4 ガス設備
1 ガス管の修繕・更新時期
・ 法定点検での不具合(不具合や故障、ガス漏れ)
・ ガス漏れ警報器の作動
・ ガス臭い、異音
・ ガス管の腐食・劣化
修繕
・ ガス漏れ箇所の修理、部品交換
・ ガス機器の修理、部品交換
・ ガス管の補修・交換
・ ガス漏れ警報器の交換・増設
更新
・ ガス管の更新
・ ガス漏れ警報器の更新
定期的な点検を通じてガス漏れや不具合を早期に発見し、事故を未然に防ぐ
5 空調・換気設備
1 修繕・更新時期と内容
エアコン、換気扇、換気口、短期ガラリ
設備 | 耐用年数 | 修繕更新時期の目安 | 修繕内容 | 更新内容 |
---|---|---|---|---|
エアコン(集会室・管理棟) | 10~15年 | 故障時、能力低下時、異音異臭発生時、10年経過後 | フィルタ鋼清掃、部品交換、ガス補充 | 機器本体交換 |
換気扇 | 10~15年 | 故障時、能力低下時、異音異臭発生時、10年経過後 | 故障時、能力低下時、モーター交換 | 機器本体交換 |
換気口(換気ガラリ) | 20~30年 | 錆・腐食、破損、変形、目詰まり発生、20年経過後オ | 清、補修、塗装 | 部品交換、新設 |
最新の省エネタイプの設備にすることで、電気代の節約や環境負荷が軽減
6 電灯設備
1 照明器具の修繕・更新時期
・ 点灯しない、または点滅する(電球の寿命、安定器の故障、配線不良)
・ 明るさの低下
・ 異音や異臭
・ 外観の劣化
・ 貸耐用年数(約10~15年)
・ 省エネ性能の高い照明器具の登場
修繕
・ 電球の交換
・ 安定器の交換
・ 配線・接続部の補修
・ カバーの交換・清掃
更新繕
最新のLED照明器具への交換
センサーライトへの変更
調光機能付き照明への変更
デザイン性の高い照明器具への変更
最新のLED照明は性能が向上
・ 省エネ性能(10年間:約80~100lm/w、現在:150lm/w以上)約1.6倍)
・ 寿命(10年間:約4万時間、現在:5万~6万時間)
修繕・更新時期と内容
・ ブレーカーが頻繁に落ちる(容量不足・漏電)
・ 異音・異臭・発熱(ショート・漏電)
・ 焦げ跡や変色(ショート)
・ 機器の老朽化(築30年以上)
・ 新しい電気設備の導入(EV充電設備、太陽光発電設備)
・ 入居者からの要望(スマートメーター導入)
修繕
・ 劣化・損傷した配線、ブレーカー、端子などの交換
・ 接続部の増し締め、清掃
・ 配線抵抗測定、接地抵抗測定などの点検
更新
・ 配電盤の容量アップ
・ 分電盤の増設
・ 配線の更新(より太い電線への交換など)
・ スマートメーターの導入
・ その他、最新の安全基準に対応した設備への更新
電気自動車の充電設備や共用部しせつのぞうかなど、将来的な電気使用量の増加を見込む
7 幹線・避雷針
修繕・更新時期と内容
設備 | 耐用年数 | 修繕・更新時期の目安 | 修繕内容 | 更新内容 |
---|---|---|---|---|
幹線 | 20~30年 | 絶縁抵抗低下、漏発生時、外観劣化(錆・腐食)がみられる場合、20年経過後 | 全面的な配管交換、感染ルート変更 | 全面的な配線交換、幹線ルート変更 |
避雷針 | 10~15年 | 腐食・破損、接地抵抗血の異常時、10年経過後 | 腐食部の補修、塗装、設置抵抗値改善 | 避雷針本体交換、設置工事 |
省エネ技術を取り入れた設備に更新することで、電気代の節約や環境負荷が低減
8 情報・通信設備
1 電話回線
修繕・更新時期
・ 耐用年数:数十年程度
・ 老朽化、損傷
※ 光回線等の切り替えが進み、電話回線の利用頻度が低下している場合は更新せずに廃止するケースも
修繕・更新内容
・ 老朽化した配線やケーブルの交換
・ 損傷した箇所の修理
・ 光回線など高速インターネット回線への切り替えに伴う、電話回線の撤去
老朽化や損傷への対応に加え、使用状況に応じて廃止やインターネット回線への移行などを検討
2 インターネット設備
修繕・更新時期
・ 速度低下や通信障害が頻発
・ セキュリティ上の虚弱性
・ 新しい技術やサービスに対応できない
・ 物理的な損傷や老朽化
・ 入居者からの要望
修繕
・ 劣化・損傷したLANケーブル、コネクタ、スイッチングハブ、ルーターなどの交
換
・ 機器の設定変更(通信障害への対応、セキュリティアップデート等)
・ 機器や配線の清掃
更新
・ より高速な回線(光回線など)などの変更
