はげちゃんの世界

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第36章 常識一変の学説

地球科学史における30年ぶりの大発見として世界中の研究者を驚かせたのが、東京大学の廣瀬敬教授が発表した「ポストペロフスカイト」です。これは、マントルの底までを構成する物質で存在すら予言されていませんでした。廣瀬敬教授の説明の要約です。

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1 廣瀬教授の挑戦

 1) 研究の概要

東京大学大学院理学系研究科の地球惑星科学専攻廣瀬敬教授は2024年度の4月総会で、ヨーロッパ地球科学連合からロベルト・ヴィルヘルム・ブンゼン勲章を授与されることが確定しました。これは、地球科学への重要な貢献に対して表彰されるものです。

廣瀬研究室では、天然のダイヤモンドを用いたダイヤモンドセルと呼ばれる装置を用いて、地球の中心を超える高圧高温環境を作り出すことができました。この装置を用いることにより、地球内部のあらゆる物質を実験室で合成できたのです。

廣瀬敬教授は世界に先んじて、2004年にはマントル最下部層の主要鉱物「ポストペロフスカイト」を発見し、2010年には内核の結晶構造を解明するなどの大きな成果を挙げました。

マントル深部・コア物質の相転移の研究に加え、弾性波速度、電気伝導度、熱伝導率、溶融現象、元素分配などを高圧高温下で調べています。廣瀬敬教授が素晴らしいのは、他の学部や修士の学生であっても世界最先端の研究に挑戦できるようにしていることです。

地球や惑星の「構造」や「物質の状態」、さらには「進化」を理解する上で重要なのが高圧高温下の状態を考察することです。地球表層にある物質のほとんどは高圧下で相転移を起こし、その結晶構造が変化して異なる物性を持つようになったことです。

新たな相転移の発見はもちろん重要です。その圧力や傾きを精度良く決めることも大切です。放射光X線を用いた高圧下でのその観察に加え、常圧で回収した試料の内部を切り出して組織や化学組成を詳細に観察することも重要な手段です。

地球や惑星の「構造」や「物質の状態」、さらに「進化」を理解する上で重要なのが高圧高温下での状態図です。地球表層にある物質のほとんどは高圧下で相転移を起こし、その結晶構造が変化して異なる物性を持つようになります。

新たな相転移の発見はもちろん重要ですし、その圧力や傾きを精度良く決めることも大切です。放射光X線を用いた高圧下でのその場観察に加え、常圧で回収した試料の内部を切り出して組織や化学組成を詳細に観察することも有力な研究です。

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 2) 地球の内部構造

廣瀬研究室では、天然のダイヤモンドと高出力レーザーを用いた「レーザー加熱式ダイヤモンドセル(LH-DAC)」と呼ばれる装置を用いて、地球の中心を超える超高圧高温環境を静的に作り出すことに成功しました。

この装置でコアの熱進化を計算するのに重要な、鉄の熱伝導率をコアの高圧高温下で初めて測ってみると、従来の推定値よりも3倍高かったことを突き止めたそうです。レーザー加熱式ダイヤモンドセル

また、超高圧実験の試料は小さいので化学分析がこれまで困難でしたが、収束イオンビームという装置の導入により、今では比較的容易に超高圧下での化学反応や元素分配を調べられるようになったそうです。

地球内部を調べるには地球内部の超高温高圧状態を実験で再現することが必要不可欠です。右上の写真のように手のひらにのるDAC装置を用いれば、地球内部のあらゆる温度・圧力状態を再現し、様々な物質を実験室で合成できるのです。

地球の半径は約6400キロあります。内部は大きく、中心部から順に金属でできている「コア」、岩石でできている「マントル」、我々が住んでいる「地殻」の3つの層で構成されています。

初期の地球では、ジャイアントインパクト、マグマオーシャン、コアとマントルの分離など、一連の大きなイベントがあり、それらを通じて、地球は大気・マントル・コアへと分化したと考えられています。

これらの大イベントは65年も前から知られているにも関わらず、詳細は現在でも大きな謎とされています。廣瀬教授の発見したポストペロフスカイトはマントルの中でも最下部層の物質で、ちょうどコアとマントルの境界領域にあたります。

地球の内部は、たまねぎのように何層にも分かれていることが分かっています。たまねぎの皮を外側から順に1枚ずつはがしていくように、地球を外側の層からはがしていくと最後に残るのがコアです。

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 3) 温度2500ケルビンの実現

その上のマントル自体もさらに4層に分かれていて、上から3層目まではそれぞれどのような物質でできているのか分かっていました。ところが、一番下の4層目に関してはさまざまな仮説があり、憶測の域を出ていなかったのです。

我々が住んでいる地殻と大気との境界はとても大きな境界で、そこでは生命活動も含め実にさまざまな現象が起こっています。地球の内部で最も重要な境界はどこかと考えたとき、コアとマントルの境界領域であることは明らかです。

