしなければならない。」と規定されています。テレビを設置していれば、NHKの番組を見る見ないにかかわらず受信契約をしなければなりません。

受信契約は世帯単位となり、複数台のテレビがあっても受信契約はひとつで構いません。自宅内のNHKのテレビ番組を視聴可能なパソコン、あるいはテレビ付き携帯電話、NHKのワンセグが受信できる機器も含まれます。

受信契約は二種類あり、地上デジタル放送は地上契約で、BSデジタル放送は地上契約を含んだ衛星契約が必要になります。放送受信契約を結ぶと、テレビの設置の月から廃止の届出のあった月の前月までは、放送受信料を支払ってくださいとNHKは言っています。

  種別     月額  二ヶ月払額 六ヶ月前払額 一年分前払額
  地上契約   1,345円  2,690円   7,650円   14,910円
 地上+衛星契約 2,290円  4,580円   13,090円   25,520円

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  b. 一括支払いの割引

NHKの地上波デジタル放送とBSデジタルの受信料は、一年分を前払いすると25,520円で、毎月支払うより1,960円の割引になります。。

ケーブルテレビの「NHK衛星受信料団体一括支払」を契約すると、ケーブルテレビ会社の団体扱いに加えられて、一年分の前払い金額は23,100円となり、更に460円安くなります。

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 ウ. NHK受信料の不払い(参考)

NHKは支払いを拒否している人に対し「支払督促」で受信料を取り立ているようです。NHKが簡易裁判所に所定の手続きをとると、裁判所から一方的に受信料を支払えという命令が出ます。これを無視していると支払督促は確定して、NHKがその気になれば給料を差し押さえることもできます。

支払督促が来たら視聴者は「異議申し立て」をすることです。異議の申立書は支払督促に同封されてきます。申し立てる異議は「放送法は、テレビを設置したらNHKと受信契約をしなさいと決めているだけで、いつまでに契約をしなさいとは定めていない。国民を強制的に従わせるのは法律にしかできないから、放送法にいつから契約が成立すると定められていない以上、NHKが契約規約で勝手に定めても意味がない。納得いかない契約を結べと強制するほうが不合理。」というものが多いそうです。放送法に罰則はありませんし、裁判に負けた方が莫大な裁判費用を払わされるといいますが、裁判費用というのは基本的に切手代と印紙代の数千円程度です。

NHKは異議の申し立てをされると非常に困ったことになります。支払督促は債務者(=視聴者)の住所地の裁判所が管轄となり、異議申し立てがあった場合も同じ場所で裁判が開かれます。NHK受信料の支払いを拒否している人は、不祥事が明るみにでてから増加して全国で130万人近くもいるそうです。この内1割が異議申し立てをすると、NHKは全国各地の裁判所に職員を出張させて裁判闘争をしなければならず、裁判は1回で終わることはありません。支払督促で異議申し立てが増えれば増えるほどNHKは自らの首を絞めていくことになります。

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2-5 上回るメリットを重視

2009(平成21)年4月19日発行の理事会報第275号で「総会にケーブルテレビの導入を提案」をお知らせしました。

電線が切れたときは電化製品を使えずテレビ放送も映らないので、メインケーブルの断線は珍しいデメリットと云えそうです。マンション既設のBSアンテナで受信した電波をケーブルテレビの電波と混合すると、J:COMの有料テレビを契約しない方は無料放送を無料で視聴可能ですから問題はなさそうです。また、インタ-ネット接続パックやJ:COMNETの契約は個人の選択ですから全体に影響のある問題とはなりえません。

東棟と西棟のブースタ2台と分配器2台を撤去して高出力ブースタ3台と新型分配器3台を交換し、専有部のテレビ用アンテナ差込口を上り信号対応ノイズ防止型アンテナ端子へ無料で交換してもらうと、管理組合は120~150万円の費用を節約することができます。バルコニーのアンテナは総会での要望どおりに撤去を強く要請できます。

視聴者はJ:COMの有料テレビを契約しなくても、無料放送4チャンネルを追加して受信できるようになることがプラスのメリットと云えそうです。余力のある方は、国内外の名作映画やドラマをはじめ、ライブの臨場感が味わえる音楽や舞台の中継、国内外のアスリートが躍動するスポーツなどを心行くまで楽しむことができます。