・ 老朽化した機器や、新しい技術・サービスに対応できない機器の交換
・ ネットワーク構成の変更(VLANの導入、メッシュwi-fiの構築など)
・ セキュリティ対策の強化(ファイヤーウオール、セキュリティ設定の強化)
将来の技術変化や入居者のニーズに対応できるよう、拡張性や柔軟性を考慮
3 テレビ共聴設備
修繕・更新時期
・ 耐用年数(15~20年)
・ 画質・音質の劣化(設備の劣化、ケーブルの損傷)
・ チャンネルの受信障害(アンテナやブースターの不具合)
・ 新しい放送サービスに未対応
・ 入居医者からの要望(画質・音質改善)
修繕
・アンテナの調整・交換
・ ブースターの調整・交換
・ 分配機・分岐器の交換
・ ケーブルの交換・補修
・ その他の不具合箇所の修理・交換
更新
・ 4K・8K放送対応機器への交換
・ 新しいBS/CS放送対応機器への交換
・ 光配線方式の変更
・ 共聴設備のデジタル化
・ その他、最新技術への対応
最新の放送サービスへの対応と安定した受信環境の維持を両立できるように、技術の進歩や入居者のニーズ、コストなどを考慮
4 インターホン
修繕・更新時期
・ 呼称や不具合が頻発(呼び出し音が鳴らない、映像が映らない、通話ができない)
・ セキュリティ上の虚弱性(不正アクセス、盗聴のリスク)
・ 新しい機能やサービスに未対応(スマホ連携、宅配ボックス連携)
・ 物理的な損傷や老朽化(パネルのひび割れ、ボタンの反応不良、音声の劣化)
・ 入居者からの要望(使い買って、機能)
修繕
・ アンテナの調整
・ パネル、ボタン、スピーカーなどの修理、交換
・ 配線・接続部の点検・補修
・ 設定編空、ソフトウェアアップデート
更新
・ 最新機種への交換
・ カメラ付きインターホンへの変更
・ スマートフォン連携機能の追加
・ 宅配ボックス連携機能の追加
・ オートロックシステムとの連携強化
・ 防犯機能の強化(録画機能、訪問者歴の確認など)
セキュリティ性、利便性、将来性、費用対効果を総合的に考慮し、住民のニーズに合わせた適切な機種選定
5 防犯カメラ
修繕・更新時期
・ 映像の劣化(ノイズ、ぼやけ、色)
・ 録画・竿伊勢の不具合
・ 機能の低下(高解像度化、広角化、夜間撮影機能、不審者検知、自動追跡)
・ 物理的な損傷や老朽化
・ 入居者からの要望(防犯意識、セキュリティニーズ)
修繕
・ カメラ本体、レンズ、ハウジングの交換
・ ケーブルの交換
・ レコーダー、ストレージの修理・交換
・ 設定変更、ソフトウエアアップデート
更新
・ 最新機器への交換
・ 高解像度化、広角化、やカンサス英機能の向上、
・ AI機能の搭載(不審者検知、自動追跡など)
・ ネットワークカメラのへの変更(遠隔監視、クラウド録画など)
・ 防犯カメラの増設
プライバシーへの配慮と防犯効果の向上を両立できるよう、適切な設置場所、画質、機能を選択し、法令順守と住民合意に基づいた運用を行う。
6 宅配ボックス
修繕・更新時期
・ 呼称や不具合が頻発(扉が開かない、閉まらない、暗証番号が認識されない、タッ
チパネルが反応しない)
・ 修理部品の供給終了
・ セキュリティの虚弱性(盗難、不正利用)
・ 新しい機能やサービスに対応できない(スマホ連携、大型荷物対応)
・ 物理的な損傷や老朽化(扉のゆがみ、塗装の剥がれ、錆)
・ 入居者からに要望(容量不足、機能面)
・ 利用率が低い(設置場所、サイズ、機能の見直し)
修繕
・ 呼称部品の交換
・ 扉、ロック、タッチパネルなどの修理・交換
・ 配線・接続部の点検・補修
・ 設置変更、ソフトウエアアップデート
・ 塗装の塗りなおし、クリーニング
更新
・ 最新機種への交換
・ 容量の増設
・ スマートフォン連携機能の追加
・ 非対面での受け取り機能の追加
・ 大型荷物対応機能の追加
・ 冷蔵・冷凍機能の追加
故障や老朽化、セキュリティ対策、利用者のニーズの変化に対応
9 消防用設備
1 消火設備
修繕・更新時期
・ 耐用年数
・ 消火器(約10年)
・ 屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、連結散水設備、泡消火設備(約20年)
・ 自動火災報知設備(約10~15年)
・ 点検で不具合や故障が見つかった場合(消火器の圧力低下、ホースの亀裂、感知器
の不作動、警報ベルの故障)
・ 外観の劣化や損傷(消火器の腐食、ホースのひび割れ、表示板の破損)