では、どうやって、深さ2600キロを目指すのか。誰もが真っ先に思いつくのが掘削です。しかしながら、世界最高レベルの掘削能力を誇る深海掘削船「ちきゅう」でさえ、海底下の厚み約7キロの地殻を掘り抜くのが大目標というのが現実です。

地球内部は、中心に近づけば近づくほど高圧高温になっていくことが知られています。そこで登場するのが、高圧高温実験装置です。地球の中心部の圧力は約364万気圧、温度は5000k(=ケルビン:絶対温度)以上にも及びます。

「ダイヤモンドアンビルセル装置」は、正16角錐にカットした2個のダイヤモンドの先端を少し削って平らにし、その上に試料を乗せ、2個のダイヤモンドの間に挟みこんで圧力をかけ、そこにレーザーを当てて試料を加熱していきます。

この軽元素を同定することも、地球の形成を理解する大きな手がかりになります。軽元素を含む鉄合金の物性を調べてコアの観測値と比較する研究の他、高圧高温下におけるマントルとコアの化学平衡や、マグマオーシャンの結晶化を理解する必要があります。

マントル最深部を目指すには、120万気圧以上、温度2500以上を達成する必要がありました。そこで、廣瀬教授は1996年から1年半にわたり、米国のカーネギー地球物理学研究所に客員研究員として赴任して基本的な技術を習得しました。

帰国後、本格的にダイヤモンドアンビルセル装置を作り高圧高温実験を開始しました。深さ2600キロに匹敵する温度と圧力を実現するのは容易ではありません。試行錯誤の末に2002年の冬、遂に125万気圧、温度2500ケルビンの実現に成功しました。

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 4) ポストペロフスカイト

生成された物質を解析すると、誰も想像もしえなかった結晶構造の物質が目の前に現われました。この物質を「ポストペロフスカイト」と命名し、これまで謎とされていたマントル最深部の地震学的観測データを非常によく説明できることが分かりました。

「紙のようにぺらぺらと薄くはがれる“雲母”と呼ばれる鉱物をご存知ですか?ポストペロフスカイトは、薄くはがれやすいわけではないのですが、雲母と似たような結晶構造をしていて、それが電気や熱をよく通すことが分かったのです」と廣瀬教授は説明します。

地球や惑星の“構造”や“物質の状態”、さらには“進化”を理解する上で重要なのが、高圧高温下での状態図です。地球表層にある物質のほとんどは高圧下で相転移を起こし、その結晶構造が変化して異なる物性を持つようになります。

新たな相転移の発見はもちろん重要ですし、その圧力や傾きを精度良く決めることも大切です。 放射光X線を用いた高圧下でのその場観察に加え、常圧で回収した試料の内部を切り出して組織や化学組成を詳細に観察することも有力な手段です。

地球の熱的・化学的進化を理解するには、熱伝導率・粘性・化学平衡・元素分配などを地球深部の環境下で測定する必要がありますが、過去の超高圧下での測定はかなり限られています。

コアの熱進化を計算するのに重要な、鉄の熱伝導率をコアの高圧高温下で初めて測ってみたら従来の推定値よりも3倍高かった、というのは最近わかった話です。また、超高圧実験の試料は小さいので化学分析がこれまで困難でした。

収束イオンビームという装置の導入により、今では比較的容易に超高圧下での化学反応や元素分配を調べられるようになっています。地球の中心は365万気圧55000度の超高圧・高温の世界です。

地球のコアには2つの大きな未解決問題があります。コアの化学組成は何か、地球の磁場はなぜ存在しえたのかです。廣瀬研究室は、初期のコアの主要な軽元素と考えられる酸素とケイ素を含んだ二酸化ケイ素箔を融解させ、その結晶化メカニズムを明らかにしました。

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 5) 地球のコアの秘密

地球の中心であるコアは、液体金属でできた「外核」と固体金属でできた「内核」の2つでできています。内核が出現したのは約35億年前と思われましたが、ポストペロフスカイトが内核の形成を促進していることが廣瀬教授よって明らかになりました。

地球の中心には、鉄を主な成分とする固体の内核が存在します。しかし、その温度・圧力下における鉄の結晶構造は分かっていませんでした。2010年に、地球の中心部の物質は、鉄の原子同士が高密度で結合する「六方最密充填」と呼ばれる構造であることを突き止めました。

六方最密充填構造とは、結晶構造の一種で、正六角柱の上面および底面の各角及び中心と、六角柱の内部で高さ1/2 のところに3つの原子が存在します。底面の中心に位置する原子は、底面の角の6原子及び上下の各3原子と接する最密充填構造です。