これらのことから、理事会はケーブルテレビの導入を総会に提案いたします。なお、ケーブルテレビの導入は共用部の工事が伴うため総会で過半数の承認が必要です。

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2-6 定期総会での議決

2009(平成21)年5月17日開催の第17期定期総会で、平成21年度の一般会計事業計画として「ケーブルテレビの導入について」を提案しました。

マンション東西棟のブースタ2台と分配器2台を撤去して高出力ブースタ各1台と新型分配器各2台を導入し、専有部のテレビ用アンテナ差込口を上り信号対応ノイズ防止型アンテナ端子へ無料で交換してもらうことを条件にJ:COM社のケーブルテレビの導入を提案します。これにより個人が設置したバルコニーのアンテナ類は撤去していただきます。(総会議案書より引用)

マンション東西棟のブースタ2台と分配器2台を撤去して高出力ブースタ各1台と新型分配器各2台を導入し、専有部のテレビ用アンテナ差込口を上り信号対応ノイズ防止型アンテナ端子へ無料で交換してもらうことを条件にJ:COM社のケーブルテレビの導入が承認されました。これに伴い、個人が設置したバルコニーのアンテナ類は、設置者が費用を負担して撤去いただくことも併せて、出席者7名、委任状11名、議決権行使2名の計20票(95.2%)で承認されました。(総会議事録より引用)

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2-7 ケーブルテレビの導入

 ア. 定期総会の全議案承認される

2009(平成21)年5月24日発行の理事会報第278号で「総会にケーブルテレビの導入を提案」をお知らせしました。

第17期定期総会で承認いただいた条件付で、ケーブルテレビの導入をJ:COM社と5月20日に(第7回理事会提示契約文章と同一内容で)契約しました。工事完了後は、直ちにバルコニーのアンテナ類を設置者が費用を負担して撤去してください。

 イ. 外壁と屋上の工事は6月1日に完了

2009(平成21)年6月14日発行の理事会報第280号で「総会にケーブルテレビの導入を提案」をお知らせしました。

6月1日の午後、マンション共用部へのケーブルテレビ導入工事が行われました。西側外壁にアンカーを打ち込み、ごみステーション側の電柱から外壁のアンカーを経由して直線でケーブルを五階屋上まで上げました。ジャバラ状の保護用さやへ収納されたケーブルは、屋上防水層の上にゴムシートを敷いたコンクリートブロックに固定され、五階屋上出入口横から六階屋上へ上がります。

エレベータ機械室への通路内を経由して棟屋へ向かう予定を、除雪の邪魔になるので六階屋上は直線に変更してもらいました。六階棟屋のUHFアンテナ支柱に固定され、支柱の上部に付けられた保安器に接続し、カラスが悪戯しないようパテの周囲を絶縁テープで包みました。

マンション東西棟のブースタと分配器は撤去され、高出力ブースタと新型分配器導入工事は、テレビ機器収納盤が小さすぎて配置に苦労されました。ケーブルテレビ電波への切り替え工事完了後、新築高層マンションの建築に伴うテレビ電波障害により平成19年7月27日付けで協定を結んでいる建築会社へ連絡し、屋上保安器までの配線の撤去を要請しました。

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2-8 チャンネルの狂いを修正

2009(平成21)年7月20日発行の理事会報第286号で「テレビの映りに問題はありませんか」をお知らせしました。

アナログテレビをご使用の方は映りに問題はありませんか。ケーブルテレビを導入したことで放送電波の受信障害を回避できましたが、アナログテレビの場合はチャンネルがずれていることがあります。

苦情がありましたので自宅のアナログテレビで日ハムの試合を見ようとしたら、画面が映った瞬間に斜線が入りチャンネルが自動的に移動します。調べてもらうとチャンネルの設定が狂っていました。被害者意識を持たずにすぐJ:CO社へ電話をしてください。

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2-9 2年がかり5回目で

2011(平成23)年6月16日発行の理事会報第345号で「テレビの電波障害対策用の配線を撤去」をお知らせしました。

平成18年に新築高層マンション建設会社と協定を結び、テレビ電波の給電線をエレベーター機械室の屋上経由でテレビアンテナ線まで配線し、不要となったBHSアンテナは廃棄してもらいました。平成21年6月1日にケーブルテレビ導入工事が終わり配線の撤去を依頼しました。音沙汰がないので、7月27日に屋上保安器までの配線を撤去するよう文書で要請しました。