・ 新しい基準や技術に対応できない(消防法、関連法令の改正)
修繕
・ 消火器の薬剤交換、部品交換
・ ホース、ノズル、連結金具などの交換
・ 感知器、受信機、発信機などの交換
・ 警報ベル、誘導灯などの交換
・ 配線、配管などの補修
更新
・ 最新の消火器への交換
・ 高性能な感知器、受信器への交換
・ 避難器具の更新
・ その他、最新おお機銃や技術に対応した設備への更新
消火s絶日は、住民の生命・財産を守るために非常に重要な設備。定期的な点検と適切なタイミングの修理・更新を行う。
2 排煙設備・防火戸・防火シャッター
修繕・更新時期 | 修繕・更新内容 | ||
---|---|---|---|
排煙設備 | 法定点検などで不具合指摘・作動不良(排煙口が開かない・排煙ファンが動かない)、老朽化、新基準に未対応 | 排煙口:開閉装置の交換、モーターの交換、排煙ファン:モーターの交換、ベルトの交換、配線・配管:劣化している部分の交換、補修。 制御盤:部品の交換、プログラムの更新 | |
防火扉・防火シャッター | 法定点検での不具合指摘、開閉不良、変形・補修、老朽化(錆、腐食、塗装剥がれ)、新基準に未対応 | 防火戸:扉本体の交換、丁番や錠前の交換、枠の補修 防火シャッター:シャッターの本体の交換、開閉装置の交換、加齢度レールの補修 |
排煙設備や防火戸・防火シャッターは、火災発生時の安全確保に不可欠な設備。定期的な点検と適切なタイミングでの修繕・更新を行う。
10 昇降機設備
1 エレベータ
修繕・更新時期
・ 法定点検での不具合指摘(ブレーキ摩耗、制御盤の異常、ドアセンサーの不具合)
・ 故障や不具合頻発(エレベータ停止、異音や振動が多い、ドアの開閉がスムーズでない)
・ 耐用年数(約 20~30年)
・ 部品の製造終了
・ バリアフリー化(かご内寸法の拡大、音声案内装置設置、車椅子対応ボタンの設置)
修繕
・ ブレーキ、モーター、制御盤などの部品交換
・ ドア、かご、レールなどの修理・調整
・ 配線、配管などの補修
・ 安全総tの点検・調整
更新
・ 最新の昇降機設備への交換
・ 省エネタイプの設備への交換
・ バリアフリー対応設備への変更
・ デザイン性の高い設備へ絵の交換
安全性・快適性、老朽化対策、省エネ化、バリアフリー化などを考慮
2 エレベータの修繕方法
全撤去リニューアル
工期が長くエレベータ制止機関が長いためマンションではほとんど採用されない
準撤去リニューアル
一部既存品を利用し、最新の部品を組み込んでで機能、性能、意匠を最新版に入れ替える
制御リニューアル
制御部品のみ交換するため返上の安全基準に満たない場合も
準撤去リニューアルで資金計画し、実際の工事は制御リニューアルを含めて検討、エレベーターメンテナンス契約の精査も
11 立体駐車場設備
1 自走式、機械式
修繕・格子の時期と内容
設備 | 耐用年数 | 修繕・更新時期の目安 | 修繕内容 | 更新内容 |
---|---|---|---|---|
自走式 | 30~40年 | 塗装の剥がれ、ひび割れ、鉄骨の腐食、床面の劣化、照明の不具合などがみられる場合、30年経過後 | 塗装、床面補修、照明器具交換、スロープ改修、車止め交換など | 立体駐車場の増設、減接、平面駐車場への変更、機械式駐車場への変更など |
機械式 | 20~25年 | 故障頻発、部品入手困難、騒音・振動の増加、安全装置の具合、利用者ニーズの変化などがみられる場合、15年経過 | 部品交換、駆動装置オーバーホール、制御盤改修、安全装置点検・交換など | 機器本体交換、最新機種への更新、自走式駐車場への変更など |
住民のニーズを把握し、将来を見据えた適切な修繕・更新を行う
2 装置入れ替え・平置化
機械式駐車場の装置入れ替え・平置化
2 ロードヒーティング
修繕・格子の時期と内容
・ 目安(15~20年)
・ 路面のひび割れ
・ 舗装の剥がれ
・ 発熱不良
・ 漏水
修繕
・ 温水式:パイプの漏水修理、ポンプやバルブの交換など
・ 電気式:ヒーター千雄断線や接続不良などの修理、センサーや制御盤の交換など
更新
・ 温水式:パイプの全面交換、ボイラーの更新など
・ 電気式新しい発熱体に交換、制御システムの更新など
工事
厚生工事(樹脂ライニング工法)
騒音・振動(機会の稼働音、振動)、断水・減水(配管内部の洗浄時、臭気(薬剤)、工事中の立会い・内装復旧が必要な場合も