大きな発見は、コアの温度と圧力条件で冷却に伴い、溶融した鉄合金から二酸化ケイ素が析出したことです。これまでの先行研究で予想されていた初期のコア化学組成では、どれでも二酸化ケイ素が析出してしまうのです。地球の内部

鉄液体中のケイ素と酸素には共存できる上限の量があり、現在の地球コアに含まれる主成分はいずれか一方であることが初めて明らかになりました。さらに、二酸化ケイ素は鉄よりも軽く浮力を持つため、組成対流を駆動し地球の初期から磁場が存在したことも説明がつきます。

これにより、磁場のベールで守られ、生命を育める星、地球にどうして進化できたのか明らかになりました。廣瀬研究室は2010年4月には遂に364万気圧と5000ケルビンを超える圧力と温度を達成し、世界で初めて地球の中心部に到達しました。

「我々の研究室がいつも一番乗りで記録を到達できた要因は4つあります。何が何でも達成するぞという強い熱意、次にダイヤモンド研磨技術の改良を続けてくれた町工場の凄腕の研磨工さん、世界最高性能の放射光施設であるSPring-8です。

そして何より、失敗してもへこたれることなく、黙々と実験を続けてくれた優秀な東京工業大学の学生さんのお陰です」と語る廣瀬教授。成功の影には、数え切れないほどの失敗があったでしょう。廣瀬教授はそんな苦労の跡は微塵も見せず、朗らかに笑いました。

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2 次の段階へ

 1) 地球生物の進化

さて、ポストペロフスカイトの発見により様々なことが分かってきました。なかでも廣瀬教授が注目したのは、地球と生物の進化の歴史は相互に密接に関係しているのではないかということです。

現在コアは5億~10億年前の間にできたと考えられています。約5億年前と言えば、生物爆発さらには陸上への進出が起こった時代です。このことから、内核の形成と生物爆発もしくは陸上への進出とはリンクしているのではないかという仮説が成り立ちます。

「このように、生物の進化の歴史は地球科学なしには語れません。生命がいつどこで生まれどうやって進化してきたのか、この人類の根源的な謎を解明するには、地球の歴史の解明が不可欠なんです」と廣瀬教授は語ります。

すなわち、鉄液体中には共存できる上限の量があり、現在の地球コアに含まれる主成分はいずれか一方であることが初めて明らかになりました。さらに、二酸化ケイ素は鉄よりも軽く、浮力を持つため組成対流を駆動し、地球の初期から磁場が存在したことも説明がつきます。これにより、磁場のベールで守られ、生命を育める星、地球に、どうして進化できたのか明らかになりました。

地球内部の層構造を実験下で推測する研究の概要は、地球の内部にどんな層構造ができているのかを調べています。地震学の観点から考えると、地球内部の真ん中には「コア」という鉄の塊があり、その外側に「マントル」と呼ばれる岩石の部分があります。また地表には「地殻」というまた別の種類の岩石があります。

地球の中はこの3つの層からできています。小学生が読む図鑑で一度は目にしたことがあるかもしれませんが、たいていそこに書いてあるのは、「地球の真ん中には鉄の塊があって、その外側に岩石があって……」というような説明のされ方です。

これをもう少し詳しく見ると、コアと呼ばれる鉄の塊には中心に固体部分があり、これを「内核」と呼びます。一方でその外側には液体のコアがあり、これは「外核」と呼ばれています。一口にコアといっても2種類あります。

コアは95%が液体で、固体部分は5%ほどです。コアの外側にはマントルがあり、マントルは4つの層に分かれていて、浅いところから上部マントルや遷移層という名前がつけられており、その上に地殻があるといった感じです。

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 2) 相転移

なぜマントルが4つに分かれているかは、地震波のデータを見ただけでわかることではありません。地震波の速度はわかっても、この層にはどんな石があるのかということまでは、データの数字からはわからないのです。

岩石はいくつかの鉱物が集まって成るものです。圧力と温度とともに鉱物の種類や結晶構造が変わっていくことを指します。結晶構造の変化を「相転移」と呼んでいます。例えば「炭素」といっても、鉛筆の芯も炭素ですし、ダイヤモンドも炭素です。

両方とも同じ炭素ですが、鉛筆の芯に5万気圧と1000度くらいの温度をかけると、ダイヤモンドになります。炭素がなにか別のものになるのではなく、相転移したのです。化学組成は変わらないものの、結晶構造つまり炭素の結合状態が変わるということです。

炭素がつくる結晶が、グラファイトといっている鉛筆の芯からダイヤモンドに変わる。これが多分一番わかりやすい例だと思います。グラファイトはすごく柔らかく、鉛筆の芯として使えます。

ダイヤモンドは、人類が知っているものの中で最も硬い物質です。すごく柔らかいものから、すごく硬いものになるということになります。鉛筆の芯は真っ黒ですが、ダイヤモンドは透明です。鉛筆の芯は一定の電気を通しますが、ダイヤモンドは全く通しません。