平成23年5月10日に再度配線撤去を依頼すると、市内を巡回の技術者が見に行きますと回答。一ヶ月を過ぎても撤去連絡がないので照会すると「素人でも外せます」という回答です。翌日、産廃処理費用と配線撤去の請求書郵送先を問い合わせるとおろおろするだけで話になりません。電波障害対策会社の技術者へ照会すると翌日の6月10日に撤去が完了しました。

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2-10 受信状況確認調査

2012(平成24)年2月13日発行の理事会報第362号で「調査を拒否すると本人の不利益に」をお知らせしました。

ケーブルテレビ会社のJ:COMが、各住戸の希望する26日から30日までの間に、テレビ端子の信号測定、テレビ映りの確認、アナログUHFからVHFのチャンネル調整及び地上デジタルスキャン設定とJ:COM無料チャンネル受信のための調整などを行いました。作業中は駐車位置4番又は20番を利用いただきました。

この「受信状況確認調査は必要なのか」との質問をいただきました。マンション内のアンテナ配線はマンション管理組合の財産です。この配線へJ:COMがケーブルテレビ電波を供給しているので、配線の維持管理は管理組合の責任となります。管理組合は電波の受信状態検査費用を支払わない代わりに、ケーブルテレビ番組のしつこくない程度での営業活動を認めています

J:COMの点検はケーブルテレビの電波が正常にテレビ受像機へ来ているか確認するだけで、アンテナ線をスペアナという装置に接続してUHF電波のdb(デシベル=電波の強さなどの比を表すのに用いる単位)を調査します。

管理組合が承認しているこの検査を拒否すると、受信状態が悪くなってもJ:COMや管理組合に責任を求めることはできません。後日問題が発生し、自己責任でデジタル放送受信障害調査を依頼すると、公表されている参考料金は約20万円となります。調査費用以外に修理調整費用が必要になることは言うまでもありません。ケーブルテレビ同時再送信定期メンテナンスは必ず受けてください。

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2-11 カラスの悪戯対策

2012(平成24)年2月13日発行の理事会報第368号(最終号)で「ケーブルテレビのさや管に亀裂」をお知らせしました。

5月13日の1年目点検で、屋上に配線されたケーブルテレビのさや管が裂けているのを発見しました。さや管は屋上配線を屋上に置いた土台に固定するためのカバーで、裂けてもテレビ映りに支障が出ることはないそうです。

古くは神意を伝える霊鳥とされていたカラスですが、概ね7,000羽といわれる市内生息のカラスのなかには、裂けている部分のケーブルをつつかないとは断言できません。

16日の午前中に技術者がみえ、避けている部分に補強テープを巻いてビニールテープで保護しました。

連絡を受けてこられた技術者は、この程度であれば放置していてもテレビの写りに影響はなく、カラスが悪戯をすることもないでしょうとおっしゃいます。中へ入った雨水や雪解け水がどこへ出てくるか考えたことはないようです

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3 光通信への道

3-1 光ファイバーと光配線盤

2004(平成16)年4月24日発行の理事会報第180号で「光ファイバーとブローバンドを検討」をお知らせしました。

第9回理事会へ有線ブロードネットワークス担当者とYAHOO!BB担当者をお招きし、集合住宅向け回線導入とサービス内容についての勉強会をもちました。技術の進歩とサービスを必要としている人の多さに驚き新築マンションでは光ファイバー導入は常識であり、設備がないマンションは若者に見捨てられるそうですが、サービス内容にはそれぞれ一長一短があり、あちらを立てればこちらが立たずということもあり得ます。

説明終了後に、管理会社の担当者から貴重な情報をいただきました。管理員が午前中勤務されているマンションの隣にあるマンションでは、居住者の自由な選択でサービスが受けられるように光ケーブル回線やブローバンド回線を共用部に引き込み、あらゆるサービス会社の光配線盤(PD盤)を取り付けているということです。

ソフトッバンク社の調査によると、光ケーブルはごみ置場の変圧器が二台乗っている電柱から既設の埋設配管へ引き込みが可能でした。この埋設配管には予備の配管が付属していたので光ケーブルを引き込み、管理用倉庫内の分電盤を経由して、管理用倉庫の内壁に光配線盤を取り付けることが可能です。