このように、相転移によってとにかくガラッと物性が変わってしまうのです。我々の身の回りにあるほとんどすべてのものは、マントルの深いところまで持っていってしまえば別の結晶構造に変わり、物性がガラッと変わってしまうのです。

マントルの一番上部にある岩石や鉱物を掘ることはできませんが、実際に採ってくることはできます。マントルの石は、地表に露出しているところもあり、そこでマントルの石や鉱物を採ってくることができます。

宝石屋さんによくある「ペリドット」という黄緑色の石は「カンラン石」というもので、上部マントルの主要鉱物(6割ほど)を占めるものです。深さ410キロよりも深いところには、地震波がより伝わりやすい「遷移層」と呼ばれる部分がありますが、この遷移層を占めているのは、カンラン石が相転移した別の鉱物だとされています。

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 3) 高圧を加える

なぜ地震波が伝わりやすいのかというと、もっと硬いからです。ペリドットに15万気圧をかけ、温度を1000度程度にあげると、黄緑色だったものがより色の濃い緑色の鉱物に変化することがわかっています。ダイヤモンドとグラファイトほどの相転移ではありませんが、より硬い鉱物になるということです。

このようにある物質を実験室で相転移させ、その性質を観察することで、地球内部の層の性質を推測することができる、というわけです。ペリドットの相転移が初めて調べられたのが、1950年代のことでした。

このことから「相転移により、マントルの中には4つの層構造があるのではないか」という疑問が出てきたのです。深さ410キロの部分の相転移に関しては実験で証明されたましたが、まだあと2層あり、その正体に相転移が関係しているのかは分かりません。

別の層が始まる深さは決まっていて、例えば世界中のどこに行っても深さ660キロより下の部分は地震波のスピードがさらに早くなります。また、その深さでかかる圧力もわかっています。実験室で圧力にすると24気圧なのですが、その環境下で物質がどうなるかというのが次の疑問でした。

深さ410キロの位置は15万気圧ですが、この圧力を出せるようになったのは1960年代のことです。一方で24万気圧を出すことに成功したのは1974年で10年ほどかかっています。

もう一つ、最後の層については深さが2600キロもあり、圧力も120万気圧程度です。この環境の再現には、かなりの時間がかかりました。この層の再現を最初に成功したのが廣瀬研究室でしか。

「レーザー加熱式ダイヤモンドセル」は、実験装置の名前です。ダイヤモンドを使うのは、高圧を出すためです。高圧を出すためには硬いもので押さなければなりません。硬くないと押すほうがつぶれてしまうため、この装置ではダイヤモンドを使っています。

ここまでは加圧についての話ですが、地球の中は高圧かつ高温の世界なので、同時に温度も上げなければなりません。温度を上げる方法はいくつかあるのですが、その一つがレーザーによる加熱です。透明なダイヤモンドを使っていれば、レーザー光をそのまますり抜けさせ、試料に直接レーザーを当てて温めることができます。

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 4) 若い研究者へ

試料を超高圧かつ超高温にできるのが、レーザー加熱式ダイヤモンドセルの特徴です。高圧・高温実験にはいくつかのやり方がありますが、地球の深いところを再現するには、このダイヤモンドセルでないとできません。

廣瀬研究室では他よりも高い圧力が出せるので、他の研究室とは一線を画すと言えるでしょう。世界中にある研究室の中でも、本当に最先端で同じような研究をしている研究所の数は20ぐらいで、アメリカとヨーロッパ、あとは日本にいくつかというほどです。

実際の観察においては、加熱している最中にそのままX線の光を通して試料がどうなっているかを見ることもあります。それは東大ではできないので、スプリングエイトという兵庫県にある専用の研究施設に、廣瀬敬教授は毎月通っています。

2012年、地球科学と生命科学を融合したプロジェクト(ELAI)を基盤に、地球と生命の誕生の謎の解明を加速させたいと意気込んでいます。最後に廣瀬敬教授は、研究者の道を志している後進に対して、こんなメッセージを贈ってくれました。

「研究者に重要なことは、熱意、努力、そしてほんの少しの運です。また、何事においても、最初から無理だと決めてかからずに、まずは挑戦してみることが大切です。そのちょっとした気持ちの持ちようが、人生を大きく変えていきます。

もし、成績があまりよくないから研究者の道は無理だろうと思っている人がいるとしたら、そういったつまらない考えはすぐに捨ててどんどん挑戦していきましょう。それによって道はおのずと開かれていきます」と若い人々に廣瀬敬教授は語っていました。

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参考資料:東京大学理学部廣瀬研究室、居間からサイエンス~地球誕生の謎に迫る!産総研地質調査総合センターなど。