有線ブロードネットワークスは、光配線盤から利用希望家庭まで電話用の配管内に光ケーブルを通します。したがって、上りも下りも最大100Mbpsという高速通信が可能となりますから、パソコンで映画を見ても違和感はありません。YAHOO!BBは現在使用している電話線に接続します。上りも下りも最大52Mbps程度ですが、BBphoneが使用可能となりYAHOO!BBのBBphone加入者同士の電話料金は無料になります。

景気低迷で設備費が無料のうちに建物内共用部(管理用倉庫)まで光ケーブルを引き込んで、可能な限り複数のサービス会社の光配線盤を導入し、居住者がサービス提供会社を選択できるようにするのが最善といえるでしょう。理事会はマンションの資産価値をあげるために、光ファイバーと光配線盤の導入を定期総会に提案します。

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3-2 総会で導入を承認

2004(平成16)年6月6日の定期総会で「光ファイバーと光配線盤の導入について」提案しました。

景気低迷で設備費が無料のうちに建物内共用部(管理用倉庫)まで光ケーブルを引き込んで、可能な限り複数のサービス会社光配線盤を導入し、居住者がサービス提供会社を選択できるようにするのが最善の方策と考えました。マンションの資産価値をあげるために、共用部への光ファイバーと光配線盤の導入を提案いたします。質問ご意見なく承認されました。(総会議事録より引用)

総会の承認を得て、6月18日付で「YAHOO!BB光マンションサービスにかかる回線及び設備の設置に関する契約」を締結しました。

2004(平成16)年6月28日発行の理事会報第190号で「光ケーブルと光配電盤の設置」をお知らせしました。

マンションの資産価値をあげるために、管理用倉庫まで光ケーブルを引き込み、可能な限り複数のサービス会社の光配電盤を導入して居住者がサービス提供会社を選択できるように準備が行われています。現在、設置仮契約をしたのはYAHOO!BBとブローバンドネットワークスです。接続者同士の電話無料サービスもあり、これからのテレビは光ケーブルに接続すると好きなときに好きな映画を見れますし、クイズ番組に参加できるようにもなります。

来月初旬に管理組合(新理事長)と正式契約が締結され、光ケーブル導入の工事が始まります。管理用倉庫は、外から見て右側のトランクルーム奥にありますので、一部の方々にご迷惑をおかけすることになります。短期間で終了する予定のため、どうぞよろしくお願いいたします。

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理事長退任後の理事会報に光ケーブルの引き込みや光配電盤についての記事はなく、定期総会議案でも一切触れられていません。2006(平成18)年度の理事長に選出されて引継ぎ時に質問しました。

「管理用倉庫にYAHOO!BBの回線が入り利用者は1世帯のみ、他のサービス会社の回線は導入していないと口頭で引き継ぎを受けた。導入しなかった理由などは理事会議事録が作成されていないため分からない。前理事長が紛失した契約書は写しをソフトバクから取り寄せた。」との回答。管理用倉庫にYAHOO!BBの機器のみが設置されていました。

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3-3 光ファイバー

2006(平成18)年11月15日発行の理事会報第207号で「NTT光ファイバー導入を決定」をお知らせしました。

マンションではYAHOO!BBとブローバンドを利用できます。しかし、「NTTの光ブローバンドフレッツ・マンションタイプ」は最低6軒が契約条件で、平成15年12月に管理会社が交渉して実現しなかったという経緯があり、インターネットに接続できるまで3~4ヶ月かかります。

11月2日、NTT本社跡地を訪ねて無駄足となり、旧NTT豊平局で担当者がいないため分からないと断られ、オーロラタウンで説明が必要なら申込書を書きなさいと云われました。(中略)16時半においでのブローバンド担当者に管理用物置内の光キャビネットを確認いただき、一軒の契約でも接続端子盤を無料で導入し、2ヶ月程度でインターネットに接続できるように検討するようお願いしました。

11月12日の理事会でNTTの光ファイバー利用Bフレッツマンションタイプの導入についてNTT東日本ー北海道の課長代理に説明をいただきました。Bフレッツマンションタイプ導入は管理組合が居住者に宣伝することで規制を緩和し、工事費などはNTTが負担で管理用物置に「32加入用集合ボックス」を設置し、電気代はNTTが負担(月額1,200円程度)します。取り付けた設備は、引渡し後管理組合の所有となりメンテナンスなどの費用は管理組合負担となります。今回はご迷惑をおかけしたので、NTT本店営業部門が直接担当することで工事を急がせ、遅くても1月中旬までにはインターネットを利用できるようにします。

説明を受けた理事会は資産価値向上と利用者の費用節約(月額ー千円)になるとの判断で「NTTの光ファイバー利用Bフレッツマンションタイプの導入」を決定しました。 13日にNTTと契約を交わして工事箇所や配線位置の確認も完了し、一日も早く接続ができるように準備を進めています。但し、アップル社製のマッキントッシュについては、機種により利用できない場合がありますので購入前に販売店でご確認ください。

この時期「NTTの契約業者です。ご家庭内の工事を行います」と巧みな言葉で尋ねてくる業者がいます。家庭内工事は不要で、すべての工事などはNTT本店営業部が実施します。「NTTは理事長が窓口です」とお答えください。

NTTの光ファイバー利用Bフレッツマンションタイプの利用は、NTT東日本ー北海道本店営業部の課長代理へ申込まれるようお勧めします。「○○マンションの○○ですが」と電話すると一日も早く接続ができるように準備を進めていただけるうえ、様々な情報提供や便宜を図っていただけます。他へ頼むと、本店営業部の直轄工事と手続きが終わってからになります。

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3-4 Bフレッツの説明会

2006(平成18)年12月7日発行の理事会報第209号で「Bフレッツ個人別説明会」をお知らせしました。

光ファイバーならではの超高速インターネット環境「Bフレッツ」マンションタイプを導入することが決まり、今月中に管理用物置内に装置を設置することになりました。これにより、マンション内の既存の電話用配線を利用することで、配線工事や大掛かりな施設の改修などを行わずにNTT東日本のVDSL方式では下り最大100Mbps(計算上)の高速化をいち早く実現できることになります。

光ファイバーの超高速通信環境は一般住宅の場合月額4,100円(税込4,305円)ですが、マンションタイプは月額2,500円(税込2,625円)の定額料金で利用できます。しかも、パソコンなどの端末を5台まで接続でき、複数のパソコンからインターネットを利用することが可能です。また、同時に2つの接続先(プロバイダやフレッツ・スクウェア)と接続することもできるので、ご家族それぞれがパソコンをお持ちの場合などでも安心です。

NTT東日本のホームページに「(Bフレッツマンションタイプは)一本の光ファイバーを集合住宅の複数のお客さまで共同利用するサービスです。8ユーザ以上のお申し込みが見込めればお一人さまでも受け付け可能です。」となっています。しかし、現在のところ利用申込みは2軒しかありません。

よく分からず申込みが不安な方々のために、12月9日(土)と10日(日)の午前10時から午後4時までNTT本店営業部の専門家が管理員室で個別に説明をしてくださることになりました。当日、西棟入口の受付にお申込みください。多くの方々へ最新の情報をご紹介するため、インターフォンで参加の呼掛けを行いますのでご了解ください。

なお、管理員室を利用するに当たり光熱水費として一日千円を頂くことにしました。12月11日(月)に出勤する管理員さんに雑収入として管理会社へ届けていただきます。

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3-5 21戸中8戸が契約

2006(平成18)年12月24日発行の理事会報第210号で「驚天動地の76.69Mbpsで接続」をお知らせしました。

12月9日と10日の二日間、管理員室でNTT本店営業部の専門家が個別説明会を行い、二分の一に迫る8戸が「Bフレッツ・マンションタイプ」の導入契約を結びました。接続工事が完了すると、本年中に(1戸は1月初め)光ファイバーによる超高速通信環境が整備され、NTT東日本のVDSL方式は計算上下り最大100Mbpsでデータを高速受信できることになります。これにより、フレッツ・スクウェアに接続すると、映画・ドラマ・アニメ・ゲーム・音楽・芸能・スポーツなどを無料で楽しむこともできます。また、ひかり電話を併用契約すると基本料金950円(含、機器レンタル料)で、通話料は全国一律3分間8円40銭になります。

各ご家庭の電話線と光ケーブルの接続工事は、契約者のご都合で一日にまとめることは不可能でした。勤務時間以外は有料のため管理員さんにお願いできず、管理用物置の施錠開閉と工事の立会いは理事長が行うことにしました。

15日の午前9時、管理用物置内にハブボックス(右側の写真右)の取り付けと電源の配線及び引込開閉器盤内にブレーカー(右端写真の中央にある小さなスイッチ)の設置工事を行い、19日午後は光ケーブルの接続工事がありました。20日午前9時、ハブボックス内にハブ装置本体を取り付け、一本のケーブル内にまとめられている200本もの細い線を仕訳(右下の写真)して、Bフレッツを申し込まれた世帯と光ケーブルを接続できるようにしました。

21日午前10時、北電の担当者が引込開閉器盤内の配線に問題がないことを測定器で確認しました。午後は二世帯の工事が始まり、管理用倉庫内で光ケーブルと電話線を接続し、ご家庭では電話線とパソコンの間にルータを設置しました。

インターネットに公開されている映像や情報などは光ケーブルからマンション内の電話線を通ってパソコンへ届きますが、電話線を経由すると抵抗が大きいためにどうしても速度が落ちます。Bフレッツ・マンションタイプの説明を受けた時点で、回線速度はおよそ40Mbpsと予測していましたが、工事後にエリア内速度測定サイトで調べると、回線速度の平均値は「76.69Mbp」でした。まさに「シンジラレナイ!」としか表現できない数値です。

中古マンションでも超高速通信環境が整っていると資産価値が高いといわれます。でも、整っているかどうかは誰にも分かりません。18日管理員さんにお願いして、右下の「光×電話当マンションは光インターネット対応マンションです」という金属製のプレートを風除室のガラス窓に貼り付けました。

最新のインフォメーションテクノロジーによる、コミュニケーション設備を備えたグレードの高いマンションである旨を表示しましたが、プレート二枚には「NTT東日本」という社名と「FLET’光」の商品名が入っています。宣伝になりますので、このプレートを一年間剥がさないという条件で広告掲載料1万円をいただくことにしました。

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3-6 YAHOO!BB光が一本化

2006(平成18)年7月6日発行の理事会報第282号で「YAHOO!BB光サービスの解約、年内にVDSL機器と配線撤去へ」をお知らせしました。

ソフトバンクBB株式会社は新サービスとして「YAHOO!BB光withフレッツ」をスタートすることになりました。これまでの「YAHOO!BB光」サービスは、「YAHOO!BB光withフレッツ」へ移行して一本化されます。これに伴い現行の「YAHOO!BB光」サービスは本年12月末をもって終了することになりました

新サービスへの移行が完了しだい、旧サービス設備は速やかに撤去して現状復帰が行われます。設備の撤去や現状復帰に伴う管理組合の費用負担はありません。

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3-7 ソフトバンクの契約解除

2010(平成22)年1月16日発行の理事会報第294号で「YAHOO!BB光サービスの解約、年内にVDSL機器と配線撤去へ」をお知らせしました。

ソフトバンクBB株式会社より2004年6月18日付で締結した「YAHOO!BB光マンションサービスに係る回線及び設備の設置等に関する契約」を解除する通知書が届きました。これに伴い、回線及び設備の撤去について打ち合わせを行い、1月20日水曜日の午前10時から理事長立会いで撤去工事を実施します。なお、撤去工事が完了するまで回線及び設備の稼動に必要な電気使用料はソフトバンクBB株式会社が負担します。

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3-8 回線と設備の撤去完了

2010(平成22)年1月29日発行の理事会報第295号で「ソフトバンクの回線と設備の撤去が完了」をお知らせしました。

20日午前10時から、フトバンクBB株式会社より派遣された技術者がYAHOO!B光マンションサービスに係る回線及び設備を理事長立会いで撤去しました。

光ケーブル接続装置から配線を抜き取り、壁に設置されていたMDF盤を取り外して管理用物置内を清掃し終わるまで40分でした。なお、ベニヤの壁にMDF盤を取り付けた穴があいたままになっていた(写真右端)ので、埃が入らぬようフロッピィディスク用ラベルで塞ぎました。

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3-9 理事会での話題

2012(平成24)年3月19日発行の理事会報第3633号で「インターネットへの接続料は高い?」をお知らせしました。

1月の理事会で、個人が支払うインターネット接続料が話題になりました。多くの理事は、毎月数千円もの支払いをされているようです。プロバイダーの選定理由はわかりませんが、申込時に納得して契約した様々なサービスの利用を忘れているようです。また、光ファイバー導入時に問題があったIP電話(「ひかり電話」とも言います。)はデメリットの解消が進み、現在は固定電話からIP電話へ切りかえたほうが費用負担は少なくなります。

インターネット接続料が高すぎるか適正かを調べるには、かなり専門的な知識が必要です。しかし、比較することができるデータがあればあまり苦労せずに判断できます。安いと思われるデータを公開しますので比較検討されてはいかがでしょう。

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 ア. 不要サービスの解約とIP電話の検討

プロバイダーの利用料金の違いは、サポートの充実度とサービス度に直結しています。回線速度の違いはなく、通信速度はどの回線を選ぶか、回線の込み具合、利用場所、家庭内の環境、パソコン(PC)の能力等で大体決まります。プロバイダーが設置しているサーバーやプロバイダーの規模も多少は影響しますが料金とほぼ無関係です。支払金額が高いと思うなら、プロバイダーと契約している有料オプションサービスを見直します。これまで利用したことがないサービスや、無料サービスで代替できるものは解約すべきです。たとえば、

  a. 追加メールアドレス

ニフティで追加メールアドレスを持つと月額210円かかり、解約すれば年間2,520円節約できます。メールアドレスはGmailやYahho!などの無料メールで代替えしましょう。

  b. セキュリティーソフト

プロバイダーのサービスは安心ですが、自宅のPCにセキュリティーソフトをインストールしていれば、プロバイダーのサービスは不要です。OCNの場合、メールセキュリティーサービスは月367.5円かかります

  c. IP電話を検討する

IP電話はインターネットを活用した電話サービスのことです。IP電話に市内・市外の区別はなく、全国一律料金で通話できます。携帯電話のようにプロバイダー毎にサービス内容などは異なり、携帯電話へかけるときは1分間18円前後のプロバイダーもあります。

未解消のデメリットは、110番や119番、104番や177番など三桁番号サービスへの通話は、一般加入電話料金(固定電話料金)がかかることです。

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 ア. 考え方の切り替えが必要

  a. 割り切ることができれば

プロバイダーを選ぶときはパソコン関係の雑誌やインターネットで様々な団体が実施したランキング調査結果を調べます。上位三位以内に入っているプロバイダーの中から、自分が必要とするサービスを考えて選ぶのが一般的です。しかし、プロバイダーに様々なサービスを求めても、サービスを使いこなすにはそれなりの知識が必要です。サービスは必要ないからインターネットに接続できるだけで良いと考える人たちもいます。

プロバイダー顧客満足度ランキング調査には、JDパワーアジア・パシフィック「2010インターネットプロバイダー顧客満足度調査」、RBB TODEYの「2010ブローバンドアワードISP部門」、日経BPコンサルティングの「ITリテラシー高水準者が選ぶプロバイダー満足度調査2010総合」、価格天comの「プロバイダー満足度ランキング2011年」、オリコンの「2012年顧客満足度の高いプロバイダーランキング全国対応プロバイダー」などがあります。

このようなランキングの第一位に毎年顔を出すのが、朝日新聞社系列の「ASAHIネット」です。ASAHIネットは、パソコン通信時代からの老舗プロバイダーの一つで、堅実なイメージを持たれている一方「カッコいい」と答えたユーザーはゼロです。会員数は約36万人と中堅プロバイダーの位置を占めますが、約55%の会員はブロードバンドユーザーが占めています。プロバイダーは接続環境のみ提供してくれればよいという割り切ったユーザーが集まるプロバイダーといえます。

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 b. 見極めるのは一苦労

プロバイダーとの契約は、安さを追求する、好きなブランドのところにする、サポートやサービスで決めるなどが主ですが、インターネットへの接続料はわかりにくい表現になっています。他社と比較すると高いことがわかるような表現は一切使わず、時には実際よりも安いと誤認させる表現もあります。接続料の割引率が最も大きいと喜んだら、定額部分はもっとも高かったという場合もあります。自社の以前の設定料金より安いとか、安いと強調しているところは疑ってかかるのが無難です。

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  c. サービスを最低限にし労

ASAHIネットの「光withフレッツ 東日本マンションコース(インターネット接続・メールアドレス1つ・Webページ容量100Mps・IP電話利用)」を契約した場合、月額の請求内訳は下記のようになります。まだ安くする方法もありますが、この価格を目安として現在支払われている額を比較されてはいかがでしょう。

 a フレッツ光利用料(Bマンション1型)  2,900円
  b VDSL100H装置使用料            350円
  c ひかり電話(基本料)           500円
  d ひかり電話対応機器使用料         450円
  e ひかり電話通話料(全国1通話8円×2回)   16円
  f ユニバーサルサービス料            7円
  g 消費税                  211円
     NTT東日本への支払い合計       4,434円
  h ブロバイダー料(アサヒネットMプラン)   578円
     合計月額               5,012円

インターネットへ接続するだけで良いという条件で、「ASAHIネット」を例にしましたが、最良のプロバイダーというわけではありません。

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3-10 LAN配線可否の調査

2012(平成24)年3月19日発行の理事会報第363号で「インターネットへの接続速度向上を願い」をお知らせしました。

マンションへの光回線導入はVDSL方式とLAN方式という2種類があり、私たちのマンションはVDSL方式を採用しています。光ファイバーは、マンション一階の管理用物置まで配線されMDF盤内で電話線に接続されます。VDSL方式はマンションの各世帯で回線料金を割り勘にするので、料金は戸建て住宅より安く済みます。

しかし、光ファイバーから銅線に電流が流れると抵抗が大きくなりインターネットへの接続速度は遅くなります。回線をみんなで共有しているので、みんなが一斉に使うような時間帯(夜や週末)は速度が著しく落ちてストレスを感じる事もしばしばでてきます。

LAN方式はマンション内に各世帯専用のLAN配線を引くので、料金は安く、速度も速く、安定しています(但し、インターネット接続の機械をレンタルする費用は若干高目です)。

3月23日の午後1時から、NTT東日本がマンション内の電話ケーブルを配線している配管を利用し、各住居へLAN方式の配線ができないか調査を実施します。

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3-11 理事会の決断

2012(平成24)年3月25日発行の第11回理事会で「光配線について」検討しました。

 ア. NTT東日本の調査結果

3月23日午後1時から午後5時20分までに行われたNTT東日本の光配線敷設可否調査で、全住戸への光配線は可能との結果が出ました。26日午前中に担当者が設備取付けについて説明に見えました。

 イ. マンション管理組合のメリット

a. 共用部の光配線工事費はNTT東日本が工事費を負担し、マンション資産価値が向上します。管理組合の支出は不要でスプリッターの作動電力(維持費)も不要です。

b. 管理用倉庫のMDF盤に、親スプリッターと呼ばれる小型キャビネットを取り付けます。

c. 東西棟のパイプシャフト1階と4階にある電話端子盤内に子スプリッターを取り付けます。

d. 子スプリッターから各住居へ光ケーブルが配線され、居間のモジュラージャックの位置に光コンセントがつきます。

 ウ. 各住戸のメリット

a. 利用されない住戸は現状のままです。

b. 光コンセントとひかり電話を利用する場合は、現在のVDSL用ルーターを返却してひかり電話ルーターと交換します。ひかり電話ルーターとパソコンは、LANケーブルで接続します。(マルチメディアコンセントは新築マンションの場合で該当しません。)

c. 議決:マンション共用部に光配線工事の実施を承認します。

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3-12 速度最大200Mbpsへ

2012(平成24)年4月29日発行の理事会報第365号で「共用部に光配線の敷設が完了」をお知らせしました。

工事設計で親スプリッター取付け位置は、管理用物置内のMDF盤内から一階の電話端子盤へ変更されました。

ア. 後日、全住戸に光コンセントを取り付けます。住戸内に光コンセント取付け工事のときは、お一人に在宅していただきます。(インターネットなどを利用されない住戸にも取り付けます。工事費は無料です。)

イ. インターネットなどを利用される住戸は現在レンタルされているVDSLルータからひかりルータ(回線終端装置一体型:NTT東日本レンタル)に変更されます。ルータとパソコンはLANケーブルで接続します。

ウ. 各住戸まで光でつながるため、距離によるスピードの低減がなくなり、快適にインターネットが利用できます。

エ. 次世代ネットワーク「フレッツ光ネクスト」に対応することとなり、先進的なサービスを利用できるようになります。

オ. 希望者は、現在同様ひかり電話を利用できます。固定電話をひかり電話に変更すると、106(コレクトコール)、114(お話し中調べ)、121(クレジット通話サービス)、0170(伝言サービス)、0990(ダイヤルQ2)、0036/0033など(事業者識別番号)、#7000~#9999(シャープダイヤル)、0180(テレゴング/データドーム)は利用できません。

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